管理職を辞めたい!辞めない方がいい?辞めた方がいい?
管理職を辞めたいと思ったらどうすればいい?
役職が付き、管理職になると手当がつくため、給料が上がります。しかしその分仕事量が増え、責任も重くなり、時間的、体力的、精神的にもかかってくる負担は想像以上のものでしょう。
そのため思っていた仕事と違った、ストレスで体を壊したなど、管理職を辞めたいと思う人は少なくありません。
管理職を辞めたいと思ったらまず何すればいいのでしょうか。
辞める決断をする前に。いまの自分の市場価値はどのくらい?
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管理職を辞めたくなる理由とは?
管理職には望んでなった人もいれば、意図せず管理職になった人もいます。どちらにせよせっかく昇格して給料も上がったのに、どうして管理職を辞めたいと思うのでしょうか。
自分には向いていない、残業が増えた、給料が見合わない、上司と部下との板挟みがつらい、仕事がつまらない、ストレスが増えたなど、管理職を辞めたくなる理由を解説しています。
自分に向いていないと思ったから
管理職になれば今までとは違い、業務の種類が増えます。その増えた仕事が自分に向いていないと思うこともあります。
部下の管理や指導など、人に教えるのが得意であったり好きな人なら問題ないですが、現場で体を動かして働くのが好きだったのに、管理職になってから内勤のみになってしまったというように、真逆の仕事になってしまうこともあるのです。
残業が増えたから
管理職になると残業が増え、それが負担になり管理職を辞めたいと思うことがあります。仕事量が増えるので単純に定時までに仕事が終わらないのです。
自分の仕事で残業するならまだ納得できるかもしれませんが、部下のミスのせいなどで残業となってしまう場合もあります。
既婚者は家に帰ったら帰りが遅いと小言を言われ、安らげる場所がなくなってしまうのです。
給料が見合わないから
管理職になれば役職手当が付き給料の額が上がります。それでも仕事量や責任の重さを考えると、給料が見合わないから管理職を辞めたいと思う場合があるのです。
今までとは比べ物にならないほどの仕事量、部下の責任まで負わなければならないストレスに見合う給料がもらうことができれば問題は解消できそうですが、納得できる給料を提示してもらえる可能性は低いでしょう。
上司と部下との板挟みがつらいから
管理職になり役職がついたことで部下ができます。しかし自分が社長にならない限り、自分も上司にとっては部下ということになります。
上司からは部下のミスを責められたり無理難題を言われ、部下からは残業が多すぎる、仕事がきつすぎるとクレームを言われるなど、上司と部下との板挟みがつらいから管理職を辞めたいと思うのです。
仕事がつまらないから
管理職になり仕事が一気につまらなくなるのは、管理職になるとほぼ今までの仕事はできなくなるからです。
デザインが好きだったのにデザイン以外の仕事がメインになる、人と接することが好きなのに接する機会がなくなった、その上やりたくない仕事、苦手な仕事ばかりをしなければならなくなるので、どうしても仕事はつまらなくなってしまいます。
ストレスが増えたから
管理職になるのは、役職と手当と引き換えに想像もつかないストレスを抱えるということでもあります。
残業が増え、仕事量と責任の重さのわりに給料が見合わない、上司と部下との板挟みがつらい、仕事がつまらないなど、ひとつひとつのストレスが積もり積もって、周りからは想像もできないほどストレスが増えてしまい、管理職を辞めたくなるのです。
管理職を続けたほうがいい場合とは?
仕事を辞めたいと思うことはよくありますよね、管理職になったからと言って、何もかも自分の理想通りになるわけではありません。何かしら辞めたいと思う理由が出てくるでしょう。
管理職になってまだ日が浅い、労働条件に不満がない、部下に慕ってもらえているなど、管理職を辞めずに続けたほうがいい場合について解説します。
まだ管理職になって日が浅い
管理職になってまだ日が浅いなら、管理職の仕事に慣れていない、やりがいが見つかっていないだけかもしれません。
初めての仕事についたら、日が浅いうちに辞めたいと思うことはよくありますが、だからと言ってすぐに辞めては、いつまでたっても長く働くことができません。それと一緒で、慣れない仕事は慣れるまでは辞めたい、嫌だと思うものです。期限を決めてしばらく様子を見るといいでしょう。
労働条件には不満がない
今の会社で働く上での労働条件については特に不満がないという場合は、辞めずに続けるほうがいいでしょう。
管理職の仕事内容に不満があるからと転職をしても、不満のない労働条件で働ける会社がまた見つかるかどうかはわかりません。不満がない条件で働ける会社というのはなかなか見つからないので、自分の中で仕事との付き合い方に折り合いを付ける方法を見つけましょう。
部下に慕ってもらえている
管理職になって上司から無理難題を言われていても、部下に慕ってもらえているのなら、辞めずに続けたほうがいいでしょう。
環境や立場、仕事内容が変わっても、慕ってくれる人がいるということは、あなたの上司としての仕事振り、部下との接し方、教育方針、上司との関わり方などを認めてくれているということです。続けていれば改善されることがある可能性があるかもしれません。
管理職を辞めたほうがいい場合とは?
管理職を辞めたいと思っても辞めないほうがいい場合もあります。しかしそれとは反対に、管理職を辞めたいと思うきちんとした理由があるなら辞めたほうがいいという場合もあります。
ここでは長年働いても悩みがなくならない、労働条件が悪い、部下がおらず名ばかり管理職であるなど、管理職を辞めたほうがいい場合を解説します。
長年働いても悩みがなくならない
管理職になり、仕事内容や仕事量も変わり、責任も重くなり悩みは尽きないでしょう。それでも改善、解消されていく悩みがある中で、長年働いても悩みがなくならない場合は辞めたほうがいいでしょう。
長年働いている中で自分の仕事環境を整えようとしても、自分だけではどうすることもできないことがあるのも事実です。そのときは思い切って辞めるのもひとつの手です。
労働条件が悪い
管理職になったことで仕事内容が変わり、仕事量も増えたことについては特に不満はないけれど、労働条件が悪いというのは管理職を辞める立派な理由になります。
労働条件が悪いというのは、その会社の社員が働くための条件が整っていないということです。働くための条件が悪い環境では長く働くことができません。労働条件が思うように改善されないのであれば辞めるほうがいいでしょう。
部下がおらず名ばかり管理職
部下がいないのに役職がついて管理職になるということは、その会社が労働基準法の「管理監督者は割増賃金の適用外」という、管理職は役職手当がつくため残業代が支払われないという制度を悪用していると考えられます。
実際には管理職ではないのに管理監督者として残業代を支払わないということもあり、その場合は違法性も考えられるため、辞めることをおすすめします。
管理職を辞める際に気をつけることとは?
管理職を辞めたい、と思うことは多々あっても、実際辞めると決めたらまず何に気をつけたらいいのでしょうか。
断られないように理由を考えておく、上司に相談する時期を見計らう、異動するか退職するか決めておくなど、管理職を辞めるときに揉めないために、積極的にスムーズに辞められるように気をつけることを解説します。
断られない理由を考えておく
管理職を辞めるとき、引き止められないように断られないための理由を考えておきましょう。
辞めたら後悔する、給料上げるからなどとこちらが魅力的に思うであろう条件で引き止めようとすることがあります。上司が辞めるのを引き止めるのは、会社の不利益になる、上司の管理能力がないと評価が下がるからという理由があるのです。
上司に相談する時期を見計らう
管理職を辞めることを決めたらまず上司に相談します。そのとき、上司に相談する時期はきちんと見計らいましょう。
繁忙期は当然避けなければいけませんが、他にも人事異動の直後や大きなプロジェクトの最中なども避けたほうがいいでしょう。今必要である話以外は仕事の邪魔になるので、上司の気持ちに余裕があり、なおかつ上司の都合のつきやすい時期を選びましょう。
異動するか退職するかを決めておく
辞めたいのは管理職という立場なのか、今の会社を辞めてしまいたいのかを決めておきましょう。
管理職という仕事には不満だらけでストレスも増えたけど、今の会社に不満があるわけではないなら退職をするべきではありませんよね。管理職を辞めたいということが退職したいということとイコールなのかをきちんと考えておく必要があります。
業種別・管理職を辞めた人のエピソード
管理職を辞めたい理由、辞めたほうがいい、辞めないほうがいい、辞めるときに気をつけることなど理解しましたが、実際管理職を辞めた人はどういう理由で辞めたのでしょうか。
同じ管理職という立場でも、業種によって辞めたい理由は異なります。ここでは看護師、介護師、公務員の業種別に、管理職を辞めた人のエピソードを紹介します。
看護師の場合
[review sex=”woman” job=”看護師の仕事がしたくて退職” title=”患者さんと向き合いたい” rate=”4.1″]患者さんのケアをしたくて看護師になったのに、デスクワークの増加で全く患者さんと向き合えなくなった。費用対効果、経費など、何でもお金に結びつけて考えてしまうようになり嫌気がさした。[/review]
看護師になりたくてなった人が、デスクワークが増え、患者さんと向き合えなくなってしまえば、看護師としての自分の存在意義がわからなくなってしまうことがあります。
患者さんのケアを第一に考えていたはずなのにそれができなくなり、退職を決意し、他の病院で看護師を続けることを決意した例です。
退職届は半年から1年前、新年度開けに出すのが一番いいタイミングのようです。
介護師の場合
[review sex=”man” job=”プライベートの時間がなく退職” title=”もっと時間的に余裕が欲しい” rate=”4.4″]管理職になったからと言って現場での仕事がなくなるわけではないので負担が多すぎた。[/review]
今まで通りの仕事も兼任しながら、事務仕事など管理職としての仕事も増えてしまうと、家族とプライベートの時間を過ごす時間がなくなってしまいます。
現場の仕事から離れなくていいのはいいかもしれませんが、普段の業務に全く違う分野の仕事が増えるわけですから、切り替えも難しく、その分ストレスも増え、気が休まらず退職した例です。
公務員の場合
[review sex=”man” job=”希望降格制度を利用し降格” title=”金銭的に不満が溜まった” rate=”4.2″]手当が増える代わりに残業代はカット。役所関係の付き合いで自腹での出費が増えて、生活が厳しくなった。[/review]
管理職になれば管理職手当がもらえる変わり、た残業手当がカットされてしまいます。
役所の管理職は、役所関係の付き合いも多く、その際に必要になる食事代や飲み代などは全て自腹なのです。
公務員は希望降格制度というものがあり、退職をしなくても管理職を辞めることができますが、民間企業は希望降格制度がある企業はほとんどありません。
役職が付くことが仕事のやりがいとは限らない
会社に入り長く働いていれば昇進、昇格を目指す人も多いですが、役職が付けば自分がやりたくもない仕事をすることになる可能性が大きいです。
今のままの仕事ができていても、管理職としての仕事が増えます。仕事の種類が増えると違う種類のストレスも増えます。役職が付くことが仕事のやりがいに繋がるとは限らないことを覚えておきましょう。