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ITパスポートは独学で合格できる。必要なものと方法とは?

ITパスポートは独学できる?

最近耳にする機会が多くなった国家資格の「ITパスポート資格」ですが、この資格に関心があるけれども、それほどITに詳しくない人は「未経験者でも独学できるのか?」との不安を抱えているのではないでしょうか。

そこで結論から言えば、充分に「独学できる」と言えます。多くの資格の独学は、通学や通信教育に比べると習得が難しいイメージがありますが、コツさえつかめば充分に知識を習得できるのです。

ITパスポート資格とはどんなもの?

ITパスポート資格の概要

ITパスポート資格の正式名称は、そのまま「ITパスポート」と言います。名称通り、ITの知識を測る「情報処理技術者試験」の中ではエントリーレベルとされています。

2009年4月に独立行政法人『情報処理推進機構』によって新設されました。その背景には、ITエンジニアだけではなく「幅広い層にITに関する正確な知識が必要」との考えがあります。

2018年度の応募者数は約98万人もおり、おすすめの人気資格の一つです。

資格概要
試験の開催時期 ほぼ、月に2回ないし3回で、金・土・日曜日の開催
(地域によって異なります)
受験料 5,700円(消費税込み、振込手数料は各自負担)
申込受付時期 随時
※受験申込内容(試験会場、受験日時)の変更は、
試験日の3か前まで
年齢制限 無し
学歴制限 無し
その他制限事項 無し
合格基準 1000点中600点以上
合格発表時期 試験日翌月の15日前後

ITパスポート試験の形式

ITパスポート資格試験の形式は「CBT(Computer Based Testing)方式」と言い、コンピューターに問題が4問表示されるので、マウスでチェックを入れて回答を入力する方式です。

経営全般の「ストラテジ系」、IT管理の「マネジメント系」、IT技術の「テクノロジ系」の3分野があり、それらのすべてに回答します。

合計で100問あり、試験時間は120分となります。

分野 内容 出題数
ストラテジ系 経営全般 35問程度
マネジメント系 IT管理 20問程度
テクノロジ系 IT技術 45問程度

ITパスポートの近年の合格率

正答率は6割以上、1000点満点で600点以上が合格ラインとなります。ただし、3分野のすべてで3割以上を正答しなければ不合格になります。

合格率は試験開始年度は60%でしたが、ここ数年は50%程度の横ばい状態です。同種の情報系入門試験と比較すると、情報検定(J検)の情報活用試験3級が約80%、1級が約60%となり、それよりも低いことから一概に簡単とは言えない状況です。

年度 合格率
2018年 51.70%
2017年 50.40%
2016年 48.30%
2015年 47.40%
2014年 47.90%

ITパスポートの独学難易度

難易度は、普段PCに接している程度によって異なります。一般的に必要とする勉強時間は、「IT経験がほぼない人」は30~50時間ほどです。

しかし「知識が全くゼロの場合」は100時間掛かったというケースもあり、IT環境による個人差がはっきり表れています。

「ITの勉強をしている人」にとっては難易度は高くありませんが、ストラテジ系やマネジメント系などの内容は情報系の学校では勉強しないため、20時間ほどの学習が必要です。

独学難易度
必要な勉強時間 20時間~100時間
独学で合格できた人の割合 約5割
難易度判定 ★★★

ITパスポートの勉強に必要な費用比較

独学の場合はテキスト代として5,000円程度の費用で済みます。ただし、これは各一冊の場合で、最低費用と言えます。

スクール通学の場合は3つの中で最も高いようです。会社によって異なりますが、30,000円代から100,000円代も掛かります。

通信講座受講の場合も会社によって幅が大きく、低価格の講座で10,000円ほどとなります。オプションやフォローアップ体制のある会社は30,000円ほどになります。

参考:たのまな ITパスポート試験対策講座
参考:スタディングITパスポート講座とは?
参考:資格の学校TAC 

勉強の仕方 費用
独学 約5,000円
スクール通学 約30,000~100,000円
通信講座受講 約10,000~30,000円

ITパスポートが独学に向いている理由は?

ITパスポートは、ある程度のPCの知識がある人であれば1ヶ月以内の最短で取得できるため、通信講座の受講やスクールに通学する必要はなく、独学で充分と言えます。

また文系の未経験者でも、じっくり取り組んで勉強を行えば、独学でも合格は不可能ではありません。

社会人であれば、通勤時間中の空いている時間帯に勉強できる独学のスタイルがふさわしいでしょう。

もともと初心者向けの資格だから

ITパスポートはITの専門家向けではなく、もともとが高校生以下の生徒も含めたIT初心者にITの知識を広めることを目的にしているものです。そのため、多様な生活スタイルのIT初心者が勉強しやすい資格と言えるのです。

しかしこの資格があるからとは言え、決して就職に有利に働くわけではありません。でも「ITによって生活を便利にしたい」、「将来はITの専門家になりたい」という人は、ぜひとも取得しておくべき資格です。

選択問題ばかりで記述がないから

ITパスポートの試験形式は、四肢択一(四択)のCBT方式です。アナログで言えば、鉛筆で答えを塗りつぶすマークシート方式で、それがコンピューターに代わっただけと考えれば分かり易いでしょう。

CBT方式は記述式ではないため、直感で答えることができます。マウスの扱い方も、初心者でも慣れれば簡単に操作できるようになります。

総合学習時間が少ないから

コンピューターの経験があまりない人でも、30~50時間ほどの勉強時間があれば合格は不可能ではありません。集中して試験前の1ヶ月ないし数か月を勉強期間に充てれば良いのです。

普段コンピューターに携わる仕事をしている人ならば、経営や管理に関わる2分野について、20時間ほど勉強すると良いと言われています。

このように総合的な学習時間が短いことから、独学でも不可能ではないと言えるのです。

ITパスポートの独学に必要なもの

ITパスポート資格を独学するには、テキストとして参考書と過去問題集は必須となります。多くの合格者が推奨しているように、体系的に学ぶためには本を中心に活用するのがおすすめです。

テキスト以外の勉強法は、勉強サイトや学習アプリを活用する方法もあります。

これらの内容について詳しく説明していきます。

参考書としてのテキスト

参考書は、3分野の例題が満遍なく提示されているため、必須の勉強となります。本形式の薄いテキストのため持ち運びも便利で、カバンの中に入れておくことができます。

そして、通勤や通学中に電車の中で勉強することができます。独学は場所を選ばないため、いつでも集中して勉強をすることができるのです。

過去問題集としてのテキスト

ITパスポート資格試験は2009年度から実施されており、過去問題集を遡って学習することができます。大学受験もそうですが過去問から傾向と対策を練ることで、より合格の可能性に近づくことができます。

やはり参考書と同様に本形式のため持ち運びがしやすく、家でも通勤・通学電車でも場所を選ばずに勉強をすることができます。

サイトや学習アプリなど

サイトや学習アプリを活用する方法もあります。有名なのが「ITパスポート試験ドットコム」です。過去問や用語集などが充実しているため、テキストを使用せずにこちらのサイトだけで合格する人も多いと言われています。

またWEBアプリの「ITパスポート過去問道場」も活用されています。こちらは1300問の過去問からの出題です。オプションも多彩で、計算問題だけを抽出して表示することもできます。

参考:ITパスポート試験ドットコム
参考:ITパスポート過去問道場(ITパスポート試験ドットコム)

ITパスポート独学のポイント

ITパスポートに限らず勉強はどんな場合も同じですが、成功するにはまずポイントをつかむことが必要です。ITパスポートを独学する場合の主なポイントとして以下が挙げられます。

「レベルに合ったテキストを選ぶ」「テキストは必ず復習する」「過去問を演習する」「テキストとアプリを併用する」などとなります。

勉強時間を100時間とした場合に当てはめて見ていきましょう。

レベルに合ったテキストを選ぶ

まずテキスト選びから説明します。テキストは、各出版社からレベルごとに毎年発売されています。必ず情報が更新されている最新年度のテキストを選びましょう。

注意したいのが自身のレベルに合わせるという点です。まったくのIT未経験者の場合は、イラストを多用したものや学習方法が丁寧に紹介されたものがおすすめです。合格者のブログなどを参考にし、おすすめテキストをチェックしましょう。

テキストは必ず復習する

次のポイントとして大事なのはテキスト学習ですが、特に復習するという点です。一度読んで理解したつもりでも、ほとんどの人は忘れてしまうほうが多いのです。そのため、頭にインプットしたつもりでも再度テキストを読み返しましょう。

何回か読み返すことで、初めは頭に入ってこなかった知識が定着してくるはずです。最初の2か月(60時間)はテキストの読み込みに充てましょう。

過去問を演習する

基礎的知識が固まったら過去問の演習に入ります。問題を解くことで問題に慣れるといったアウトプットも大切です。まず、新しいテーマの問題よりも出題回数の多い重要分野を確実に正解することで基礎得点を上げましょう。

問題を間違えた場合は、その理由を理解することも大切です。効果的な学習は、頭と身体で反復して覚えることなのです。すなわひ再復習が必須で、1ヶ月(20時間)は必要です。

予想問題に取り組む

次は、予想問題集に取り組みましょう。10年しか経たない資格のため、過去問のストックが多いとは言えません。そのため近年は、過去問題に重点を置いた学習方法が通用しなくなってきているのです。

そこで、予想問題に取り組むことも必要になってきます。当然ですがテキストの基礎的知識がインプットされていないと、合格は厳しい傾向にあるようです。また、前回過去問で間違えた問題の再復習も必須で、半月(10時間)は必要です。

直前にテキストの再度読み込み

いよいよ100時間の内、残り10時間となりました。試験直前のこの10時間は、テキストを再度読み込んだりインターネットを使ったりして、IT用語の再確認や暗記を行う学習時間に充てましょう。

また、PC関係の雑誌やIT関係のニュースなどを配信しているサイトで、試験に出されそうな話題を調べてインプットしておくのもおすすめです。

テキストとアプリを併用する

本形式のテキストも有効ですが、ITパスポート資格を受験するのでしたら、やはりサイトやアプリは必須です。テキストとサイトやアプリは、スペックが異なるだけで内容は同じと言って良いでしょう。

しかしサイトやアプリでの学習に慣れておくと、IT未経験者の人は、よりITに慣れることができます。ITに早く慣れることでCBT方式も安心して受験できるようになります。

ITパスポートは独学で合格しよう

様々なシーンでAI化が進み、もはやどんな人々にもITの知識が必要な時代になってきています。そのような時代背景によって生まれたのが、ITパスポート資格です。

合格率は約50%で、決して難易度は高くはありません。そのため、独学でも合格は可能です。しかし、ポイントを押さえた効率的な学習方法が必須となります。参考書や過去問などのテキストはもちろん、サイトやアプリなどを有効活用して確実に合格を目指しましょう。

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