バス運転手を辞めたいときは?辞めないほうが良い4つの理由
バス運転手を辞めたいと思ったらどうすればいい?
大型二種免許を取得していないと運転できないバスは、住民の足代わりになる路線バスや都市間バス、旅行客を乗せて観光地を周遊する観光バスに大別されます。
このように形態が異なるため、バスの運転手をしている人の悩みもそれぞれにあると言えます。
ここでは3形態のバスの運転手をしている人の悩みなどについてご紹介します。
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バス運転手を辞めたくなる理由とは?
バスの運転手に主に3形態ですが、それぞれに共通している運転手を辞めたくなる理由とは何でしょうか?それはやはり、他の職種同様に給料や休みなどの待遇面に関することが挙げられます。
そしてバスの運転手に関する独特な事情として、安全に関すること、時間に関することが挙げられます。それでは一つ一つ見ていきましょう。
給料が安いから
バス運転手の平均年収は地域差がありますが456万円で、大企業になるほど高収入になります。
同じ大型二種運転免許が必要な大型トラック運転手は年収が454万円です。普通・小型の場合はさらに下がります。また、タクシー運転手は332万円となっています。
バスの運転手はトラックの運転手に比べると安いわけではありませんが、大勢の人命に関わっている責任の重さという点では安いと言えるのかもしれません。
職種 | 平均年収 |
バス運転手 | 456万円 |
大型トラック運転手 | 454万円 |
タクシー運転手 | 332万円 |
時間が不規則だから
路線バスや都市間バスは早朝勤務や深夜勤務が発生します。路線バスは始発のバス乗務があり、6時台の運行担当では1時間以上早く出勤する必要があります。都市間バスは深夜出発の長距離運行もあります。
観光バスの場合は拘束時間が長い点が挙げられます。法定の走行距離は1人1日500㎞以内ですが、日中の拘束時間もあるため決して楽な状態とは言えません。
いずれのバスの運転手も、不規則な時間になりがちです。
まとまった休みを取れないから
バス運転手の休日は形態にもよりますが、路線バスの場合では3勤1休が多いようです。しかし実際は、路線バスや都市間バスは1週間で1日休み、観光バスになると繁忙期は1週間~10日連続で勤務して1日休みという場合があるようです。
体調への影響もありますが、通常の会社員とは違って土日祝日も関係がないため、家族や友人との行事に参加することも難しいのです。
責任が重大だから
バスの運転手は大勢の乗客を目的地まで安全に、そして時間を守って輸送する仕事です。しかし不可抗力で仕事を遂行できないときもあるのです。
有名な事件では西鉄のバスハイジャック事件が挙げられます。また、会社の指示による無理な運行スケジュールのために大勢の乗客と運転手が亡くなった事件もありました。
これらは極端な事例ですが、安全性と正確性を求められる責任重大さが重いストレスになるのです。
時間厳守の責任が重いから
バス運転手には乗客の命を預かる責任の重さと共に、時間を必ず守らなければいけないという責任の重さもつきまといます。路線バスや都市間バスに観光バスは、目的地に到着する時間が決められています。
もちろん会社では無理のない走行時間を計算して組んでいますが、天候などで予定時刻に到着できないこともあります。そうなると乗客からの圧力も強く感じられ、ストレスを抱えてしまうこともあります。
乗客との会話が苦手だから
路線バスにしても都市間バスにしても、まったく乗客と口をきかなくても良いというわけではありません。必要最低限の会話をしなくてはいけないときがあるのです。また、遅延がある場合はマイクを通して乗客に分かり易く伝える必要があります。さらに観光バスの場合は愛想良くする必要もあります。
そのため中にはクレーマー的な文句ばかり言う乗客もいると、辞めたくなってしまうことでしょう。
まだ20代なら「JAIC」でやり直すのもあり
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せっかく就いたバス運転手の職業。それでも、どうしても合わない・続けられないと思うのなら、辞める判断をするのも仕方がありません。では次の就職先はどうしましょうか?もしあなたが20代で「異業種でやり直してみたい」と思うのなら、JAIC(ジェイック)に相談してみましょう。
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バス運転手を辞めたほうがいい場合とは?
他の職業と同じようにバスの運転手も、思い切って辞めてしまったほうが良い場合があります。その理由は、会社のためでもありますし、あなた自身のためでもあるからです。
具体的には「業界自体に興味が持てない場合」、「この業界でできることに限界を感じた場合」、「他にやりたいことがある場合」などが挙げられます。それでは詳しく見ていきましょう。
運転に面白みが感じなくなった場合
バスの運転手になる人は、やはり車の運転が好きな人が多いのではないでしょうか。子供のころからバスの運転手に憧れていたという人も多いことでしょう。しかし仕事に携わっていくうちに運転が嫌いになることもあります。
しばらく様子を見て「また運転したい」と思えないようでしたら、バスの運転手を辞めてしまいましょう。仕事に面白みや楽しみを見出せないのは時間がもったいないからです。
職種の将来性に限界を感じた場合
JRの赤字路線が廃線になる一方で、路線バスや都市間バスは住民の足として欠かせない存在であり続けることでしょう。観光バスもインバウンド需要が衰えを見せない現在、将来に限界を感じる必要はないと言えます。
しかし運転のAI化が指摘されているようにバス運転手も例外ではありません。この点で将来に限界を感じてしまった場合は、前向きに転職を検討するのも悪いことではありません。
身体がキツくなってきた場合
法定の長距離以外は、バスの運転は一人で乗務することがほとんどです。そのため心身が健康でなければいけません。何かあった場合は代えの運転手がいないからです。
もちろん身体検査は会社でも行っていますし余ほどのことがあれば自分でも乗務は避けるでしょうが、何となく身体がキツイと感じる場合は大勢の命を預かる運転手は辞め時かもしれません。
他にやりたいことを見つけた場合
バスの運転手に限らず他の職種もですが、他にやりたいことが見つかった場合は潔く辞めてしまいましょう。若いうちであればやり直しがきくので早いほうが良いでしょう。もちろんベテランのバス運転手でも心機一転を図るのも悪くはありません。
生活設計をしたうえで前向きに転職をするのも良いことです。人生は一度しかないので後悔のないように過ごすことも大切なことです。
バス運転手を辞めてよかった人のエピソード
実際にバスの運転手を辞めて良かった人のエピソードをご紹介します。
ここで挙げた皆さんは真面目に勤めていながらも、乗客の理不尽な態度や会社の待遇面などの不満から会社を辞めた人たちです。しかし辞めたことで心理的にも肉体的にも開放されて後悔していないようです。それでは見ていきましょう。
乗客のクレームから解放された
[review sex=”man” job=”会社員” title=”クレームに困っていた” rate=”4.1″]乗客のクレーム対処が難しかった[/review]
路線バスの運転手をしていた30代男性のエピソードです。
路線バスは何か所も停留所を回っていくため分刻みの正確さが求めらます。しかし朝や夕方のラッシュアワーには定刻通りの到着や出発ができないこともあります。
ところが、定刻到着後の出発にも関わらず遅れてきた乗客に「早く出発した」とのクレーム、反対に遅れれば「遅い」とのクレームが寄せられます。クレームから解放されたことが大きいのです。
家族行事に参加できるようになった
[review sex=”man” job=”会社員” title=”子供と過ごせる時間が増えた” rate=”4.1″]子供に喜んでもらえるのがうれしいですね。[/review]
都市間バスの運転手をしていた30代男性のエピソードです。
家族がいる人であれば、時間は自由にならない点が挙げられます。早朝出勤や深夜勤務もある路線バスや都市間バスの運転手は勤務時間が不規則なために、家族行事に参加できないというデメリットがあります。
独身者も、日勤の友達と時間を合わせにくいというデメリットがあるのです。
規則正しい生活が送れるようになった
[review sex=”man” job=”会社員” title=”毎日決まった時間に帰宅できる” rate=”4.1″]規則正しい生活ができるようになったので体が楽ですね。[/review]
都市間バスの運転手をしていた40代男性のエピソードです。
家族行事に参加できるというのも大きなメリットですが、毎日同じ時間に起き、そして同じ時間帯に寝るということは、実はとても大きなメリットです。人間関係の悩みや給与面で悩みがなくても、不規則な時間が続くだけでストレスが大きくなることもあるのです。
月に3回あった深夜勤務から解放されて睡眠障害が無くなったそうです。
対人ストレスから解放された
[review sex=”man” job=”会社員” title=”気を使わなくても良くなった” rate=”4.1″]他人との会話が減ったのでストレスが無くなりました。[/review]
観光バスの運転手をしていた40代男性のエピソードです。
路線バスや都市間バスとは違って観光バスの運転手の場合は、バスガイドや旅行会社のツアーコンダクターとのコミュニケーションが発生します。運転だけではなく円滑なコミュニケーショも不可欠です。
しかし会話下手な運転手だったり、バスガイドやツアーコンダクターの態度が悪かったりする場合は、ストレスが溜まるそうです。
バス運転手を辞めないほうがいい場合とは?
バスの運転手を辞めたほうが良い場合があれば、バスの運転手を辞めないほうが良い場合もあります。
例えば、「職種を変えずに会社を変えれば解決する問題」や、「時間が解決してくれる問題」などが挙げられます。
このように視点を変えるだけで悩みが解決することもあるのです。それでは詳しく見ていきましょう。
職種を変えずに会社を変えれば良いから
バスの運転手は会社によって仕事の内容や給与面での待遇が異なります。現在の会社に不満がある場合は、待遇の良い会社への転職を検討しましょう。
一般的に、新設のバス会社よりも老舗のバス会社、また5つ星のバス会社、そして民間のバス会社よりも公営のバス会社が安定していると言われています。バスの運転が好きな場合は会社を変えることで、状況が好転することがあります。
時間が解決してくれるから
バスの運転手に成り立ての場合や新規路線を担当した場合、または路線や都市間バスから観光バスに変えた場合などは、少し様子を見ましょう。初めのうちは誰もが不慣れなのです。
しかし、少しずつ時間が経つことで慣れてくるでしょう。そうすると面白さを感じるかもしれません。「急いては事を仕損じる」のことわざ通り、仕事も時間が解決してくれることがあります。
安定した給料をもらえるから
バスの運転手は仕事内容の割には給料が低いと言われていますが、それでも平均年収は456万円となっており、決して悪いわけではありません。どちらかと言えば安定していると言えます。
不規則な時間での勤務に慣れて乗客のわがままなども割り切れるようになれば、それほどの苦痛ではなくなるかもしれません。
一人で仕事ができるから
観光バスには共に働くスタッフとしてバスガイドや旅行会社のツアーコンダクターがいますが、路線バスや都市間バスであれば一人で仕事をこなすことができます。そのため、運転が好きだけどコミュニケーションが苦手な人には合っている仕事と言えます。
乗客もわがままを言う人ばかりではありません。降車の時にお礼を言ってくれたり差し入れをしてくれたりする人もいます。
バス運転手を辞めずに続けてよかった人のエピソード
バスの運転手からの転職を決意する人がいる一方で、バスの運転手を辞めずに良かったという人もいます。転職は非常にエネルギーが要ります。辞めずに済むならば辞めないほうが得策です。
バスの運行会社やバス運転手の形態などの環境を変えることで、バスの運転手でいることの悩みを解決してきた人たちの前向きなエピソードをご紹介します。
都市間バスから路線バスに変えた
[review sex=”man” job=”会社員” title=”気が楽になった” rate=”4.1″]毎日自宅に帰れるので心身ともに楽になりました。[/review]
観光バスの運転手をしていた40代の男性のエピソードです。
以前は都市間バスの運転手だったため、長距離や深夜に運転をしなければいけないというプレッシャーやストレスが強かったそうですが、路線バスを運行している会社に転職したことで気が楽になったそうです。
路線バスは早朝勤務もありますが、毎日帰宅できる点をメリットに挙げています。
好待遇の会社に転職した
[review sex=”man” job=”会社員” title=”待遇が良くなった” rate=”4.6″]給料や福利厚生などが充実しているバス会社に転職できました。[/review]
都市間バスの運転手をしていた40代の男性のエピソードです。
都市間バスの運転手を優良運転手として長年務めていたことの実績が認められ、観光バスの大手に就職することができたそうです。現在観光バスは需要が高く、優良のバス会社であるほど大手旅行会社からの仕事も多いため、運転手の待遇も良いと言えます。
地道に仕事をしてきた賜物です。
観光地の有名ホテルに泊まれる
[review sex=”man” job=”会社員” title=”旅行気分を味わえる” rate=”4.7″]少しだけですが非日常気分を味わえるので楽しいです。[/review]
続いても、都市間バスから観光バスの運転手に転職した40代男性のエピソードです。
宿泊する観光バスツアーの場合はお客様と同じホテルに泊まることもあり、その場合はそれなりの部屋、そして夕食を無料で頂くことができます。
もちろん仕事なので遊び感覚では務まりませんが、非日常の旅行気分を少し味わえることは間違いないようです。
乗客から感謝される
[review sex=”man” job=”会社員” title=”感謝された” rate=”4.2″]お客様から「ありがとう」と言われるとやりがいを感じます。[/review]
観光バスの50代男性運転手のエピソードです。
観光バスツアーにはバスガイドが同乗しないときもあります。ツアーコンダクターは基本的に観光案内はしないのですが、まるきりしないというわけにもいかないそうです。そんなときに現地をあまり知らないツアーコンダクターにいろいろな観光情報を伝えます。
そうするととても喜んでくれますし、乗客も同様です。路線バスや都市間バスでは味わえない楽しみになるそうです。
バス運転手を辞める際に気をつけるべきこととは?
バスの運転手を辞めることになったら、どんなことに気を付けるべきでしょうか。「適切な退職時期を決める」や「次の職に求めることを整理しておく」などが挙げられます。
一般的に社会人としての退職の際のマナーのほかに、バス会社だからこそ気を付けるべき点についてご紹介します。
適切な退職時期を決める
バスの運転手だけに限ったことではありませんが、会社、そして同僚の迷惑にならないように適切な退職時期を見極めましょう。会社の繁忙期ではない時期に退職するのがベストです。
退職を決意したら早めに会社に申し出て、会社と相談をしましょう。どんな理由があったとしてもバスの運転手としての誇りを大切にし、運行ダイヤに穴が開くことのないようにしましょう。
次の職に求めることを整理しておく
バスの運転手を辞める決意が固まったら、次の仕事に求めることを整理しておきましょう。それは時間的なことなのか、給与面なのか、または仕事を続けていこうとするモチベーションなのかです。
仕事は同じ職種を続けることで熟練するので、できれば続けることが望ましいのです。次の仕事は転職をしなくても良いように、しっかり「自分はどうしたいのか」を考えておきましょう。
転職活動をしておく
バスの運転手を退職する決意を固めたら、会社に退職の意思を伝えるのと同時に転職活動も開始しましょう。もちろんバスの運転手の仕事はきっちりとこなさなければいけないので、仕事がオフの時に転職サイトを検索したり職業安定所に通ったりして前向きに仕事を探しましょう。
真面目にバスの運転手をしていたならば、必ずその実績を買ってくれる会社があるでしょう。
バス運転手を辞めるなら次の転職先は?
「バスの運転手を辞め、次の仕事をどうするか?」という場合は、やはり大型二種の免許を活かせる、バスの運転手に近い職業や経験を活かせそうな職業がおすすめです。
仕事へのモチベーションの高い人であれば、独立などの道もあり得るでしょう。ここではバスの運転手の仕事を活かせる仕事についてご紹介します。
トラックの運転手
「自動車の運転は好きだけど、対人関係は苦手……」という人はトラックの運転手がおすすめです。トラック運転手が人とコミュニケーションを取るのは、会社の指示を受けるとき、そして荷受けするときと荷下ろしのときくらいでしょう。
それも必要最低限で良いので、対人関係の悩みがある人はストレスを抱える必要がありません。運転中は常に一人なので、気楽に運転にだけ集中することができます。
タクシーの運転手
タクシーの運転手になるためには普通自動車第二種免許が必要ですが、大型二種免許を取得しているのであれば、それほど難しくはないでしょう。入社後は地理試験や接客マナーなどの研修がありますが、やはりバス運転手の実績があれば問題はありません。
乗客とのコミュニケーションは必要最低限で良いと言えますが、対人関係が苦手ではないのでしたら観光タクシーの会社に就職するのも良いでしょう。
コミュニティバスの運転手
路線バスでもなく都市間バスでもなく、そして観光バスでもない形態のバスの運転手として「コミュニティバス」の運転手が挙げられます。主に区などの自治体が運営しており、地域内の決まった短距離間を運行するバスです。
そのため常連客がほとんどとなります。対人関係が苦手な人は難しいかもしれませんが、顔なじみになれるので接客面の苦労も多くはありません。
自動車学校の教習指導員
車の運転が好きで対人関係も得意であれば、自動車学校の教習指導員も良いでしょう。教習指導員になるためには指定の自動車教習所に入社後、一定の養成を受けてから都道府県公安委員会の審査を経て就くことができます。
しかし教養科目などの受講や技能面での審査もあり、決して簡単に就ける仕事ではありません。ただ、安定している仕事のため挑戦する価値は大です。
バスの整備士
バスの運転手の仕事は、運転だけではなくバスの整備もある程度は必須の技能です。特に観光バスであれば、すぐに整備士が駆け付けられない場所にいる場合、ちょっとした不具合は自分で直すことも求められます。
「運転も好きで整備も好き」という根っからの自動車好きで、しかし「対人関係は苦手」という人は、整備士の仕事もおすすめです。
バス会社の内勤
バスの運転手から同じバス会社の内勤に職種替えをする人もいます。もちろん欠員がある場合に限りますが、実直な仕事ぶりが認められれば声が掛かることでしょう。
単純な事務仕事だけではなく、バスの運行に関わる仕事にも携わることができます。運転手の相談に乗ったりアドバイスをしたりなど、運転手時代の経験を活かすことができます。
バス会社を興す
仕事への高いモチベーションがあり、バス会社に将来性を感じている人であればバス会社を自分で興すのも良いでしょう。高齢化が進む現代、地域住民の足であるバスの需要は無くなることはないからです。
また、国はインバウンド観光に力を入れていることもあり、観光バスの運転手の求人が非常に高い状況です。新規参入の会社も多いことから、決してかなわぬ夢ではないでしょう。
大変さとやりがいを比べて後悔のない判断をしよう
バスの運転手は、主に路線バス、長距離の都市間バス、そして観光バスの3形態があります。
バスの運転手自体の悩みは、大勢の客を乗せているので責任が大きい、時間を守らなければいけないためストレスが溜まる、長距離や深夜運転、観光客への愛想など、それぞれに大変な面があります。
しかし、多くの人から求められている大切な仕事で、やりがいが大きい仕事です。退職を考えている人はじっくり考えてみましょう。