職種別の悩み

派遣を辞めたいときにトラブルなく済ませるには?23の対処法

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派遣の仕事を辞めたい。本当に辞めていいの?

「辛い人間関係に、正社員と比較差別される毎日」「同じだけ仕事をしても正社員よりも安月給……」と悩んでいませんか?派遣社員の場合、誰に相談したら良いのか、いつ伝えれば良いのか、何を退職理由にしたら良いのかなど、迷うことも多いでしょう。

そこで今回は、辞めたい理由や状況別にトラブルなく穏便に退職できる方法をお伝えします。退職前にするべき行動や絶対にしてはいけない行動まで、日々の悩みを改善する具体案を確認して、辛い毎日に終わりを告げ新しいスタートを切りましょう。

派遣を辞めたら次はどうする?転職市場での自分の価値を知ってみよう

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派遣を辞めて「次は正社員になりたい」と思っても、年齢や今までの経歴を買ってくれる会社にすぐ出会えるか、心配ですよね。そんなときには、転職志望者のための自己診断サービス「ミイダス」を試してみましょう。

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「転職に自信がない」「正社員になれるか不安」という方も、まずは気軽に診断して登録してみましょう。思わぬスカウトがあるかもしれません。
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早く辞めた方がお互いにダメージは少ない事もある

まずは仕事を辞めた際に派遣会社や派遣先にとってどんなダメージがあるのかを理解しておきましょう。

  • 派遣会社:派遣先企業の信頼を失う
  • 派遣先:また別の社員に仕事を教えなおす必要がある

ダメージの大きさや内容は仕事を辞めるタイミングによっても変わってきます。例えば、仕事を覚えたばかりであれば派遣先からは「せっかく仕事を教えたのに」と悪い印象を受けてしまう可能性があります。

また、あなたにとっても辛さの度合いによっては病気に発展してしまう可能性も否定できません。つい退職を先延ばしにしてしまいがちですが、場合によっては早く辞めた方がお互いにとって良い場合もあるのです。

本人にとってはデメリットの方が大きい可能性もある

一方、仕事を辞めることであなたにとってのデメリットの方が大きくなる可能性も理解しておきましょう。例えば、次のようなことです。

  • 派遣会社の信頼を失う
  • 新しい仕事が見つからない可能性
  • 本当の仕事の良さを味わうことが出来ない

仕事を辞める状況によっては、派遣会社の信頼を失う可能性があります。また、仕事を辞めた後にすぐに新しい仕事が見つかるとも限りません。

さらに、人間関係の辛さが理由で仕事を辞める場合、ちゃんと話してみると「実は誤解だった」ということも少なくないのです。なにより、仕事の本当の良さはある程度続けてみて初めてわかるもの。

その仕事の「本当の良さ」を経験する前に仕事を辞めてしまうのはもったいない場合もあります。ここで一番大切なことは「今出来る改善策は全て試したか?」ということです。

辛い状況を乗り越えられる余地があるのであれば、冷静に考え行動することも時には重要です。

人間関係で派遣社員を辞めたいと思う理由は?

続いては、人間関係で派遣社員を辞めたいと思っている人の意見を確認してみましょう。人間関係と一口に言っても、その悩みの内容は人によってさまざまです。

パワハラや正社員との差別、休暇取得のしづらさや仕事量・説明が足りないなどの不満・正社員との間に感じる距離感など……。

ここでは特に多い人間関係に関する悩みのケースを対処法と共にお伝えしていきます。今出来る小さな改善行動を具体的に実行していくきっかけにしてみてください。

パワハラを受ける

まずは、派遣社員であるというだけでパワハラを受けているケースです。現代では働き方も多様化しており、2019年4月には「働き方改革関連法」も施行されます。正社員と派遣社員を同じ扱いにしている企業も増えているはずです。

にも関わらず、まだまだ古い考えの人がいるのです。自分は正社員であるということに優越感を感じて、派遣社員を下に見るような言動を繰り返してしまうのかもしれません。しかも、パワハラをしている本人が「これくらいのこと」と自覚していない場合すらあります。

さらに、派遣社員の状態で大きな仕事を任せられた場合、正社員に嫉妬されてパワハラのターゲットになってしまうことも。これらのケースの場合、出来るだけ早い段階で派遣会社に相談をすることが重要になってきます。

職場に居づらくなってしまうと思って我慢すればするほど、体調や心まで不健康になってしまうでしょう。それで病気になり仕事すら出来ない精神状態になってしまっては元も子もありません。

派遣ならではの差別的な扱いを受ける

続いては、派遣ならではの差別を受けているというケースです。たとえそれが小さな言動であっても、積み重なることで大きなストレスに繋がることもあります。例えば「派遣さん」という呼び方や、「これだから派遣は……」と呟かれるなど、上から目線の言動は見下されているように感じるものです。

特に、正社員よりも大きな仕事を任された場合、嫉妬した正社員により差別的な言動がひどくなることも……。ここであなたまで「派遣社員だから」と弱気になる必要はありません。

我慢して辛くなるくらいなら、担当のコーディネーターに解決策を提案してもらいましょう。そういう勇気がないという人は、一般の労働相談窓口などに相談して、具体的な対処法をアドバイスしてもらうのも有効です。

先輩派遣社員がライバル意識をあらわにする

次のケースは、同僚の先輩派遣社員に関する悩みです。先に入社した先輩派遣社員がライバル意識をあらわにしてくるパターンもあります。

特に紹介予定派遣の場合、正社員になること念頭においた仕事になるため、余計にライバル視する傾向が強くなります。お互いを高め合える良いライバルなら問題ないのですが、残念ながらそうではないケースが多いのです。

注意が必要なのは、目立った嫌がらせではなくちょっとした嫌味を言われ続けるケース。これくらいのことで相談できないと思ってしまう人も多いからです。

しかし、日々の仕事がやりづらく業務に支障が出ている時点で十分迷惑を受けていると言えます。この場合も、担当のコーディネーターに相談をしてみましょう。同じ派遣会社であれば名前を伏せつつ注意喚起をしたり、場合によっては異動することで対応してもらったりと、あらゆる手を尽くしてくれるかもしれません。

仕事内容についての説明を十分にしてくれない

次に、仕事内容についての説明を十分にしてくれないケースです。正社員には仕事の全体像や細かい手順が共有されているのに、派遣社員には最低限の説明のみで業務を与えられるのです。

わからない点について十分なサポートがあれば良いのですが、そうではない場合も少なくありません。改善策としては、まず仕事のやり方で説明して欲しい部分を素直に聞いてみましょう。向上心を見せることで次回から積極的に教えてくれるかもしれません。また、聞けばほとんどの場合は教えてくれるでしょう。

ただし、それでも毎回聞かないと最低限のことしか教えてくれない場合や「説明は必要ない」と言われてしまうのであれば少々問題です。担当コーディネーターに思っていることをそのまま伝えて、仕事がしやすい環境になるよう手を打ってもらいましょう。

引き継ぎが不十分、引き継ぎ期間がない

正社員が退職するため、引き継ぎを受ける場合があります。ここで、十分な引き継ぎ期間を与えられずにすぐ作業をさせられてしまうケースもあります。

中には正社員が退職する3日前に初めて仕事に就き、引き継ぎ不十分のまま業務開始になったという人も。3日間でそれまでの仕事内容を引き継ぐのは無理があり、多くの苦労を伴うでしょう。

細かい業務マニュアルがあればまだ対応することも可能ですが、それすらない場合は不安しか感じないのも無理ありません。引き継ぎ期間が短くなった事情があるにせよ、あなたの落ち度ではないのです。

きちんとコーディネーターに話してマニュアルを作るなど対策してもらいましょう。

距離を置かれて孤独感を味わう

正社員と派遣社員の線引きを感じて孤独感を味わってしまうケースもあります。正社員のみ参加の会議・正社員のみに閲覧権限がある資料・正社員のみが出来る業務……。

これでは能力を発揮する舞台すら用意されておらず、向上心を失ってしまうでしょう。また、会社の方針とはいえ業務内容に差が出ることで、自然と正社員と派遣社員の間に距離が出来てしまいます。

一層、人間関係が複雑になり仕事しづらい職場環境になってしまう可能性が高くなります。このケースでは、担当のコーディネーターにスキルアップしたい気持ちや業務内容の変更について直接相談してみるのも1つの方法です。

体調不良の時に休みづらい

体調不良でも「正社員よりも立場が弱い」と感じてしまい、休みを取りづらいというケースもあります。また、派遣社員にも有給休暇は認められているのに、消化せず無駄にしてしまうことも。

派遣社員の場合、3ヶ月〜半年程度で更新することがほとんどです。更新してもらえないのでは?という不安から、体調が悪くても無理して仕事をしてしまうのです。

しかし、有給休暇はあなたの権利。休暇を取ったことで契約更新出来ないのは派遣会社に落ち度があります。また、もしも、体調不良が長引き休暇が多くなってしまうようであれば、あらかじめその旨を伝えておくことも重要です。

場合によっては、出勤日を減らした契約に更新し直してくれるかもしれません。この場合も、まずは相談をするところから始めてみましょう。

20代なら「JAIC」で正社員を目指そう

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派遣では昇給や昇進がなく、短期間で派遣先も変わってしまうので、スキルも身につきにくい環境です。そんなとき、もしあなたが20代で「やっぱり正社員として頑張りたい」と思うのなら、JAIC(ジェイック)に相談してみましょう。

JAICは、社会人経験の少ない20代向けの就職支援サービスです。正社員として通用するよう、しっかりとビジネス研修を行ったうえで、若さに可能性を感じてくれるホワイト企業との出会いを提供してくれます。

[box_checkpoint title=”ジェイックをおすすめする理由”]

  • 社員の定着率が高く、若手が安心して働ける就職先を紹介してもらえる
  • 強力なビジネス研修プログラム「就職カレッジ」で就職成功率UP
  • フリーターや既卒から優良企業に就職できた利用者が多数

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JAICで紹介してもらえるのは、「短期間で退職する社員がいない」「雰囲気が良い」「業績が安定している」などの条件を満たす企業です。若いうちに派遣から正社員を目指すなら、ぜひ相談してみましょう。
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仕事内容で派遣社員を辞めたいと思う理由は?

仕事内容が理由で派遣社員を辞めたいと思う人も少なくありません。この場合、能力不足や仕事の少なさで悩む人と、残業の量や難しい仕事内容で悩む人の2パターンがあります。どちらかのケースが思い当たる人もいるでしょう。

パターンの内容は真逆ですが、仕事が少なくても多くてもその人にとっては辛いものです。「能力に見合った仕事をしたい」と思うことは誰もが持っている正当な権利といえます。それでは、具体的なケースと対処法を見ていきましょう。

任せられる仕事内容が多く残業が続いてしまう

派遣先によっては、常識を外れたボリュームの仕事を依頼されてしまうケースがあります。1日に終わらせられる量ではないため、止むを得ず残業続きの毎日が続くのです。

責任感が強く真面目な人は「自分の能力が足りないから」と感じて、言い出せずに無理してしまいます。この場合、相談できる同僚や派遣会社のコーディネーターに相談して客観的な意見を聞きましょう

他人の目から見ても明らかに多すぎる仕事量であれば、本人もこれはおかしいと自覚できるはずです。ただ「認められたい・信頼を失いたくない」という想いはわかりますが、体調を壊してからでは遅いのです。

契約している仕事内容とは違う仕事を任せられる

派遣社員になる際の契約書には、任される業務がきちんと記載されています。また、業務内容が増える場合には、更新の際に契約書に盛り込まれることになっています。しかし、中には気づいたら契約内容とは違う仕事をどんどん任せられてしまうこともあるでしょう。

信頼されて嬉しいと感じる人もいるでしょうが、正社員と同じように仕事を任されるならその分お給料に反映して欲しいもの。このケースでは、コーディネーターにきちんと交渉してみてください。

話しづらいということ以前に、そもそも契約内容に違反しているのです。しっかり伝え、場合によっては昇給なども含めて話し合うことが重要です。

経験や能力に合わない「ミスマッチ」な仕事だった

仕事を選ぶ際によく見るのが「未経験大歓迎」といったワードです。その言葉に安心して契約したものの、実際に働き出してみると十分な基礎も教えられずに怒られてばかりというケースもあります。

誰でも経験がなければすぐに能力を発揮することは出来ないものです。基礎から学んでスキルにしようとしていた人にとっては、ただのストレスでしかありません。

このケースでは、出来ることと出来ないことを曖昧にせず「今はこれしか出来ないから、これ以降のことをきちんと研修して欲しい」ということをしっかり伝えましょう。

派遣先としても、派遣社員のレベルがはっきりわかることでどの研修が必要なのかが明確になるはずです。それでも教えてくれないのであれば、担当コーディネーターに報告してみてください。

派遣を辞めると不安に思う4つのこと

続いては、仕事を辞める決断を鈍らせている「4つの不安」についてです。すぐにでも退職したいのに行動に移せないなら、まずはその不安を解消する必要があります。

特に不安に思ってしまうことだけあって、慎重な対応やちょっとしたコツ1つで状況が大きく変わってしまうこともあるのです。そのため、出来るだけトラブルなく仕事を辞められるように大切なポイントを解説していきます。後悔しないように、しっかり確認していきましょう。

派遣元の信用を失うかもしれない

派遣社員は、派遣先の仕事を辞めても新しい仕事を紹介してもらえます。それなのにどうしてなかなか仕事を辞められないかというと、仕事を辞めることで「派遣元の信頼を失うのが怖い」という人が圧倒的に多いからです。ここで重要なのは、いかにトラブルなく穏便に辞めて次に繋げるかということ。それには、退職理由がとても重要になってきます。

以下に、考えられる退職理由を挙げてみましょう。

  • 体調不良による退職
  • 家庭の事情による退職
  • 退職理由を正直に話して退職

まず「体調不良による退職」ですが、無理をさせる訳にもいかないので引き止められるリスクも少ないと言えます。ただし、あまり具体的に伝えたり、大げさに伝えたりしないことが重要です。場合によっては診断書などを求められることもあるため、曖昧な伝え方に留めておきましょう。

次に「家庭の事情による退職」ですが、親の介護や配偶者の病気などを理由にした場合確かめようがなく、仮に嘘だとしても後味が悪くなることもありません。本人以外の事情によるものなので、言い出しやすい理由とも言えるでしょう。

最後は、「退職理由を正直に話す」場合です。もちろん嘘ではないので伝えるのは問題ないのですが、トラブルなく辞めるためには少し注意が必要です。まず、派遣先は派遣会社にとっての取引先であるため、悪口となるような言い方は控えるべきです。また、内容によっては改善の余地があるからと引き止められる可能性もあります。どうしてもすぐに辞めたい場合には、避けた方が良いかもしれません。

次の仕事がなかなか見つからないかもしれない

2つ目の不安は、次の仕事が見つからないかもしれないというものです。辛い仕事を辞めて気持ちが楽になったとしても、次の仕事が見つからなければ金銭的に辛くなってしまうでしょう。今度こそ自分にあった仕事を探すためには、タイミングも重要になります。

リクナビNEXTが行った転職成功者1000人を対象に行ったアンケートによると、会社に在籍しながら転職活動を行った人が全体の63%を占めていたという結果になりました。また、平均的な転職期間は、3〜6ヶ月とも言われているのです。

そう考えると、やはり一番理想なのは今の派遣会社で次の仕事を紹介してもらうことでしょう。まだ決めかねている人は、派遣会社のサイトで地道に採用情報をチェックしておくのもおすすめです。条件に合う仕事が見つかった時に始めて、コーディネーターに相談するのでも良いでしょう。

引き継ぎや人材確保など派遣会社の負担もあるので、今後の信頼関係を保つためにも辞める1ヶ月前には退職を申告することが大切です。

参考:リクナビNEXT「転職活動にはどれぐらいの期間がかかる?ケース別・転職活動スケジュール」

「辞めグセ」がついてしまいそう

3つ目は、辞め癖がついてしまうのが怖くて辞められないという不安です。実際、ある程度の短期間で転職を繰り返しているとこんなデメリットが生まれます。

  • 人間関係を1から構築する必要がある
  • 年齢に関係なく後輩扱いされる
  • 前の会社と比較するようになる

人間関係で辛く感じ仕事を辞める場合でも、転職後にまた人間関係を構築していかなくてはなりません。また、どんな職場でも全てが理想の人間関係であることは少ないものです。さらに、どんなスキルがあろうとも転職すると「後輩」になってしまうという辛さも付いて回ります。

特に、転職を繰り返す回数が多い人ほど会社を比較するようになってしまいます。こちらの方が良かったと、悪いところばかりが気になるというデメリットも。結局、一番最初の会社が最高だったと後から後悔することも少なくありません。

この不安に対しては「自分が納得するまでやり切ったのか」ということが重要になります。改善出来そうな行動を全て試したのであれば「あの時あれだけ頑張ったけどダメだったんだ」と過去に未練も残りません。常にそうしていけばどんなに転職回数が増えたとしても、いつか良い仕事に巡り会えるはずです。

派遣先から新しい仕事を紹介してもらえないかもしれない

最後の不安は、仕事を辞めるタイミングによって新しい仕事を紹介してもらえないのでは?という不安です。仕事を始めたばかり・契約更新をしたばかりというタイミングでは、言い出しづらい気持ちもわかります。しかし、よほど酷い辞め方をしない限りはきちんと紹介してくれるので安心しましょう。この不安については、伝え方が重要になります。

まず、契約書には必ず「契約の途中解除はいつまでに申し出ること」という項目があるので、その期日までに辞めたい旨を伝えるようにしましょう。また、転職の申し出は派遣先ではなく派遣会社のコーディネーターに相談するようにして下さい。たいていの派遣会社は退職の1ヶ月前にはいくつか仕事を紹介してくれるはずです。

今の職場で頑張りたいと思っているあなたにしてもらいたい行動

ここまで仕事を辞めたい理由や不安について確認してきましたが、ここからは具体的にどのような行動をしたら良いのかという具体的な行動を提案します。前向きに「今の職場で頑張りたい気持ちがある人」に、ぜひしてもらいたい行動からお伝えしましょう。

転職して後悔している人の多くは「あの時こう行動しておけば」という悔いが残っています。「あの時、試せることは全て試したのだから仕方ない」と思えれば次へのスタートも気持ちよく切れますし、後悔には繋がりません。なにより思い悩んでいるだけでは、解決には繋がらないのです。今できる具体的な行動を小さなことから始めてみることが重要です。

人間関係で悩んでいるなら気の合う人を探す

もしも今人間関係で悩んでいるなら、気の合う人を探してみましょう。どんな状況の中でも、たったでも1人味方になってくれる人や理解してくれる人がいるだけで、気持ちは全く違うはずです。その人と仲良くなることで、苦手な人からの見る目が変わることだってあるでしょう。

また、職場以外の友達に不安を相談するよりも、内部事情を知っている人に相談した方が的確なアドバイスがもらえるかもしれません。人付き合いが苦手という人は、気の合いそうな人に挨拶をするところから始めてみましょう。最初の1歩を踏み出すことで事態を大きく変えられる可能性もあります。

派遣元の担当者に相談する

派遣元の人は、派遣スタッフのサポートをするのも大きな仕事の1つです。派遣先に対して不安や不満があるなら、まずは派遣元である派遣会社の担当コーディネーターに相談してみてください。必ず時間をとって相談にのってくれるはずです。

特に、パワハラなどに関しては派遣会社・派遣先の企業間で連携を取り、改善してもらえるケースも多いです。仕事の内容や量・業務範囲などについて悩んでいる人は、仕事のやり方についても相談してみると良いでしょう。派遣会社によっては、親身になって細かくアドバイスをしてくれることもあります。

期間限定と割り切って人と距離を置く

もしも、産休代替や正社員が抜けている間の要員として働いている場合には、頑張りたいと思っていても期日には辞めなければいけません。それならいっそのこと期間限定と思って割り切るという手段もあります。

人は、いつまでという「終わり」が見えない事に対しては強い不安を抱くもの。その点、終わりがある程度短期間なら「期間限定」と自分に言い聞かせてただ淡々と業務をこなすのです。

人間関係で辛い場合なら、人と距離を置いて仕事を黙々とこなしましょう。ただし、仕事内容や残業の多さ・パワハラなどに悩んでいる人はその程度にもよりますので、辛すぎるならやはりコーディネーターに相談することも大切です。

一つ一つの仕事のやり方を見直す

誰にでも今から出来る工夫としては、具体的な仕事の改善点を探すことです。まずは、今自分がしている仕事を全て紙に書き出してみましょう。その上で、1つ1つの仕事について「これが最善のやり方か」「どう改善したいのか」「どうしたらより良くなるのか」を書いていきます。その中から、今自分に行動できることをとにかく1つでも始めてみるのです。

仕事内容に悩んでいるなら、効率が上がり頑張る姿を見せることで周囲の反応が変わるかもしれません。残業を多く頼まれてしまう場合でも、就業時間に多くの仕事をこなしていれば残業を断りやすい雰囲気に出来る可能性もあります。人間関係に悩んでいるなら、仕事に没頭することで忘れられることができ、相手にしないことで嫌がらせが減る可能性もあるでしょう。

まずは、1つ行動を起こしてみてください。その上でどうしても無理だと思ったのなら、転職を決断しても後悔や迷いはないはずです。

契約期間までとゴールを決めて頑張ってみる

先ほど解説したケースとは違い、短期間で契約が終わるわけではない人もいます。その場合、自分で「ここまでは頑張る」とゴールを設定することも有効な方法です。1ヶ月・3ヶ月・半年などの次回更新日を目安にするのもおすすめでしょう。

まず、目の前に期限のある課題に集中することで、嫌な気持ちになるよりも前向きな気持ちになれる可能性があります。そうして努力している間に、辛い状況が打開できたという人も少なくありません。まずは、自分が頑張れそうと思う期日を決めるところから始めてみましょう。

派遣社員が辞めるときにしてはいけない行動

悩んだ末、派遣社員を辞める決断をした場合は「辞め方」が非常に大切です。辞める際の理由や伝え方1つで大きなトラブルに発展したり、新しい仕事を紹介してもらえなかったり、自分自身が後悔することにも繋がってしまうのです。

これからご紹介するのは「これをやったら2度と仕事を紹介してもらえない」という事例です。このようなケースに当てはまらないように、トラブルなく転職して新しいスタートを切れるようにしましょう。

連絡をしないで仕事を休むなどは絶対にしない

絶対にしてはいけないのは、連絡をしないで仕事を休むことです。間違いなく1回やっただけで完全に周囲の信頼を失ってしまい、トラブルに発展してしまいます。たとえどれだけ辛くて体調が悪くても、休む際には必ず連絡を入れましょう。

また、無断欠勤は周囲にも大きな迷惑をかけてしまいます。後から退職手続きをする際にも会社に行きづらくなりますね。もちろん、その後の新しい仕事を紹介してもらえなくなる可能性も大きいでしょう。

今の派遣会社で新しい仕事が出来なくなった場合、就業中に別の会社の仕事を探したり、退職と就職のタイミングを図ったりといろいろな苦労が増えてしまいます。自分も周りも苦しめることに繋がりますので、この行動は避けるように心がけて下さい。

辞める連絡をメールや電話で済ませない

仕事を辞めると決めたことを、いきなりメールや電話のみで伝えることもタブーです。一番理想なのは「相談したいことがあるので時間を取ってほしい」ということを伝え、会って派遣会社の人に直接話すということです。派遣会社や派遣先からすると、誰か1人が退職するということは、いろいろな準備や手続きを踏む必要があります。

出来れば働き続けてほしいというのが派遣会社・派遣先の思いなので、退職理由によって改善できる点があれば改善したいはずです。また、退職が決まる前に引き継ぎや辞めるタイミング、新しい人材の確保などをしなければなりません。それだけ大きなことなので、電話やメールだけで伝えるのは不誠実と思われてしまうことも。

もちろん、あまり会えない担当者であればまず相談したい旨を伝えた上で、時間が取れないならメールや電話で伝えるというのもありでしょう。何にせよ早めに相談という形で伝えるというのが鉄則です。

音信不通になる

どんなに辛くても、常識以前の問題と思われてしまうのが無断欠勤のまま音信不通になることです。どんな理由があってどれだけ休みが続いたとしても、必ず辞めたい旨をきちんと伝えて退職の手順を踏むべきです。派遣元・派遣先だけでなく、周囲からも信頼も失ってしまい良いことが全くありません。

無断欠勤のまま音信不通になると、まず派遣会社は安否確認をするため電話・メール・緊急連絡先に何度も連絡を入れます。そして連絡が取れなかった場合、派遣先に平謝りし代わりのスタッフを急遽用意、さらにあなたへの連絡も継続して行われます。

これだけ多大な迷惑をかけてしまうことを自覚していれば、本人や周りにとってもマイナスしかないことは理解できるはずです。

必ず派遣会社の人に相談してからどうしたいかきちんと話し合って決める

どんなに辞める意志が固くても、派遣会社のコーディネーターに相談しながら今後のことを「話し合って」決めるということが大切です。先ほども触れましたが、派遣会社は「働き続けてほしい」と思っているのです。その為には、あらゆる改善策を用意しているはずです。

まずはなぜ辞めたいのか、今後どうしていきたいのかについて伝えましょう。改善する余地がない場合は、最適なタイミングで転職出来るよう準備してくれたり、トラブルなく円満に退職できるよう派遣先と連携を取ってくれたりするはずです。もちろん、こちらの都合だけでなく派遣会社や派遣先の都合もあります。者のバランスを取りながら辞めるのが一番理想です。

一方的にこちらの希望を伝えるだけでは、派遣会社との関係も悪くなってしまうかもしれません。最後まで気持ちよく働いて次の仕事にスムーズに移れるよう、派遣会社の担当者を味方につけましょう。

派遣を辞める前にもう一度考え直してみよう

仕事は毎日長い時間を費やすことです。来る日も来る日も辛い時間が続けば、誰でも苦しくなってしまいます。こんな時、人は冷静な判断が出来ず将来のことまで考えずに行動してしまうことも多いでしょう。だからこそ、もう一度冷静に考え直してみて下さい。

「後悔しない為に今出来ることは全てやりきったか」「トラブルなく円満に退職するにはどう伝えたら良いのか」という点を考えれば、たとえ辞める決断をした時にも前向きに新しいスタートを切れるはずです。

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