20~30代のハイクラス転職ならエリートネットワーク。口コミやおすすめを徹底調査

editor_4

エリートネットワークとは

1997年に設立された正社員の求人案件専門の人材紹介会社です。派遣社員やパート、アルバイトなどの非正規雇用はいっさい紹介しておらず、あくまでも正規の雇用形態である正社員のみにターゲットを絞った転職エージェント。

その中でもかつては人脈を活かした、40~50代の総合職中心の案件の取り扱いが多かったのですが、現在は20~30代の若い年代層へとシフトしているのが目立つところです。2010年以降、団塊の世代が退職年齢に到達し始めたのが理由の一つと考えられるかもしれません。

代表の松井隆氏は(株)リクルート出身で、雑誌の「とらばーゆ」「月刊ハウジング」などの創立メンバーを務めたというキャリアの持ち主です。著書に大事なことはみんなリクルートから教わったがあるなど、リクルートの社風や文化を背景に持った人物であるということがうかがえるでしょう。

他の社員もリクルート出身者が多く、転職サービスのスタイルもリクルート風とされており、エリートネットワークで紹介する案件の多くがその人脈を活かしたものとなっています。

紹介案件の多くに、リクルートが開発した「SPI」と呼ばれる適性検査が用いられている企業が多数ありますが、エリートネットワークの人物評価に関しては、アナログ的なものが重要視されているため、転職希望者と必ず直接会って話をし、履歴書や職務経歴書からだけでは判断できない内面性を見て、求職者の可能性を判断している人材紹介会社です。

精神的なものや内面性は、マークシートの適性検査だけでは計り知れないということに、ポイントを置いていることの現われといえるでしょう。

エリートネットワークの特徴を他社サイトと徹底比較

転職エージェント(人材紹介会社)は日本に10,000社以上あります。このため、いざ利用しようと思った時、どこに登録したらよいのか迷ってしまうかもしれません。ここではエリートネットワークの特徴を他社と比較してご紹介しますので、転職エージェントを選ぶ際の参考にしてください。

正社員の雇用に的を絞った人材紹介会社

あくまでも正規の長期雇用形態である正社員のみにターゲットを絞った転職紹介を行っており、派遣社員やパート、アルバイトというような非正規の短期雇用形態の仕事は一切紹介していない転職エージェントです。ただし、社員登用を前提にした、半年~一年単位の更新となる契約社員の案件はあります。この点は、新卒採用と同様の試用期間と考えればよいでしょう。

20~30代のハイクラス求人が中心

他の転職エージェントに比べて、ハイレベルで高年収な人材を多く取り扱っています。以前までは、管理職対象となるシニアへの転職支援がサービスの中心でしたが、近年リクルートやビズリーチ、JACリクルートメントなど、ハイレベルなシニア層の取り込みに力を入れるエージェントが増加し、競争が激化。このため、20代の第2新卒から30代へとターゲットを移行した可能性があるでしょう。

背景に1947年生まれの団塊の世代が退職年齢に差し掛かり始めたことが考えられるといえるでしょう。ハイクラスのシニア層自体の数が、かつてに比べて減ってきている状態といえます。

しかし、ターゲット層は移行しても、第二新卒の若手から経営トップクラスのシニア層まで、幅広い年齢に対応しているのでチェックしておくことをお勧めします。

エリートネットワークがこれまで培ってきた人脈や転職スキルはずっと活かされていくといえるので、ターゲット層をシフトしても変わらぬサービスを提供していくことでしょう。

求人数・掲載数

30人の小規模の会社ながら、大手にひけをとらない数といえるでしょう。これもリクルート出身者で占められているスタッフの人脈が背景にあるといえます。このことからも、スタッフの一人ひとりが多くの情報を持っている転職エージェントといえるかもしれません。

履歴書や職務経歴書の添削サービス

エリートネットワークは、基本的に面談では歴書や職務経歴書の添削サービスを行っておらず、あってもごく簡単なものという情報が多いです。これは、転職希望者の甘えをなくすため、自分の力での解決など、自主性を重んじるサービスとなっていることの現われといえるかもしれません。

インターネットの普及により、多くの転職に関するノウハウが容易に得られる時代なので、書類などの基本的な知識は自分でつけるべき、ということを求職者に促している可能性もあります。この点に関しては、理解しておくことをおすすめします。

面接対策

企業人事とのやり取りも、担当エージェントが行っており、企業の採用担当代理のような立場で転職希望者と接してきます。そのためエージェントとの面談は、実際の企業面接を想定した、第一次選考だといってもよいでしょう。

他社エージェントの面談ではリラックスすることを求められることもありますが、エリートネットワークでは本番の面接と同等の意識で望むことをお勧めします。また、登録時にメール添付で送付できる履歴書・職務経歴書から求職者のキャリアやこれまでの経緯は、分かっていますので担当エージェントが見るところは、転職への熱意や将来へのキャリアビジョンなど、心構え的なところといえるでしょう。

この点に関しても、前もってまとめておくことをお勧めします。

オフィスは東京の銀座のみ

エリートネットワークのオフィスの場所は、東京の銀座のみで他にはありません。他地域の人は、エリートネットワークの方から来てくれるということはないので、自分で出向く必要があります。この点は確認しておきましょう。このためアクセス面で不便と感じる人も多いようです。

また、第一回目の面談の後のやり取りはメールや電話が中心ですが、直接会って相談したり指導を受けたいときは、オフィスに出向く必要が出てくるので登録の参考にしてください。

ただ、エリートネットワークで転職が決まった人の体験記では、一月以内の短期間での活動が多かったので、人生の分岐点である転職に、お金や時間をかけても希望の転職エージェントを活用する価値はあるといえるかもしれません。

エリートネットワークの登録者データについて

エリートネットワークの登録者データは、ネット上で見つかりませんでした。

男女比では、ホームページの転職体験記を、女性に関する項目にチェックを入れて検索したところ、全1,056の体験記の内、12の女性の体験記が出てきたので、およそ利用者数の100人に一人程度が女性という考え方もできるかもしれません。

出典:エリートネットワーク

エリートネットワークの採用募集データについて

エリートネットワークの求人数

公開案件は約20,000件ですが、一般的に転職エージェントの求人数の内、8~9割程度が非公開求人とされているので、少なくとも8万件以上の非公開求人があることになります。

公開案件の内訳は、約1100社の日本の優良企業や約700社の日本の上場企業、さらに、約400社の外資系企業の日本現地法人と、人材紹介契約を結んでいるとなっています。

出典:エリートネットワーク

エリートネットワークで募集している職種・業界

エリートネットワークでは、経営や人事などの管理部門から営業や研究開発、また医師や弁護士、公認会計士、薬剤師、経営コンサルタントやSE、PM、などの専門職まで、さまざまな業界や職種の求人を取り扱っています。求人数の数に幅がありますが、第二新卒の20代から30代の若手社員、また役員・取締役等のシニアまで幅広い年齢に対応しています。

項目 詳細
営業・販売 ■営業/海外営業/企画営業/代理店営業/MR/販売職/仲介(人材マッチング/ブライダル)/オペレーター
管理/事務 ■人事/労務■財務/経理■会計/法務■総務/広報■受付/秘書
企画/マーケティング ■商品企画/サービス企画/経営企画/事業企画/業務企画■マーケティング/販促■市場調査/分析
業界専門職系 ■建築/土木/設備 ■医療/医薬/化粧品 ■金融専門職 ■不動産専門職・プロパティマネジメント ■コンサルタント ■デザイナー・クリエイター・イラストレーター ■編集・ライター・制作管理
技術系 ■Web・インターネット・ゲーム ■SE/ITエンジニア ■電気/機械/化学/食品エンジニア
金融系 ■ファンドマネージャー/トレーダー/ディーラー/運用/アクチュアリー/クオンツ/金融工学/M&A/ストラクチャードファイナンス/PE/調査/分析/金融エコノミスト/金融アナリスト
建築系 ■建築/土木/設備/設計/測量/積算/施工管理/施工監理/保守/メンテナンスなど
編集・ライター・制作管理系 ■編集・ライター■制作進捗管理・工程管理■プロデューサー・ディレクター・プランナー・AD
Web・インターネット・ゲーム ■Webプロデューサー/Webディレクター/Webデザイナー■フロントエンドエンジニア■サイト管理■ゲーム開発

エリートネットワークの会員登録から内定までの流れ

エリートネットワークを利用する際のおおまかな流れをご紹介します。大体は他の転職エージェントと同じですが、細かい注意点などありますのでぜひチェックすることをお勧めします。

会員登録方法

インターネットのHPからの登録となります。

1.WEB登録

エリートネットワークのHP→転職支援サービス→登録フォーム→転職支援サービスお申し込みに必要事項を記入(氏名・生年月日・性別・メールアドレス・学歴・勤務先企業など)

2.レジュメ登録

履歴書・職務経歴書を作成済みの方は、メールに添付して送ることで登録ができます。

エリートネットワークでは、履歴書・職務経歴書を非常に重要視しているので、レジュメ登録する人はしっかり作りこみましょう。具体的にはこれまでの実績が数字で表されていること、その実績に至るまでの過程周囲の状況など客観的な説明が盛り込まれているかがポイントです。

これまで、他の転職エージェントの履歴書・職務経歴書の提出で特に問題がなかった人も、この機会に内容を見直してみることをお勧めします。

出典:エリートネットワーク

履歴書・職務経歴書の提出方法

上記のレジュメ登録でHPから提出する方法と、面談時に提出する方法があります。

面談時に提出する人は、履歴書と職務経歴書のPDFデータとペーパーの両方を用意し、ペーパーの履歴書には履歴書用写真を貼りましょう。もうすでにレジュメ登録している人も、ペーパーのものを持参した方がよいでしょう。

面談の場所

エリートネットワークのカウンセリングは、東京の銀座オフィスで行われ、自分で出向く必要があります。ここは、転職希望者との面談をとても大事にしているので大事なポイントとなるでしょう。日時が決まれば、銀座オフィスでエリートネットワークの転職カウンセラーと実際の面談を行うことになります。

面談時の服装

エリートネットワークでは面談時の身だしなみもチェックされます。ラフな私服でOKのエージェントもありますが、エリートネットワークでは実際の面接を想定したビジネスでのきちんとした服装を求められます。高価なものである必要はありませんが、汚れがなくビジネスにふさわしいものを用意する必要があるでしょう。特に、普段の仕事がラフな服装でよいエンジニア系の人は注意が必要です。

エリートネットワークでは面談時に名刺が必要

一般的なエージェントではカウンセリング時に名刺の提出は求められませんが、エリートネットワークでは現職確認のために必ず名刺が必要とされますので、休日面談の際は忘れずに持参しましょう。

これは、一種の身分証明書の確認ともいえるので、転職エージェントを活用するにあたり、大切なことかもしれません。たしかに、転職エージェント側からすると本人確認がされないまま、転職サービスを開始することは大きなリスクといえるかもしれません。名刺の提出で確認が済むのであれば、手間要らずといえるでしょう。

実際の面談内容

面談の時間は、2時間程度が目安です。対面でのカウンセリングは電話と違い、時間をかけて求職者と話します。

面談では、カウンセラーの自己紹介と企業紹介→個人情報取り扱いの同意書と誓約書へのサイン→自分の経歴の紹介→ヒアリングという流れになります。以下、実際の質問内容です。

・自分の長所と短所について。短所を補うための工夫をしたり、長所を役立ててきたか。
・今回の転職についての家族の意見。賛成、反対、本人の自主性を尊重など。
・学生時代の思い出
・今後のキャリア形成についての計画や方向性
・今の会社への入社理由と転職理由
・転職の諸条件(会社規模、職種、勤務地、年収、労働時間などの労働環境)

特に、転職理由については自分ではっきりと確認し、説明できるようにしておくとよいでしょう。

エリートネットワークの面談では、転職希望条件をできるだけ具体的に話すことをお勧めします。その方が、希望を理解してもらいやすく、こちらの熱意も伝わるためです。具体的には、

・希望の仕事内容や入社後に貢献できる業務
・希望の立場、役職
・希望の職場環境

仕事とのマッチングをよくするためにも、こちらの希望を細かく説明し、カウンセラーに十分理解してもらいましょう。

エリートネットワークでは面談後すぐに会社を紹介してもらえるということはなく、求職者の希望や適正を考慮した上で後日、メールや電話で紹介してもらえます。

お仕事紹介・マッチング

エリートネットワークでは、企業と求職者のマッチング度が大変高いという傾向があります。これは、一人のカウンセラーが一貫して、求職者の面談から企業の営業まで、すべての過程を受け持っているからで、求職者の希望の仕事と企業の求める人物にずれが生じにくい好い結果となっています。

また実際の面談をすることによって、履歴書・職務経歴書などの書類に表しきれない人物像やヒューマンスキルを考慮してもらえるので、求職者にとっても、企業にとっても、希望のかなった理想の組み合わせが生まれやすい状況といえるでしょう。

一方、転職理由があいまいで、転職の必要がないと判断されれば、今の職場を続けることを勧められ、積極的な紹介はしてもらえないことがあります。

エリートネットワークから転職支援を受けられるようであれば、具体的な企業の紹介や推薦状と共に企業への打診をしてもらえます。

この後、書類選考が通過すれば、本番の企業面接となります。エリートネットワークの求人は、必ず適性検査がありますので準備しておくことをお勧めします。

履歴書添削

基本的には添削指導はないと考えておきましょう。これは求職者が自覚を持って転職に向かうためでもあります。また、カウンセラーからの高レベルの転職指導サービスによって求職者の考えも変わり、それが書類へと反映されていくでしょう。

出典:エリートネットワーク

面接

エリートネットワークでは転職に関する情報や心構え、面接での受け答えの方法等を詳しく教えてもらうことができ、一緒に戦略を考えてもらえます。できるだけカウンセラーと密に連絡を取り合い、有益な情報を得られるように働きかけるようにしましょう。実際にエリートネットワークを通して、転職を成功した人は企業面接時に、

・転職理由、志望動機、入社後に貢献できる業務内容を具体的にはっきりと。

・面接官の質問の意図をくみ取る。

・わかりやすく、積極的に、楽しく。

この3点に注意したということです。

出典:エリートネットワーク

内定から入社までの流れ

企業からのオファーがあり、入社が決定するとエリートネットワークに条件の交渉をしてもらえます。内定先の企業に対して、直接にはなかなか言いにくい、聞きにくいようなことに関しても、非常にスマートな交渉をしてもらえるため、内定先企業にマイナスの印象を与えることはありません。

その後も、入社までの手続き、初出社のアドバイスなどもエリートネットワークが行っており、決め細やかなサービスを受けられます。

出典:エリートネットワーク

エリートネットワークの評判・評価・口コミ・体験談

エリートネットワークの口コミや評価、体験談をまとめてみました。参考にしてみてください。

良い口コミや評判

ハイクラス案件が多い

[box class=”box1″]・レベルの高いハイキャリア、高年収の案件が多い。
・個人では見つけにくい希少価値のある案件が多かった。
・非公開案件も多く、思い切って登録して正解。
・企業とマッチする人には、とことん充実したフォロー体制を提供。
・厳しいという評判だったが、自分には相性がよかった。[/box]

エリートネットワークは、もともと40~50代の管理職向けの案件を中心に取り扱っていたため、高年収のハイクラス案件には非常に有利な転職エージェントといえるでしょう。最近20~30代の若い年齢層の転職にシフトしてきましたが、これまで蓄積してきた人脈やノウハウを活かせるハイクラス転職は得意分野といえます。

確かに大手の転職エージェントでも同じ案件が見られますが、エリートネットワークはハイクラスに特化した案件とサポートを武器にした集団ですので、求職者と企業のマッチングがあれば、その後のサポート方法は他の大手エージェントにはない満足を得られたという声もあります。

このように、大手にはない特色のある転職サービスを提供しているエリートネットワーク。30名程度の少規模の会社なので守備範囲を絞って、大手にはない特色を打ち出して行っている転職エージェントといえるでしょう。

企業とのマッチング重視

[box class=”box1″]・マッチすると判断されれば手厚いフォローがある。
・書類ではわからない、双方の希望や相性をじっくり見てくれる。
・企業とのマッチングがとてもよく、決まるのが早い。
・不採用だったがその理由を教えてもらい、次の企業への対策を考えてくれた。[/box]

マッチングがよく、相性のよい企業があれば紹介してもらえ、支援も厚いようです。

エリートネットワークは企業と求職者のマッチングを大変重視している転職エージェント。マッチングといっても履歴書や職務経歴書、求人票といった書類上の相性は、マッチングの一部分と考え、求職者のメンタリティ、ビジネスパーソンとしてのヒューマンスキルや企業の社風や文化と合うかといった、アナログでしか計れない部分も重要ととらえています。

このため、エリートネットワークでは必ず対面での面談を実施し、求職者一人ひとりの要望や、転職の背景を知り、案件と擦り合わせた上で、企業の紹介を行っているため、マッチングのミスは少ないといえるでしょう。

不採用となった場合も、なぜだめだったのかということを伝えてもらえ、次の応募企業への対策の糧となるように指導されます。

都内の案件が豊富

[box class=”box1″]・都内の企業が多いので、首都圏在住の自分にとってはよいエージェントだった。
・地方在住だったが東京の就職を希望していたため時間短縮して転職活動ができた。[/box]

エリートネットワークが都内の案件に特化しているということを知った上で、利用した人は満足の行く結果となっているようです。あくまで東京という地域に特化した地元エージェントとして利用するのがよいかもしれません。最近は海外の案件にも力を入れつつある転職エージェントです。

転職でメリットを感じられた

[box class=”box1″]・カウンセラーとの面談で自分の転職への甘さを認識した。
・これからのキャリアビジョンを真剣に考えるよい機会になった。
・転職エージェントのイメージが変わった。[/box]

エリートネットワークで説教されたという、口コミや体験談をよく見ます。この時、不快と感じて終わるか、明日からのキャリア形成の糧とするかは本人次第というところでしょう。エリートネットワークでは、経験に加え、ステップアップへの熱意ややる気も重要ととらえられています。

転職には、リスクが伴います転職先の企業に慣れるのに時間がかかる、スキルが通用しない、前の会社より待遇が悪くなった、もうすでに会社を退職しているが、次の会社がなかなか決まらない、など必ずしも理想通りの結果を得られないことも多々あるので、転職への覚悟や将来のキャリア形成ビジョンが明確にない人には、安易に企業の紹介はしていないといえるでしょう。

転職の理想と現実を知ることができ、現在の仕事の大切さを認識できたことは収穫の一つかもしれません。

悪い口コミや評判

自分に合った職業を提案してもらいづらい

[box class=”box1″]・面談や案件の内容から20代の経験が浅い自分には向かなかった。
・履歴書や職務経歴書、面接などの指導があまりうけられなかった。
・合うポジションがない、という理由で登録させてもらえず悲しかった。[/box]

登録もできず、企業紹介もしてもらえなかったという口コミもあるようです。やはり、30人程度の小規模の会社です。自社のターゲットとする人材以外は、かまっている時間がないということなのでしょう。基本的に年功序列の風土を大切にする転職エージェントという意見もあり、それにそぐわない会社の案件は少ないのかもしれません。

また社会経験の少ない20代にとっては、利用しづらいと感じた人の意見を多く見ました。転職をなんとなく考えている、自分の仕事に対してビジョンがはっきり定まっていない、などの人は2重のフィルターがかかり、エリートネットワークでは厳しい対応をされる可能性があるでしょう。

転職指導に関しては、履歴書・職務経歴書の添削指導はほとんどなかったという声が多かったです。これは、マッチングの良し、悪しにかかわらず、転職希望者の甘えをなくすために行っていることなので理解をしておいた方がよいといえるでしょう。

上から目線

[box class=”box1″]・素質が足りなくてもせめて案件の紹介や、面談後の対応はしてもらいたかった。[/box]

エリートネットワークの面談で上から目線と感じ、自分が見下されているようにも感じたという意見を多く見ました。たしかに、他の転職エージェントではあまり見られないことかもしれません。しかし、企業の圧迫面接にも通じる対応の一つと捉えればまた違った感じ方がされるでしょう。

企業の圧迫面接は、わざと人を不愉快にする言葉を投げかけて、求職者のストレス時の対応を見るもので、面接のとき取り入れている企業も多いのです。ですから、エリートネットワークに不愉快な態度をとられたら、これも面談時のテストの一つと考えれば、気も楽になるでしょう。

この圧迫面接はバブル期の企業面接では頻繁に行われ、一昔前の業界的な慣習の一つとして行われていたということもあり、いまだ肯定的に捉えている企業もあるという現状です。しかし、この圧迫面接、起業イメージが悪くなる、信用問題、内定辞退者が出る、などの問題が起こるリスクもあるため、近年は企業の方も慎重になっているという状況です。

もし、不愉快な対応をされても冷静に熱意を持って反論してみたらうまくいくかもしれません。それでもどうしても合わないと感じたら、転職エージェントを変える、自分で企業を探す、などいくらでも方法はあるでしょう。

求人が東京都内に集中していた

[box class=”box1″]・関西圏希望だったので、首都圏に比べ求人は少なかった。
・小規模エージェントのためか、営業範囲が狭く都内中心が多かった。
・都内勤務を希望するのであれば利用してもよいと思う。[/box]

エリートネットワークは東京都内の案件が7~8割です。このため、東京勤務希望以外の人は、紹介可能案件が少なく満足のいく結果は得られなかったという意見が多い結果でした。東京エリアのみ対応というのは、利点でもあり欠点でもあるため、個性の一つと捉えてうまく活用して行くことをお勧めします。

エリートネットワークは、あくまで東京という一地域の小規模エージェントということを踏まえて、登録することをお勧めします。その地域に特化した転職エージェントが、東京以外の各地域にもあるはずなので、それを探してみることも方法の一つといえるでしょう。

エリートネットワークを利用する際のポイント

エリートネットワークの求人情報をHPで検索し、自分にとって適切な情報を探し出しましょう。

欲しい情報や募集要項を検索するときのポイント

エリートネットワークの求人情報検索ページで自分にマッチした企業を探して行きます。ポイントはあまり細かく条件設定をしすぎないこと。条件を狭くすればするほど、送られてくる企業の数が減ってしまいますので、できるだけ守備範囲を広げ、多くの企業情報を得られるようにしてみましょう。

エリートネットワークの検索条件は4つあります。いろいろ条件を変えて、できるだけ多くの企業にヒットするよう、工夫してみましょう。

業種

エリートネットワークではあまり細かい設定はなく、職種の大まかな区分けのみなので、より多くの情報を得られることでしょう。さらに守備範囲を広げるために関連する職種のチェック欄を多くしてみることをお勧めします。例えば、SE・プログラマならシステム構築、サーバ構築、アプリ開発、セキュリティなどにも印をいれてみましょう。

都道府県

エリートネットワークの求人案件は東京の企業が7割と多くを占めていますが、情報を得るために可能性がある地区全部にチェックを入れることをお勧めします。東京在住の人なら、神奈川、千葉、埼玉の首都圏全域をチェック。また転勤可能なら移動してもよいと思うエリアにもチェックを入れましょう。

資格

こちらも守備範囲を広げるために、より多くのチェックを入れましょう。

公認会計士なら税理士の欄にもチェックを入れるなどがおすすめです。また、今後取得予定の資格があるなら参考までにチェックを入れてみることもよいでしょう。

こだわり条件

エリートネットワークのこだわり条件は多くあり、以下の項目があります。

・年収1000万円以上
・年収1500万円以上
・第二新卒
・エグゼクティブ
・完全週休2日制
・年間休日120日以上
・社宅・家賃補助有
・新着求人のみ
・上場企業
・外資系企業
・海外で働く

この中で、特にこだわりの強いもの以外はチェックをはずすことをお勧めします。チェックをいれれば入れただけ企業のヒット数は少なくなります。またキーワード検索も仕事の守備範囲を狭くしないよう適宜、調節してみることをおすすめします。

出典:エリートネットワーク

エリートネットワークの対応しているエリア

エリートネットワークの求人案件が対応しているエリアです。

項目 詳細
求人数 約20,000件(非公開求人は約180,000件)
求人エリア 全国(東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城、栃木、北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、愛知、岐阜、静岡、三重、新潟、富山、石川、福井、長野、山梨、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄)

このようにエリートネットワークの対応エリアは全国各地となっていますが、募集案件の7割は東京勤務です。このため、他地域の案件は少ないのが現状ですので、東京勤務希望以外の人は他のエージェントに登録し、エリートネットワークは、参考や比較として使うという方法もあるでしょう。首都圏以外では、関西圏(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)が多いという現状です。

エリートネットワークに関するよくある質問

すべて無料でできますか?

はい、登録料や紹介料はなくすべて無料で利用できます。登録者の転職が決まれば、その対価として企業から報酬をもらう仕組みとなっていますので安心してご利用できます。

新卒や第二新卒の募集はありますか?

新卒の取り扱いはしていません。しかし、20代の第二新卒の募集案件は多数あります。

契約社員の応募はありますか?

はい、あります。半年単位、一年単位の契約更新という形が多いですが、社員登用制度により多くの方が正社員に登用されています。最初から社員登用前提という会社も多くあります。

派遣やアルバイトのお仕事はありますか?

ありません。エリートネットワークは正社員専門の人材紹介会社です。

ハイクラス以外の募集はありますか?

管理職以外でも、第二新卒20~30代の正社員募集案件は多くあります。他にエンジニアや技術者、公認会計士や税理士、弁護士や弁理士、MBAなどの資格保有者のための案件も多くあります。

エリートネットワークで少ない求人数の案件はどういうものですか?

現在の景気状況から、以下の方の求人案件が少ない状況となっています。

正社員で働いたことがなく、アルバイトや派遣の経験しかない人

社会人経験があっても派遣社員を繰り返してきた人、アルバイトの経験しかない人には、エリートネットワークは向いていません。

40~50代の人

管理部門の求人でも、「長期的な人材・キャリア育成のため」という理由で、40歳までの年齢条件付きの求人が多いです。しかし、経験や能力、資格などが年相応に備わっている人であれば、求人の数は少なくてもチャンスはあります。

東京勤務を希望していない人

エリートネットワークで取り扱う求人は、約7割が東京都勤務です。東京都以外の勤務地希望でエリートネットワークを利用する場合は、メインでの利用ではなく第2、第3の転職エージェントとするのをお勧めします。

転職回数が5回以上ある人

アンケートの回答データによると、30代なら通常3回目の転職から、40代なら5回目からが気になるようです。業種によっては、何回転職歴があっても気にならないという回答も。たとえば30歳であれば3社まで、35歳なら4社までくらいの転職回数でないと、不採用とされる可能性が高いのが現状です。

転職を勧めないこともあるというのは本当でしょうか?

エリートネットワークでは、登録されたすべての人に転職を勧めていません。転職理由が、現在の職場に不満というだけだったら職場を変えず、現状のまま努力していくことをお勧めしています。

理由は、安易な転職を繰り返すことは本人にとってマイナスの履歴になり、今後の仕事人生に影響が出る可能性があるということ、また転職には、社風や業務の進め方の違いからくるストレスや、一から人間関係を築いていく必要性などのリスクがあること、などです。

公式サイトでも転職をむやみに勧めず、転職する動機を再確認するよう促したり、転職に伴うリスクを把握した上で転職活動をするよう注意喚起したりしています。

自分は社会人経験がないのですが、企業を紹介してもらえますか?

はい、紹介実績は何人もあります。国内外を問わず、難関校や名門校を卒業している方は、第二新卒という立場で面接を実施している企業もありますので、可能性はあります。また、語学力、資格、学位などに企業から求められる条件があれば紹介可能となりますので、条件の範囲は狭くなりますがチャンスはあります。

このほかにも、大学卒業後に弁護士を目指して司法試験の勉強をしてきた方や、公認会計士試験、税理士試験ほか、資格取得を目指しチャレンジしたけれど、残念ながら資格取得は叶わなかった方が、エリートネットワークを通じて就職を実現したという例もあるので、どうぞ転職体験記を参考になさってください。

他の紹介会社で不採用だったのですが受けさせてもらえますか?

重複応募はNGとなります。同時期に複数の転職エージェントから、同一企業を受けることはできません。この重複応募は多く見られ、うっかり違うエージェントから同じ会社を受けてしまったという方や、一度目は書類に不備があり面接まで行かなかったけれど、今度は完全な書類ができたので再度応募してみたという方などがおられます。

しかし、どちらも企業に対して悪印象となるだけで、エージェントの方にも企業から注意を受け、トラブルの元となってしまいます。企業にとって、自己管理ができない人や、中途半端な応募書類を出す人は、入社後の働きにも問題があるとされるため、エリートネットワーク以外でも、重複応募には注意が必要です。

しかし、前回応募から時間が経過していればチャンスがあります。特に決まりがあるわけではありませんが、少なくとも一年以上は必要とされる場合が多いのでお問い合わせください。

Uターン希望なのですが紹介してもらえますか?

もちろん多数紹介しています。東京や首都圏以外の求人依頼も多く寄せられており、特に関西は多い状況です。しかし、首都圏勤務希望の方に比べ、時間を要する場合がありますのでカウンセリング時にお問い合わせください。

職務経歴書のポイントは?

前職での業務内容をできるだけ詳細に書くことです。同じ担当部署の人数が、2~3人と30人とでは仕事内容がかなり違ってくるでしょう。ですから、一般的な職種を書くだけでは、自分の仕事内容が採用担当者にうまく伝わらないといえます。

このことから、職種名以外に、さらに一歩踏み込んで、部署の人数や状態、担当した業務の詳細まで丁寧に盛り込むことが必要です。部署の移動歴があれば、それも加えましょう。

こうした丁寧な履歴書を作成することによって、実際の面接時に、スキル確認のための時間が短縮され、自分の内面性と企業の相性という深い部分まで話すことが可能となります。

職務経歴書で短い職歴は省略してもよいでしょうか?

省略せずにすべて書くようにしましょう。採用担当者は、履歴書と職務経歴書をセットで見ますので、この2つに異なる部分があると違和感を感じるはずです。このため短い職歴も記入するようにしましょう。

給与や待遇は自分で交渉するのでしょうか?

基本的にはエリートネットワークに任せてもらってよいです。自分で確認する場合は、企業に悪い印象を与えないように注意するポイントがあります。決してこちらから言い出すのではなく、面接時や、内定決定後の条件面談の際に、向こうから条件を提示されるので、その時に確認するようにしましょう。

こちらから聞いてしまうと、給与や待遇面だけに関心があるのではないかととられてしまいます。また、希望年収を伝えるときも、前職の給料や、自分のスキル、家族構成などといった根拠やバックグラウンドを伝えるようにすると解りやすくなります。

まとめ

エリートネットワークは第二新卒の20歳~30歳代の正社員案件が多く、転職をキャリア形成のためのステップアップとして意欲的にとらえている人を積極的にサポートしていこうとする転職エージェントです。40~50代の総合職の案件や、資格保有者のため仕事紹介もしており、小規模な会社ながら、多くの人脈や情報、転職スキルを持つ会社といえるでしょう。

しかし、すべての人に転職を勧めているわけではなく、今の職場で努力を続けるという選択肢も促しています。理由は、安易な転職を繰り返していると本人のためにもならず、企業側からもマイナス要因として捕えられるため、エリートネットワークでは転職を勧めていません。

エリートネットワークに登録する前には、転職の目的をはっきりさせ、キャリア形成のために前向きに努力していく覚悟があるかどうか、もう一度考えてみることをお勧めします。転職を実行する前に、なぜ今の会社に入社したか、なぜ転職したいのか、を今一度確認するようにエリートネットワークは勧めています。迷ったら、転職をする、しないをエリートネットワークに相談して見るという活用方法もあるでしょう。転職のプロであるエージェントに、自分の市場価値を判断してもらえることにもなるでしょう。

不親切で手厳しいという評判のエリートネットワークですが、あくまで本人のための転職指導の方法の一つなので、理解の上で連絡してみるとよいでしょう。転職を甘く考えていた自分を改め、前向きな転職を勝ち取れる自分へと変わっていける可能性があるでしょう。数年後、あの時エリートネットワークに相談して正解だった、と思えるような人材紹介会社なのかもしれません。

 

ABOUT ME
記事URLをコピーしました