会計人材バンクの口コミ・評判。おすすめポイントや他社との違いを比較
会計人材バンクとは?
会計人材バンクは、首都圏を中心に公認会計士や税理士などの経理・会計系の資格を活かした転職に特化した求人サイトです。グループサイトである「日本士業資格者紹介センター」と連携してます。全国約500件の会計事務所や監査法人と取引しており、求職者が希望する職場を幅広く紹介することが可能です。すでに公認会計士や税理士の資格を保有していて、転職を検討している方や会計事務所・監査法人で働きたいという方には、非常におススメできるサイトになります。
会計人材バンクの特徴を他社サイトと徹底比較
公認会計士や税理士の転職に特化している
冒頭でも述べましたが、会計人材バンクの一番の特徴が、公認会計士や税理士の資格を保有している方に特化した求人サイトであるということです。当サイト内では、公認会計士・税理士ごとに転職活動のQ&Aが目的別にまとめられており、転職登録してから内定までの流れをイメージしやすくなっています。
無料で会員登録ができる
会計人材バンクは無料で会員登録することができます。求人企業からの求職者紹介の報酬で運営しているため、求職者が無料で利用できる仕組みになっています。会計人材バンクの「無料転職支援サービス」に登録すると、転職コンサルタントの方の転職相談を受けることができるので、まず初めに会員登録することをおススメします。
履歴書診断サービスがある
まず、採用試験の入り口に書類選考がありますが、そこで重要になるのが履歴書や職務経歴書です。しかし、自己PRの書き方が分からない・職務経歴書にどこまでの経歴を書くのか分からないという方も多いと思います。会計人材バンクでは、「履歴書診断サービス」という無料で受けられるサービスがあり、履歴書や職務経歴書の書き方を提案してくれます。提案してくれる内容として、“企業側の評価向上につながる職務経歴の書き方” “マイナスイメージに取られない退職の理由” など、より良い転職活動に直結する内容になっています。
会計人材バンクの登録者データ
会計人材バンクの登録者数
会計人材バンクの登録者数については、公表されておりません。ただし、毎月80~100人ほどの公認会計士や税理士の資格を持った方が登録しています。
会計人材バンクの登録者の保有資格
会計人材バンクの登録者の多くが会計に関する資格を保有しております。中でも登録者の約40%の方が公認会計士(22%)または税理士(19%)の資格保有しており、その他にも会計士補や日商簿記検定の資格を保有しています。会計事務所や監査法人などの経理・会計系の企業に特化した転職サイトですので、会計系の資格は必須と言えます。
会計人材バンクの登録者の年齢層
会計人材バンクの登録者で多い年代が20代後半から30代後半で、登録者全体の約60%になります。この年代が今後のキャリアや年収アップを考えて、転職活動を検討しています。また、会計事務所や監査法人などの求人企業側としても、20~30代の比較的若い世代で、将来性や即戦力になる優秀な人材を採用したいと考えているケースが多いようです。
会計人材バンクの採用募集データ
会計人材バンクの求人数
会計人材バンクで公開されており、サイト内で検索可能な求人数を保有資格別の件数で示すと次のとおりになります。
[box_checkpoint title=”チェックポイント”]
- 税理士 :188件
- 税理士科目合格 :167件
- 公認会計士 : 78件
- 公認会計士試験合格: 44件
- 簿記資格 : 75件
- USCPA : 10件
[/box_checkpoint]
上記件数を合計すると、約560件強の公開求人件数があります。会計人材バンクでは、公開求人以外にも非公開求人の取り扱いもあるようです。非公開求人の紹介を担当コンサルタントから受けるには、無料転職支援サービスを登録して、コンサルタントの方と求人の希望条件について面談しておく必要があります。非公開求人の紹介を受けることで、より希望条件にマッチした企業に出会うことができると思います。
会計人材バンクで募集している職種
会計人材バンクは、税理士や公認会計士に特化した転職サイトですので、募集している職種は経理、会計などに限定されています。
項目 | 詳細 |
管理/事務 | ■財務/経理■会計/法務 |
会計人材バンクの会員登録から内定までの流れ
会員登録方法
会計人材バンクのサービスを受けるためには、まず「無料転職支援サービス」に登録する必要があります。登録方法は、インターネットまたは電話でも登録することができます。
インターネットで登録する場合は、氏名、住所、保有資格、簡単な実務経験、転職希望条件などを記載します。登録する時間はおおむね5~10分程度で完了することができます。
電話で登録する場合は、平日9時から18時に連絡する必要があります。
履歴書・職務経歴書の提出方法
会員登録完了後、担当コンサルタントから個別面談の日程についてメール等で連絡が入ります。日程調整が完了したら、初回個別面談までに履歴書、職務経歴書の作成が必要になり、作成した書類は面談時に提出します。履歴書のフォーマットは会計人材バンクが用意してくれるので、そちらを使用して作成します。また、希望者には職務経歴書の書き方の見本をもらうことができるようです。
実際の面談内容
実際の面談内容は、転職者が事前に作成した履歴書・職務経歴書に沿って、進められており、転職者が希望する職務内容や条件などを確認しているようです。また、履歴書の書き方のアドバイスもしています。
また、会計人材バンクを運営している株式会社サイバーレイキャリアサービスは、東京のみを拠点にしている会社になり、首都圏以外の方が実際に来社して面談をすることが難しいので、首都圏以外の在住者は、電話で担当コンサルタントとの面談も行っています。
お仕事紹介・マッチング
面談後、希望の職務内容や条件などのヒアリング内容をもとに、担当コンサルタントから希望にマッチングした求人が紹介されます。紹介された求人が転職者の希望に合致した内容であり、応募する意思があれば、その旨を担当コンサルタントに伝えます。応募の意思を確認すると、担当コンサルタントから希望の求人企業に履歴書・職務経歴書を提出し、書類選考の手続きなどを行います。
担当コンサルタントの方が、直接求人企業の応募手続きから書類選考の結果連絡までしてくれますので、転職者が直接企業に応募する手間を省くことができます。
面接
書類選考に通過すると、次に面接試験になります。求人企業との面接日程の調整は会計人材バンクの担当者がしてくれます。日程の調整が完了すると、担当エージェントから転職者にメールで詳細の連絡がきます。その際に、面接でのポイントや注意点などをアドバイスしてくれます。面接は、緊張するし上手く言えないという方も多いと思いますが、事前にアドバイスをしてくれることで対策することができます。
また、会計人材バンクでは、「面接の準備と心構え」についてサイト内でまとめられています。面接前の準備から実際の面接質問の流れまで掲載されていますので、これから転職活動をされる方には必見の内容になっているでしょう。
内定から入社までの流れ
面接に合格し、内定を勝ち取ると、いよいよ入社の準備になります。会計人材バンクでは、担当エージェントが入社日の調整や採用条件などを直接内定企業と交渉してくれますので、担当エージェントの方に、しっかりと採用条件を伝えましょう。特に、収入面は内定者が直接企業に交渉することはしにくいと思いますので、担当エージェントが間に入ってくれることは、非常に心強いですね。
また、在職中の方は退職の手続きをしなければなりませんが、円満退職に向けたアドバイスもしてくれるそうです。現職の企業を退職するときに、なかなか辞めることができず、内定をもらっていた転職先から入社を断られるといったトラブルもありますので、円満に退職できる方法を知ることで、気持ちよく新しい会社に入社する準備をしましょう。
円満退職に向けたアドバイスを会計人材バンクのサイトから確認する
会計人材バンクの評判・評価・口コミ・体験談
良い口コミや評判について
担当コンサルタントの方が親身に対応してくれた
[box class=”box1″]・履歴書や職務経歴書をどのように工夫しながら書いたらよいか教えてくれた。
・業界情報やスキルに応じた年収などを細かく教えてもらい、転職のイメージがしやすかった。
・厳しい転職希望条件にもマッチする求人情報を提案してくれた。[/box]
会計人材バンクでは、公認会計士や税理士に特化した転職サイトであり、「日本士業資格者紹介センター」と連携しているため、会計事務所や監査法人の情報や転職の実績を多く持っています。そのため、担当コンサルタントの方から求職者の条件に合った条件を提案しやすい環境にあります。
内定後のフォローをきっちりしてくれた
[box class=”box1″]・収入面や入社時期などの交渉を担当コンサルタントの方が内定先に対して粘り強くしてくれたおかげで、希望の条件で転職することができた。
・円満に退職する方法をアドバイスしてくれたので、スムーズに退職することができた。[/box]
内定後から入社前のフォローも担当コンサルタントの方が行ってくれます。特に、転職者本人が直接内定先に収入面の交渉をすることは、希望金額に達することができず内定先に対して悪い印象を与えてしまう可能性もありますので、採用企業を熟知している担当コンサルタントの方が対応してくれるのは、安心できますね。
悪い口コミや評判について
公認会計士や税理士の資格を保有していないと転職しづらい
[box class=”box1″]・公認会計士や税理士の資格を保有していなかったため、一般企業の経理職の求人数が少なかった。
・資格を持った人なら多くの求人を紹介してくれているようですが、資格や職務経験がないと紹介を受けづらい。[/box]
求人検索が細分化されすぎて使いにくい
[box class=”box1″]・求人検索が細かく指定できるが、通常の企業では多くの業務を一人で担当するため、検索条件が使いにくく感じた。
・年収を検索条件に指定しても、希望条件以下の求人情報が検索されてしまった。[/box]
会計人材バンクを利用する際のポイント
欲しい情報や募集要項を検索するときのポイント
転職サイトはネットからいかにマッチした企業を自分で探せるかがポイントになります。
会計人材バンクでは、公認会計士や税理士の資格別・希望年収・希望職種などの検索条件が細かく設定することができます。具体的に使用できる検索条件は以下のとおりです。
[box_checkpoint title=”資格別の検索条件”]
- 公認会計士
- 公認会計士試験合格
- 税理士
- 税理士科目合格
- 簿記資格
- USCPA
[/box_checkpoint]
[box_checkpoint title=”年収別の検索条件”]
- 年収300万円以下
- 年収300万円超から800万円まで100万円ピッチで検索可能
- 年収1000万円超
[/box_checkpoint]
[box_checkpoint title=”希望職種の検索条件”]
- 一般税務(申告)
- 記帳代行
- 法人税
- 資産税
- 国際税務
- SPC
- 連結納税
- 法定監査
- 任意監査
- デューデリジェンス
- M&A
- IPO(株式公開)
- 企業再生
- IFRS
- 内部統制など
[/box_checkpoint]
上記のように細かく検索条件を使用することができ、自分の希望する条件を設定することで、マッチングした転職先を探すことができる可能性が増えます。
専用アプリはない
隙間時間などにスマホで求人を探す方も多いと思いますが、会計人材バンクでは、残念ながらスマホ専用アプリはないようです。
日常の電話かメールでのやりとりなりますが、前述したように会計人材バンクでは担当コンサルタントが在籍しているので、主に来店相談や電話で転職の希望を転職希望者から直接確認することで、希望条件のマッチングミスをないようにしています。
会計人材バンクの対応しているエリア
項目 | 詳細 |
求人数 | 非公開 |
求人エリア | 全国(東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城、栃木、北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、愛知、岐阜、静岡、三重、新潟、富山、石川、福井、長野、山梨、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄) |
会計人材バンクの求人数は常時約500件の求人情報を公開しているようです。(求人数に関しては非公開)また、求人エリアは全国に対応していますが、地方都市の求人情報はあまり多くないため、首都圏を中心に求人を探している方におススメできる転職サイトです。
会計人材バンクに関するよくある質問
登録するとお金がかかるか?
会計人材バンクの登録・利用に関しては、一切お金がかかりません。無料で利用できる理由としては、求人企業からの紹介報酬で運営しているため、転職希望者の費用は無料で利用できるようになっています。但し、会計人材バンクの担当コンサルタントと面談するために来社し、企業との面接時の交通費は自己負担になります。
転職活動中は、交通費や新しいスーツを購入したり、転職活動のための本を購入などと何かとお金がかかりますので、転職サイトを無料で利用できることは非常に助かりますね。
登録するとどのようなメリットがあるか?
転職者専任のコンサルタントが希望に沿って求人情報を紹介してくれるので、効率的な転職活動が行えます。自分自身で採用企業を検索したり、応募したりする手間が大幅に削減できますので、ぜひ転職サイトを利用したいものですね。また、一般公開していない求人情報や幹部・スペシャリストの求人情報も多数取り扱っているので、登録することで多くのメリットがあります。
採用企業の面接試験は合格しやすくなるか?
採用企業との面接試験は、会計人材バンクを利用しても合格しやすくなるとは限りません。これはどの人材紹介事業者でも同じことが言えます。しかし、担当コンサルタントによる転職希望者へのアドバイスによって、転職希望者が楽に面接に臨めるようにサポートしています。
登録から就職までどれくらいの期間がかかるか?
会計人材バンクでは、だいたい2週間から1か月くらいかかっているようです。また、入社の時期は、担当コンサルタントとの面談時に現職の引継ぎや退職手続きなどの都合もあわせて転職者の希望に対応しています。
会計事務所の独立を支援してくれる事務所はあるか?
会計事務所の独立を支援してくれる事務所というのは少ないのが実情のようです。そのため、多くの会計事務所では、独立志向のある方の採用に関しては、消極的な傾向にあります。その要因としては、独立した際にお客様を持っていかれてしまうことを懸念している事務所が多いためのようです。また、その会計事務所を継ぐという形で独立支援という性質のものではありませんが、後継ぎ候補として募集を行っている会計事務所もあります。税理士や公認会計士の有資格者の多くの方が、いつか自分の事務所を構えたいという目標を持っていると思いますので、独立支援をしてくれる事務所が少ないということは、残念なように感じます。
また、会計人材バンクでは、税理士・公認会計士に特化した転職サイトのため、資格別にまとめられた質問を記載しておりますので、そちらに関する質問をいくつか紹介したいと思います。
税理士科目合格者でも求人の紹介をしてもらえるか?
会計人材バンクでは、年齢や経験によって求人の紹介が可能になっています。また、年齢が若いほど、取得科目が多いほど、会計事務所の経験が長いほど、紹介の可能性が高くなっています。
税理士試験に合格して有資格者になったが、会計系の仕事が未経験の場合でも求人の紹介をしてもらえるか?
基本的に求人の紹介は可能となっていますが、年齢が30代後半以上になってくると、即戦力としての実務経験を求められることが多いのが現状です。このような場合は、将来的なビジョンや、これまでどのような仕事をしてきたか、どのような業務に興味があるかなどを整理しながら、様々な可能性を探ってみましょう。
公認会計士試験に合格し、監査法人に就職して公認会計士登録に必要な実務経験を積むことができる求人はあるか?
監査法人の求人数は少なくなっているのが現状ですが、全くないという状況でもないようです。しかし、どの求人でも公認会計士試験合格者の応募が殺到しており、就職のハードルが非常に高くなっています。また、求人情報のタイミングを逃してしまうと、すぐに採用終了になってしまうケースもあるようです。
監査業務以外で公認会計士が転職する場合、どのような業務があるのか?
監査業務以外で考えると、会計事務所での税務業務、会計コンサルティング業務、コンサルティング会社でのコンサルティング業務(IFRS、M&A、IPO、企業再生、財務デューデリジェンス、株価算定業務など)、一般事業会社での経理業務、財務業務、経営企画、内部監査業務などがあります。将来的なキャリアビジョンによっても必要となるスキルの違いが出てきますので、将来どのような公認会計士になりたいか、5年後、10年後をイメージすることが大切になってきます。
まとめ
現在税理士や公認会計士の資格を保有し、新たなキャリアのステップアップをしたい方、試験科目合格者など会計事務所で実務経験を積みたい方は利用していきたい転職サイトと言えます。ぜひ会計人材バンクの無料転職支援サービスを利用して、希望条件に合致した会計事務所などを探し、転職を検討してみましょう。