新聞記者の転職はどうすればいい?使えるスキルとおすすめ転職パターン
新聞記者から転職したいと思ったらどうすればいい?
全国紙、地方紙、スポーツ紙、各業界紙など、多くの種類がある新聞ですが、新聞社や通信社で働く新聞記者は残業が多く、ほとんど自分の時間が取れないことで知られています。
やりがいのある憧れの職業として就いたのはよいのですが、実際に一生続けていく職業としては難しいと考える人が多いようです。ここでは新聞記者の転職いついてご紹介しますので、自分と照らし合わせて考えてみましょう。
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新聞記者を辞めたくなる理由とは?
新聞記者を辞めたくなる一番大きな理由は忙しくて自分の時間がほとんど取れないことです。早朝から深夜まで働くのは当たり前で、有給休暇もとりづらい職場が多いのです。
休みの日も急に呼び出されることが多く、実質年中無休という働き方を余儀なくされているといえるでしょう。女性は結婚出産を境に自由時間の多い職業への転職を考慮する人も多いのです。
残業が多いから
新聞記者の中でも、政治ニュースや芸能ニュースの取材に携わり、いわゆる「夜討ち朝駆け」が日常という部署の人は、残業がとても多くなります。不規則な生活は、体を壊すことにつながるので危険です。
ここで、2019年に大手転職エージェントdodaが調査した残業時間ランキングを見てみましょう。
職種 | 平均残業時間/月 |
設備施工管理 | 41.6時間 |
建築施工管理 | 36.7時間 |
食品・消費財メーカー | 35.9時間 |
これらは月20時間出勤とした場合の、職種ごとの平均です。そのため、役員や管理職を抜いた現場の若手社員の実態だと、この3倍程度になるともいわれています。
一方、新聞記者で忙しい部署の人は、残業が月200時間という声もありました。ランキングの数値を仮に3倍で計算したとしても、200時間には及びません。新聞記者がどれだけ過酷な状況かがわかりますね。
残業の多い職場を脱出。20代なら「JAIC」に相談してみよう
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会社や業界の残業の多さは一種の体質なので、個人では改善しようと思ってもなかなかどうにもできません。しかし、いざ見切りをつけて転職先を見つけようと思っても、いまある環境を変えるとなるとハードルが高いですよね。
そんなとき、もしあなたが20代で、正社員としての転職を希望しているなら、JAIC(ジェイック)に相談してみましょう。
JAICは、社会人経験の少ない20代向けの就職支援サービスです。正社員として通用するよう、しっかりとビジネス研修を行ったうえで、若さに可能性を感じてくれるホワイト企業との出会いを提供してくれます。
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- 社員の定着率が高く、若手が安心して働ける就職先を紹介してもらえる
- 強力なビジネス研修プログラム「就職カレッジ」で就職成功率UP
- フリーターや既卒から優良企業に就職できた利用者が多数
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JAICで紹介してもらえるのは、「短期間で退職する社員がいない」「雰囲気が良い」「業績が安定している」などの条件を満たす企業です。早いうちにぜひ相談してみましょう。
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業界の先行きがよくないから
新聞自体を読まない若者が増えています。ニュースはもはやWEBサイトやアプリでチェックする時代になりました。決まった情報が提示される新聞よりも、自分のよく見る分野や興味のある分野を配信してくれるアプリに、メリットを感じている人が多いのです。
実際、一般社団法人日本新聞協会の調査によると、2000年から2018年までで新聞の状況は以下のように変わってきています。
発行部数 | 1世帯あたり部数 | 世帯数 | |
2000年 | 39,901,576部 | 0.70部 | 56,613,999世帯 |
2018年 | 53,708,831部 | 1.13部 | 47,419,905世帯 |
核家族化が進み、日本全体の世帯数は増えているのに、それ以上に新聞をとらない家が増えたので、発行部数が激減しています。
このように業界の先行きが悪くなっているのも、転職を考える理由のひとつになりえます。
行動を制約されるから
新聞記者は、自分の担当のエリアがあると、そのエリア内で起こったニュースはなんとしてでも取りにいかなければいけません。
そのため、休日でも行動範囲が制限され、いつ電話がかかってくるか、いつPCを開かなければいけないかと心配しながら過ごすことになります。
「就職してから海外旅行になんて行けていない」「結婚式も近くで済ませてしまった」「他のどんな用事よりも取材を優先しなければいけない」という声もありました。
出産・育児をするのに向いていないから
出産を境に新聞記者を辞めるという女性もいます。新聞社はおおむね福利厚生が充実していて、産休・育休もあり、子供のいる社員には手当が出ることも多いですが、いざ復帰しようと思ったときにまたハードな環境に置かれると思うと、躊躇してしまうのです。
子育てと仕事を両立するためには、内勤の記者や他の間接部門に異動させてもらうか、時短勤務などを認めてもらって子供が大きくなるまで乗り切るしかありません。
余暇を大事にしたいから
仕事中心の生活を余儀なくされる新聞記者の生活を変えて、自分中心の生活を送りたいという人もいます。結婚は関係なく、個人の時間を楽しむために転職を考える人も見られます。
仕事と私生活のバランスを考えて仕事をするには新聞記者は難しく、先々のことを考えると早めの転職がよい場合もあります。業界の先行き不安もあり、20代のうちに辞めることを決断するケースも見られます。
新聞記者を辞めるメリットとは?
一番のメリットは残業や早朝出勤が減るということです。これまで不規則な生活に悩んできた人は、体調面も合わせてリセットされることになるでしょう。
長期のライフスタイルを考えると、できるだけ規則的な仕事のほうが私生活も充実し、家族のある人ならなおさら実感できることになるでしょう。女性なら結婚を境に辞めると大きなメリットになり、自分の体をいたわることへもつながります。
残業が減り自分の時間が増える
残業や早朝出勤が減ることが大きな利点です。年に数回ならよいのですが、新聞記者は日常的に忙しい仕事です。やりがいはあるのですが、長期に続けるとなると難しいと感じる人も多いようです。
取材部門なら有事には休日中も呼び出され、プライベートどころではありません。これに耐えられないなら新聞記者を辞めることに大きなメリットを感じるはずでしょう。
規則的な生活ができる
これまでの生活が一転して規則的で健康的な生活へと変わります。新聞記者を続けていて、なんとなく体調不良を感じていた人は改善されることもあり辞めたことに満足感を得る人も多いでしょう。
やりがいがあり待遇がよくても、体を壊してしまっては問題があります。特に結婚して家庭を持った男女なら切実な問題であり、転職を決める大きなきっかけになります。
子育てが安心してできる
女性の人は新聞記者を辞めることで子育てが楽になります。子供を持つと自分ひとりだけの満足だけでは仕事を決められず、総合的な生活サイクルいついて考慮する必要が出てきます。
仕事はうまくいっても、子どもの状態が悪くなってしまっては心も晴れません。私生活と仕事のバランスが取れる仕事へ一時的に変わるだけで、公私共に充実することもあります。
新聞記者を辞めるデメリットとは?
新聞記者を辞めるデメリットもあります。大変な仕事ですがそれに見合った待遇もあり、満足感を得ている人も多いのです。
私生活とのバランスが難しい職業ですが、私生活を優先するあまり仕事を辞めて、やりがいを失っては目標がなくなってしまいます。メリットとデメリットの両方を考慮して、自分の希望や将来のビジョンも合わせて検討しましょう。
給料が減り厚いサポートが受けられなくなる
一番のデメリットは給料が減る場合が多いということです。全国紙の多忙な記者は、20代で年収500〜700万ということもよくあります。また、新聞社は福利厚生が充実していて、各種手当があって住宅などのサポートも受けられることも多いです。待遇だけを見れば、定年まで働いて損はないように見えます。
そんな高待遇と、現状の不満を天秤にかけて、どう判断するかは迷うところです。
やりがいを失う
新聞記者があこがれの職業で、努力を重ねて就職したという人は多いことでしょう。それを辞めてしまえば、目標ややりがいを失うことにもなります。
仕事は好きだけれど辞めたい理由があるという場合は、一時的な勢いで辞める前に、会社の医療サポートや上司に相談してみることをおすすめします。
一度辞めると復帰が難しい
どの職業でもそうですが、いったん離職してしまうと復職が難しくなります。新聞記者のような日々の業務の積み重ねで能力が付く仕事は特にそうで、仕事を辞めてしまうと勘が鈍ることもあるでしょう。
これを取り戻すまでに時間もかかり、以前と同じレベルまで回復するのに苦労することもあります。
特に女性の場合は、妊娠・出産・育児を優先しようとするとかなり長期間のブランクができてしまいます。いつか復帰したいなら、育児中にもできる内勤業務を回してもらうなど、どうにかして会社にしがみついていたほうが得です。
転職時に役立つ新聞記者ならではのスキルとは?
それでも転職を決断するのなら、自分の今までのキャリアとスキルを最大限に活かしましょう。記者経験のある人が、転職時に特にアピールできるポイントをご紹介します。
人生経験
これは最も大きな糧となるものです。新聞という、社会を俯瞰するメディアに関わっていて、その中で特に自分の担当分野を持って何年も働いていれば、普通の会社員ではできない経験が蓄積されていくはずです。
入社してすぐの若いうちから、テレビで見るような人のプライベートを知ったり、社会の暗部を垣間見たりと、たとえ今は感覚が麻痺しているとしても当初は驚きがあったはずです。
新聞記者ならではの経験談は、たとえ転職先での業務に直接関係がなくとも、ひとりの人間として重宝してもらえる魅力になるでしょう。
専門知識
特定の部門に所属し、分野に特化した取材を繰り返して記事を作っていれば、自然と専門知識がついてきているはずです。それは仕事として、一般人の踏み込めないところまで踏み込んだからこそ得られる、貴重な専門知識です。
たとえば経済系の記事を担当していたとしたら、転職希望先の会社の役員よりもあなたのほうが、日本の企業事情に詳しいかもしれません。
入社時に課せられる時事問題などの試験も難しいことから、社会人として必要な知識については同年代の会社員よりもずっと豊富でしょう。
人脈
新聞記者は、ニュースになるような相手との会話や名刺交換を日常的にしているわけですから、同年代の会社員とは違う特殊な人脈を築くことができます。もちろん、仕事で得た名刺は個人情報であり、それを持って他社に移るのはルール違反ですが、個人的に親交を深めた場合は別です。
「なにかあったときにこんな人を紹介できます」と転職先で言えれば、あなたは貴重な人材になるでしょう。
文章力
昨今、日本の子供の国語力が低下しているとニュースになっていますが、現在企業で働いている20〜40代でも、効果的に伝わる文章が書ける人は決して多くありません。
営業トークをする、プレゼン資料を作る、スピーチをする、どれをとっても「他人に伝わりやすい文章の組み立て」というスキルは必要です。もともとあった社内資料を、文章力のある人がブラッシュアップしただけで、売上につながることだってあるのです。
そういう意味では、文章力を磨かれてきた新聞記者は、広報的な要素のある業務にはうってつけです。
タフな体力・精神力
残業の多いハードな職場で鍛えられてきた体力と精神力は、どこの会社でも重宝されます。
もちろん企業は社員のワークライフバランスを重視し、過度な残業はなくしていく社会的責任がありますが、やはり日本企業というのは潜在的に「根性」を求めています。
面接でのあなたの受け答えの端々に、ハードな仕事で培われた根性が見えれば、きっと面接相手には一目置かれることでしょう。
新聞記者から転職するならどんな可能性がある?
いざ新聞記者から転職するなら、どんな可能性があるのでしょうか。スキルを活かしながら無理なく活躍できる職をご紹介します。
ネットニュースの記者になる
これからも需要が増えると見込まれるネットニュースは、利用者も増えており、紙の新聞と対照的な位置のメディアです。
ネットの記事は、取材が必要なものより、すでにある情報を集約する形式が多いです。実地の取材をせずネット上での情報収集で済むのは格段に楽ですね。
ただしWEBメディアは、新聞と違って誰でも簡単に立ち上げられます。そのため若い企業も多く、業績が不安定だったり、福利厚生が確立していないところもあります。高待遇の新聞記者と比べて、待遇が悪くなることは確実です。
しかし、そのぶん仕事自体が楽で、早朝出勤や残業は大幅に減ります。待遇に納得さえできれば、ワークライフバランスのとれた生活が待っています。
全国紙から地方紙など働き方を変える
新聞社の仕事で最も大変なのは、全国紙の外勤記者の中の、政治ニュースや芸能ニュースを担当する人です。
それが辛くて辞めたくなったのなら、「全国紙でなく地方紙や専門紙に転職する」「外勤ではなく内勤に転職する」「夜討ち朝駆け取材のない分野に転職する」など、少しずらした職種を検討してはどうでしょうか。
新聞ならではのやりがいは維持しながら、別の可能性が待っているかもしれません。
また、外勤ではなく内勤記者になれば、社外を駆け回る必要がないだけでなく、記事を印刷にかける締め切りが厳格に決まっているので、残業がぐっと少なくなります。
ライティング能力を活かす
主に広告代理店ではライター職の募集があります。分野は一般的なものから専門的なものまでさまざまですし、長い記事もあればコピーライティング的な案件もあります。
特に医療系の記事が書ける場合は、メディカルライターとして高待遇のレアな仕事に出会えることがあります。
いずれにしろ、取材よりも「記事を執筆する」という部分に特化して仕事を探せば、残業などの負担はぐっと減るはずです。
ライター職を探してみよう
実際に各転職サイトや転職エージェントでライター職を検索してみると、以下のような結果になりました。(2020年2月現在)
転職サービス | 検索結果 |
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「リクナビNEXT」は自分で情報収集のできる転職サイト、他は仕事紹介から内定後の条件交渉まで全面的なサポートのある転職エージェントです。
ここで紹介したものはいずれも求人数の多い大手ばかりなので、転職が初めての場合はまず会員登録をして頼ってみて間違いありません。もちろん利用はすべて無料です。
フリーライターになる
ライターはライターでも、フリーで活動するという手もあります。前述したネットニュースなどでも、面白い記事を書けるフリーの人材を求めていることはよくあります。
フリーになると仕事の時間や場所が自由になり、在宅業務もできます。心身を壊して退職してまだ本調子ではなかったり、子育て中だったりする場合には助かりますね。
ただしフリーライターはあくまでフリーで、仕事を得られるかどうかは自己責任です。コンスタントに仕事を提供してもらえるルートを確保してからでないと、生活は厳しいでしょう。
クラウドソーシングなどで公募されているライティングの仕事は、素人でもできる内容で報酬もそれなりだということを、覚えておかなければなりません。
WEBディレクターになる
WEBディレクターにも、デザイン寄り・システム寄りなどの種類がありますが、コンテンツの見せ方を考えるという意味で、いわば編集長的な仕事です。
クライアントの目的を理解してWEBサイトを企画し、コンテンツを設計し、ユーザの動きを予測し、求める効果が上がるようにする……。そのためにデザイナーやコーダー、ライターに指示を出していくのは、まさに編集長ではないでしょうか。
IT業界に抵抗がなければ、新聞記者がスキルを活かす先として目指してみてもいい職種のひとつです。
自分でデザインやコーディングがすべてできる必要はありませんが、それらの仕事をする人と話が通じるくらいの知識はつけておきましょう。
WEBディレクター職を探してみよう
実際に各転職サイトや転職エージェントでWEBディレクター職を検索してみると、以下のような結果になりました。(2020年2月現在)
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339件 |
WEB業界は求人が多いので、WEBディレクターの案件も各社豊富に揃っています。中には未経験可というものもあるので、ぜひチェックしてみてください。
憧れの職業でも転職を決断すべき時はある
新聞記者の転職について紹介しました。激務に加えて、これから需要の減っていく新聞に早めに見切りをつけたい人も多いのではないでしょうか。
しかし、新聞社にいたなら記者としての腕や経歴があるため、転職先は豊富に見つかります。新聞社とつながりが深い業界へ転職することも出来るため、上司や周囲へ早めに相談してアドバイスを得ることも必要でしょう。