ITパスポートの勉強方法。最短で取得する方法を徹底解説
みんなどうしている?ITパスポートの勉強
ITパスポートとは、ITに関する基礎的な知識を測るための国家資格です。年齢制限もなく、比較的短い勉強時間で取得できるため、人気資格の1つと言えるでしょう。ですが、ITパスポートを取ろうと思っても、何から始めてよいか分かりませんよね。
勉強の仕方は人それぞれです。自分に合った勉強方法を見つけ、最速でITパスポートを取得できるよう頑張りましょう。
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ITパスポート資格の勉強の実態
ITパスポートを取得するために必要なボーダーラインは、1000点中600点となっています。つまり、6割正解することができれば、無事に資格を取得できるというわけですね。
また、ITパスポートを取得するには、以下の3項目を勉強する必要があります。全体で6割を越えれば合格ラインですが、各分野も3割以上正解しないと合格となりません。偏った勉強をしないよう注意しましょう。
勉強方法 | 詳細 |
ストラテジ系 | 知的財産権や経営戦略など、企業をマネジメントするために必要な基本的な知識を理解する。また、どのようなオフィスツールが問題解決に繋がるかを学ぶ。 |
マネジメント系 | システム開発からプロジェクトマネジメントの基礎知識について理解する。その他、コンピュータやネットワークの環境整備に関する基礎知識を学ぶ。 |
テクノロジ系 | 二進数やバイドなどコンピュータを構成する基礎知識や、情報技術全般に関する論理的な思考力を身に付ける。プログラミングなどの高い専門性は問われない。 |
平均学習時間は30~50時間
ITパスポートの取得は、普段からPCに触れる機会が多い人であれば、それほど難しくありません。元からIT関連の知識がある人であれば、「2日ほどの勉強で取得した」という人もいるくらいです。
ですが、全くの初心者でも問題ありません。ITパスポートを取得するための勉強時間は、平均して30~50時間と言われています。1日1時間の勉強でも、約1ヶ月で足りる計算になります。IT関係に弱いという人は、しっかりと勉強時間を確保しましょう。
テキストでの独学が可能
ITと聞くと、「プログラミングなど、高度な知識が要求されるのではないか」と思ってしまいますよね。ですが、ITパスポートは「基礎的な知識を測るためのもの」であり、IT関連の資格の中でも、比較的取得しやすい部類に入ります。
MBO(Management Buyout)など、似たような省略用語も多く、不慣れな人には、少々難しく感じてしまうかもしれませんが、独学での取得も十分可能です。
PC上で解答することへの慣れが必要
実際の試験は「CBT(Computer Based Testing)」という方式で行われます。これは筆記やマークシートではなく、指定の問題に対してマウスやキーボードを使って、コンピュータ上で行われるものです。そのため、パソコンの操作に不慣れな場合、試験を受ける際に戸惑ってしまうこともあるでしょう。
そのようなことにならないよう、事前にPC上の過去問でトレーニングを積んでおくことも大切です。
ITパスポートはどうやって勉強する?
ITパスポートの資格を取るには、様々な勉強方法があります。市販の問題集を買って独学で勉強することも可能ですし、スマホアプリを利用することも可能です。ITパスポートは比較的少ない勉強時間で合格することができるため、通勤電車の中や家事の合間など、手の空いている時間を利用すると良いでしょう。
まずは自分の生活スタイルを見つめ直し、どれくらい勉強に費やさせるのか確認することが大切です。
参考書や過去問を解く
できることならば通信教育やスクールに通わずに、出費を抑えたいですよね。ITパスポートに関する参考書や過去問は、数多く出版されており、独学でも十分に合格を目指すことが可能です。
注意点として、参考書を選ぶときは、値段をケチらずにしっかりと内容が充実しているものを選びましょう。以下に挙げる参考書は、多くの受験者から好評を得ておりおすすめです。
[box_checkpoint title=”チェックポイント”]・ITパスポート最速合格術 ~1000点満点を獲得した勉強法の秘密(技術評論社出版)
・キタミ式イラストIT塾 ITパスポート(技術評論社出版)
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学習アプリを使う
ITパスポートの勉強をしたいけれど、仕事や様々な活動が忙しくて、まとまった勉強時間が取れないこともありますよね。そのようなときは、スマホのアプリを使って勉強するのも有効な手段です。
アプリストアを見てみると、有料のものから無料のものまで、ITパスポートを取得するための学習アプリを見つけることができます。まずはどのような問題が出るのか、無料のアプリで試してみるのも良いでしょう。
通信教育やスクールに通う
お金に余裕があるのであれば、ITパスポートの勉強ができる最寄りのスクールに通ったり、ユーキャンなどの通信教育を受けるのも良いでしょう。独学で勉強をしていると、どうしても怠けてしまいがちですよね。
人間は「損をすること」を嫌う傾向にあります。学費を払うことで、「損をしたくない」という思いが強くなり、勉強の意欲も高くなるので、自分で学習ペースを決められない人には、良い手段だと言えるでしょう。
ITパスポートのおすすめの勉強法
ITパスポートに限らず、どのようなジャンルの勉強をする場合でも、効率的な勉強法というものは存在します。どんなに有名な参考書を使い、どんなに評価の高いアプリを使って勉強したとしても、間違った勉強の仕方をしていては、時間が掛かるだけでなかなか合格ラインまで到達することができません。
正しい手順で勉強し、効率よく最短で合格を目指しましょう。
7:3の割合でインプットとアウトプットを実践する
頭では分かっていても、実際にやってみると難しいこともありますよね。同じように、参考書を読むだけでは、実際に試験を受けても答えを導くことは難しいものです。
まずは参考書などを熟読し、インプット作業に集中しましょう。その後、インプットに費やした時間の半分ほどで問題集を解きます。これを交互に繰り返すことで、効率的な知識の吸収に繋がるのです。
過去問を解いて実践力を付ける
過去問を解くことは、有効な勉強方法の1つです。参考書や問題集にも、実際の試験を想定した問題は載っていますが、「あくまでも想定したもの」だということを忘れてはいけません。
問題を作る側にもクセというものは存在します。本番で同じ問題が出ることはありませんが、問題の傾向を掴んでおくことで、本番の試験で対応がしやすくなるのです。
専門用語は意味を紐付けて覚える
ITパスポートの勉強をする上で、苦手な人が多いのが、M&Aなどの省略されたアルファベットの専門用語です。これらの専門用語の意味を覚えるのには、単語単位に分解して覚えるのがおすすめです。
たとえばM&Aであれば、「Mergers(合併) and Acquisitions(買収)」と、単語の意味を覚えることで、用語全体の意味を連想することができるのです。
ITパスポートの勉強に役立つアプリ・サイト
参考書を開いて、ひたすらノートにまとめるという昔ながらの方法も良いですが、現代ではスマホやPCを利用することで、効率的に勉強することが可能です。スマホであれば、いつでもどこでも空いた時間に勉強ができますよね。ここではITパスポートを取得するために有効なアプリやサイトを紹介してきます。
どのサービスもITパスポートの取得に役立つものばかりなので、是非試してみることをおすすめします。
ITパスポート試験ドットコム
このサイトでは、「過去に行われたITパスポート試験を元に作られた一問一答式の問題集」を取り扱っています。その他、これまで出題された1900問の過去問の中から、ランダムに出題されるアプリもあるため、実践力を鍛えるにも有効でしょう。
また用語解説も充実しているため、インプットとアウトプットを同時に行えるのでおすすめです。
スタディング
独学で勉強をしようと思っても、参考書を読むことが苦手ということもありますよね。そのような人は、スタディングというWeb講座を受講するのも良いでしょう。7,980円で全125講座を受講することができ、IT初心者でも基礎からしっかりと学ぶことが可能です。
受講期間も10ヶ月と長く設定されているため、「毎日が忙しくて時間がない」という人でも、無理なく最後まで受講できるでしょう。
参考:スタディング
YouTubeの無料講座
ITパスポート講座を受講したいと思っても、あまりお金を掛けたくないこともありますよね。そのような時は、YouTubeに投稿されている無料動画で勉強するのも有効な手段です。こちらは1回あたりの平均再生時間が8分ほどと短く、全100回の講座が公開されています。
具体例を通して分かりやすく解説されているため、初心者にもおすすめの動画となっています。
全問解説付 ITパスポート 一問一答問題集
動画を観るのが苦手だという人は、スマホのアプリを利用すると良いでしょう。こちらのアプリは、アプリストアでも4.5点と多くの人から高い評価を得ています。問題数も約330問と非常に充実しており、各問題に対してしっかりと解説が付いているため、スマホ一台で合格を目指すことも十分可能でしょう。
また、学習の進み具合を目次から確認することができるので、勉強のペース配分を管理しやすくなっています。
参考:App Store「全問解説付 ITパスポート 一問一答問題集」
CBT疑似体験ソフトウェア
いくら勉強をしても、実際に問題を解いてみないと、感覚が分からないこともありますよね。こちらのWebアプリは、実際に本番で使われている受験画面を疑似体験できるソフトになっています。全100問から構成されており、平成24年度春期以降に、実際に出題された問題を解くことができます。
本番直前には、一度雰囲気を体験しておくと良いでしょう。
ITパスポートは自分で勉強して合格できる
ITパスポートを取得するために必要な知識は、資格取得を社内研修に取り入れている企業もあるくらい、IT社会である現代では必要不可欠なものです。特に、IT業界で働くのであれば、登竜門と言っても過言ではないでしょう。
ITパスポートを勉強する方法は世の中にたくさんあります。自分に合った勉強法を見つけ、ステップアップを目指しましょう。