仕事が怖い

仕事が怖くてしょうがない。状況別の原因と対策

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仕事が怖いと思うようなった理由は?

新入社員の頃は仕事が怖いと思うことは少なくありません。初めてのことばっかりで緊張が続くので、胃が痛くなったりただただ怖いと感じたり。
でもそれが慣れないことに対して起こることなら、慣れてしまえばそういった症状も消えていきます。

問題なのは、仕事に慣れる頃を過ぎても恐怖心が消えない場合です。自分への自己評価も低くなってしまいまたミスをするなど、どんどん悪い方へと向かってしまいます。
それでもそのまま続けていると、身体的にも精神的にも過度のストレス症状が出てしまいます。ここでは人間関係で仕事が怖くなってしまう理由を解説していきます。

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上司の威圧的な態度やパワハラがある

ちょっと注意をしてくれればいいだけのミスを、「このミスのせいでとんでもない損害を被った」なんて大げさな怒り方をされたり、機嫌がいいかと思ったらよくわからない理由で怒り出したり、無駄に大声で怒ったりなど、理不尽な態度をとられるのは立派なパワハラです。

怒られるだけではなく、いつも高圧的な口調、威圧的な態度で話してきたり、人格を否定するような言葉を日常的に使われたりすることもパワハラになります。

自分にだけそれが向けられていたり、誰にでもそういう態度だったり、萎縮してしまって仕事どころじゃなくなってしまいます。そうなるとまたミスをして怒られて、と悪循環に陥ってしまうのです

セクハラがあり会社に行くのが怖い

セクハラは、される人によっては何とも感じなかったりすることもありますが、本人がされたら嫌だと感じた場合それはもうセクハラなのです。

しつこく食事やデートに誘われる、交際を迫られる、髪や肩、背中などを触る、必要以上に距離を詰めてきたりくっついたりする、性的な経験などを聞いてくる、性的な内容のメールや画像を送ってくる、しつこく電話をかけてくる、後を付けられる、付き合っている人との関係の度合いを聞いてくる、自分の性的経験を赤裸々に話してくる、体や服装のことを色々言ってくるなど、例を挙げればきりがないですが、これが日常的に自分に襲いかかってくるのかと思うと、怖くて仕事どころではありません。

今やセクハラの被害者は女性だけではありません。正社員かフリーターかでもセクハラの度合いは違うようですが、だいたいがセクハラをしている本人にとってはたいした意味はなくて、加害者意識もゼロのことが多いです。おまけに好意を無下にされたと感じたら掌を返したように冷たくされる・悪評を社内に流されるなどの嫌がらせを受けることもあります。

同僚やチームからいじめられている

同僚やチームからいじめられて会社に行くのが怖いということもあります。自分の何気ない言動が原因になることもありますが、怖いのは、自分には何も心当たりがなくいじめられる場合です。

冷たくされる、会話に入れてもらえない、重要な情報を教えてもらえない、少しのミスを大げさに吹聴される、ありもしない噂を言われる、仲間内での食事会や飲み会などに誘ってもらえない、大事な電話などを後で折り返すと言って電話があったことを伝えてもらえない、自分に聞こえるように悪口を言われるなど、考えただけでも気が滅入ります。

周りからもわかるようないじめ方で周りには悟られないように、表向きは仲良さげに振る舞われたりする場合もあるようです。

取引先の人が冷たく対応するのが怖い

自分が担当している顧客や取引先の人が自分にだけ冷たい、上司に相談もできないような無理難題を言われる、目を合わせて話してもらえない、いつもケンカ腰で話される、意見を求められて話しても一蹴される、こちらの仕事が気に入らないと夜中にでも電話をしてくるなど、会社内は居心地がいいのに取引先との関係が悪いと毎日が憂鬱ですよね。

取引先となると個人での付き合いではなく、企業同士の付き合いになるので、下手なことは言えないしできません。自分に力が足りないせいだと感じ、自分への評価が下がると思って上司に相談できないこともあり、そうなると取引先の担当が変わらない限りずっとこの状況は続きます。

同僚との仲が悪く会社にいきづらい

特にいじめられたり陰口を言われたりはしていないけど、年代やタイプが違って話が合わない、あいさつ程度はするけどお昼を一緒に食べたりする仲間ができない、なんとなく疎外感がある、一方的に嫌われている、仲が悪い人たちに挟まれて居心地が悪いなど、仕事とは直接関係ないけど会社に行きづらい、行きたくないということもあります。
毎日じわじわとダメージが重なっていくようで、日増しにつらくないっていってしまいます。

業務内容で仕事が怖くなる理由とは?

仕事が怖くなる理由は、何も社内や取引先の人との人間関係に限ったことではありません。仕事をする以上その業務内容に関しても怖くなる場合があります。

苦手な業種に配属されてしまったり、高いノルマがあったり、業務内容で仕事が怖くなってしまう理由と解説していきます。

電話の応対や営業で人に会うなどの人と接する業務が苦手で怖い

人付き合いが苦手・人見知り・相手の顔が見えない電話などが苦手な場合、苦手な業種に就いてしまったがために仕事が怖くなることもあります。苦手なことを避けて仕事ができればいいですが、社内の配置換えなどの辞令で止む無く苦手な部署への移動を言い渡される場合もあります。

苦手なことをしないでいいように仕事を選んだつもりでも、苦手だというだけで辞令を取り下げてもらうことはできませんよね。苦手なことは自分の中に「苦手」だという先入観があるためなかなか慣れません。
それを毎日こなさないといけないとなると仕事に行くのが憂鬱になりますね。

人付き合いはあいさつから始まりますよね。相手はあなたが人見知り、電話が苦手だということを知りません。まずは気持ちのいいあいさつをすることから心がけてみませんか?

ノルマが達成できず怒られるのが怖い

営業や販売業などは日々、月ごとに達成しないといけないノルマがあります。契約数などをグラフにしてみんなが見られるところに貼ったり、目標額に達していない日が続くと、日報に売り上げを記入する時にいつ上から連絡がくるかビクビクしたりします。

他の業種でも、提出期限を決められた案件を期間内にできなかったり、時間内にまとめないといけない資料ができあがらなかったり、自分の能力不足でできないことが続くのも毎日が怖いですよね。

ノルマを達成できる自身がないという人は、前もって失敗したときの言い訳を無意識に考えていて、それが癖になってしまっています。そしてその言い訳は自分の評価を低くします。
癖を治すのは難しいですが、まずは自分の評価を低くする言い訳を考えてしまったら、それに対する対策を考えてみるのもいいかもしれません。

同僚に比べて成績が悪くプレッシャーが怖い

できる同僚がいるというのは頼りになって心強いものですが、成績や仕事内容、何かにつけて比べられてしまうようになると、それが強いプレッシャーとなって自分に返ってきます。

直接上司からプレッシャーをかけられたり、会社やお客様に迷惑をかけていないか心配になったり、自分に伝わっていないだけでクレームがきたりはしてないかと常に気にしたりと、直接自分に降りかかっても無言であってもプレッシャーは怖いものです。

プレッシャーに弱いところを改善するにはまず、人と比べるのをやめることです。人は人、自分は自分です。

結果が出せず会社に迷惑をかけていると思うと怖くなる

毎日遅くまでがんばっても、自分で色々勉強して資格を取っても、何をやってもうまくいかない時ってありますよね。それが仕事で、何をどうがんばっても結果が出ないと悲しくなります。

周りはどんどん結果を出しているにもかかわらず、自分だけが結果を出せず置いて行かれているように感じてつらいなど、自分が結果を出せないせいで周りに、会社に迷惑をかけているのじゃないかと思うとなかなか前向きに仕事をしようとは思えません。
かといってもうできることはした、他にどうしたらいいのか思いつかないとなると、自分には何もできないのじゃないかと、自己評価を落とすことしかできなくなってしまいます。

自己評価を低くするのは簡単です。逆に自分に自信を持つのは難しいですよね。でも自己評価は低いなら低いなりに、できることは絶対にミスをしないようにすることはできるはずです。そこから少しずつ自信をつけていけるのではないでしょうか。

クレーム処理が辛くて人と話すのが怖い

クレーム処理は、人の怒りや不満といった攻撃が、全て自分に向かってくるのでつらいですよね。静かに話してくれる人ばかりではありません。頭ごなしに怒鳴ってくる人だって少なくありません。

自分が悪くないのに謝罪を強要される、土下座をさせられる、自分のことを悪く言われているように感じてつらくなってしまいます。そのストレスを感じたまま続けていると、どんどん心が蝕まれていって、日常で人と会話することすら怖くなってしまう場合もあります。

怒りを恐れる人は「怒り=恐怖」と意味づけしているのですが、「怒り」は怒っている人のものですよね。クレームの内容を受け止めることは大事ですが、何も人の怒りに振り回される必要はないのです。

仕事への恐怖心を克服するためにはどうすればいい?

上司や同僚、取引先の人といった人に対してであったり仕事内容に対してであったり、毎日何かしらの恐怖心を抱えたまま生活するのはつらすぎますよね。
恐怖心も適度な緊張感で済めばいいけど、過度な恐怖心を抱えてしまうと心を病んでしまい、体にも支障をきたしてしまい、仕事どころか日常生活も満足に送れなくなってしまいます。

そうならないためにも、仕事への恐怖心は早いうちに克服してしまいたいものです。ここでは仕事への恐怖心を克服するために、自分でできることを紹介していきます。

周りの評価や態度を気にせず自分は自分という気持ちで仕事をする

まず周りのことは気にしないように、自分は自分だという気持ちを強く持つことが大切です。自分は自分だという気持ちを持っていれば誰と比べられても気にならないし、自分に対してどういう態度を取られても気にならないし、理不尽なことには言い返すことだってできます。

ただ何でもかんでも気にしなくなってしまっては、空気の読めない迷惑な人になってしまいます。するべき反省はした上で、必要以上に考え込まないことが大切です。

仕事の失敗に落ち込むのではなく次どうすればいいかを考える

仕事を失敗してこっぴどく怒られて、そこで落ち込むだけで終わってしまっては何も成長せず何も身につかず、次もまた同じ失敗を繰り返してしまいます。失敗して落ち込んでもこで終わるのではなく何が悪かったのか、どうすればよかったのかを考えましょう。

そうして次に生かすことができれば、自分の仕事の質も上がるし周りからの評価も上がります。そうすれば失敗を無駄に怖がることもなくなるし、仕事も楽しくなります。

信頼できる人に相談して今後の仕事の向き合い方を考える

どうしても自分だけではどうにもならないことは、信頼できる人に相談するということも必要です。社内の人、社外の人問わず友人でも家族でも、恋人でも上司でも、誰でもいいのでこの人なら信頼できると思う人に相談してください。

こういう時は自分一人で悶々と考えていてもいい解決案は出てきません。解決案までは出なくても、話を聞いてもらうだけでも自分は一人じゃないと思えると心強いものです。そこから今後の仕事、同僚、上司との付き合い方を考えるといいでしょう。

自分の弱い部分を話すのは抵抗があるかもしれません。恥ずかしいと思うかもしれませんが、この先もずっと一人でつらい思いを抱えて仕事をして、心も体も壊してしまう可能性があることを考えると、その方がよっぽど怖いことですよね。勇気を出して、信頼できる誰かにまず話してみましょう。

ハラスメントは会社の相談室や信頼できる上司や人事に相談する

ハラスメントの場合は社内の人に話す方が早い解決になるでしょう。ハラスメントなどの対策として、相談窓口がある会社もあるので、その場合は相談窓口を利用してください。相談窓口がなく知らない人に話すのがためらわれる場合は自分の上司や、信頼できるなら嫌がらせをしてくる相手の上司に直接事情を話してみるのもいいでしょう。

社内に信頼できる人がいない、社内の人に話すと不利益がありそうでなかなか相談できないといった場合は、厚生労働省など外部にも相談窓口はあるのでそこを利用しましょう。

直接話を聞いて欲しいのか、顔を合わせず聞いてもらいたいのか、言葉でうまく説明できないからメールがいいのか選べるので、外部の相談窓口にも話せないといったことはないでしょう。社内の人に話せない・信頼できる人がいないからと諦める必要はありません。

参考:厚生労働省

それでも怖い場合は異動や担当の変更を願い出る

苦手な人とうまく付き合えない、仕事にならない、怖くて普通に話せない、今の仕事ができるようにならないなど、どうしても改善されなく恐怖心が拭えない場合は、移動や担当を変えてもらえないかをお願いしてみましょう。

ただただ「上司や同僚と合わない」という人間関係の不満だけだと、協調性がない、どこの部署に行っても同じだろうと思われてしまいます。「今の仕事ができない」というのもただ単に本人の能力、努力不足としてとられてしまいます。
移動を希望する理由が、上司や同僚、幹部などに納得してもらえるように自分の今の状況を整理しておくことが必要になります。

仕事が怖くて辞めたい絶対にやってはいけない辞め方は?

信頼できる人に相談もした、自分は自分だと言い聞かせてみた、できることは全てしたけどどうしても仕事への恐怖心がなくならなかった。最後の手段として辞めるという選択肢を取りますが、辞めるからと言って何をしてもいいわけではありません。一社会人として、きちんと社会のルールを守りましょう。
そのために、ここでは絶対にやってはいけない辞め方について解説します。

会社に行くのが怖いからといって連絡なしに出社しなくなる

仕事が怖い、会社に行くのが怖い、会社の人ともう関わりたくない、その気持ちはわかりますが、連絡もしないで出社しなくなるというのは一番会社に迷惑がかかります。

本人は辞めてしまっても他の人たちは当然その職場でまだ働き続ける訳です。引継ぎやその後の処理などを丸投げされた、残された人たち、会社、取引先への迷惑を考えましょう。二度と戻らないから、もう辞めたから関係ないで済ませるのはあまりにも自分勝手です。

本人は会社に行くのが怖いと思っていても、周りはそのことを知りませんよね。連絡なく出社しなくなれば、もしかしたら事故かもしれない、急病かもしれないと心配します。心配して電話をかけてきてくれるでしょう。相手の迷惑だけでなく、心配をかけてしまうということも忘れてはいけませんね。

どうしても怖くて出社できないのであれば、理由は仮病であったとしても、せめて電話を一本入れるようにしましょう。

電話やメールで辞めると伝えて終わらせる

もう会社に行きたくないから、電話かメールで辞めるって伝えてしまえばそれで終わりだと思っているのなら、それは大きな間違いです。

ある日突然出社しなくなるよりマシだと思うかもしれませんが、残された会社の人たちにかかる迷惑は同じです。辞めると会社に伝えるのは最低でも2か月前など会社によって違いますが、社内規定で決められた期限は守るようにしましょう。

仕事の引継ぎというのは、引き継がれる人からしたら思いのほか面倒なものです。今取り掛かっている仕事にプラスして人のやりかけの仕事もやらないといけない。自分が引き継がれる立場だと考えたらどれだけ迷惑かわかるでしょう。

上司に伝えず同僚や人事に直接辞めることを伝える

上司には言いにくいから、同僚や人事に言っておけばいいという考えも間違いです。上司はいつも忙しくしているから、嫌味を言われ怒られたら嫌だからなど、上司に言いにくいと感じる場合は多いかもしれません。

お世話になったのに、恩を仇で返すみたいで言いにくいという場合もあるかもしれません。どちらにしても、辞めると決めたらまず上司に報告はしないといけません。仕事の量やスケジュール、個人の仕事の進展などを把握して割り振ったりするのは上司です。
同僚や人事などから上司の耳に入る前にまずは上司に報告です。お世話になったなら尚更一番に伝えましょう。

音信不通にする

ある日いきなり出社しなくなるだけでなく、会社からの連絡にも一切出ない、連絡を取れないようにするというのは、一社会人として一番やってはいけないことです。

会社を辞めるには退職手続きというものが必要です。この会社にもう籍はありませんと証明するための手続きです。それをしないままだといつまでもその会社に籍を置いておくということになります。そうなると、次別の会社で働こうと思っても前の会社に籍があるままなのでそれもできません。

音信不通にしてしまって退職手続きがしっかりとしていないと、会社や取引先に迷惑がかかるだけでなく、再就職の時に自分の首も絞めることになります。

解決方法を見つけて仕事の怖さを克服しよう

以上のことから、仕事が怖いと一言で言っても理由は様々です。自分の心の持ちようで何とかなるものから、誰かの助けが必要なことまで。同じ状況でも怖さの度合いや解決策は人によって違います。

まずは今の自分自身の気持ちや仕事ぶり、体調などを感情的にならずに冷静に見つめ、自分には何が必要か、自分には何ができるかを考えて、今できることから焦らずに少しずつ始めていきましょう。どうしても辞めたいなら辞めるのもひとつの手です。

今の自分の行動を後悔しないように、これからの人生がいい方向に向かうように、無理をせず少しずつ対策をしていきましょう。

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