職場でバレンタインは配る?注意すべき点とおすすめのブランド5選
職場でのバレンタインはどうする?
男性・女性の混在する職場では、毎年なんとなく気になるのがバレンタインシーズンの振る舞い方。会社によってはバレンタインとホワイトデーの贈り物のやりとりが禁止されていることもありますが、そうでない会社のほうが多いので、対応に迷いますよね。
本記事では、「バレンタインにチョコを渡したほうがよさそうな雰囲気の職場」にお勤めの女性に向けて、最適なバレンタインシーズンの対応法をお伝えします。
職場でバレンタインにチョコを贈るメリットとは?
働いている女性であれば、バレンタイデーが会社の営業日とかぶってしまった経験が一度はあるでしょう。となると同僚や先輩、上司などまわりの男性にチョコを渡す雰囲気になってしまいますよね。
しかし日本では、バレンタインは女性が好きな男性に気持ちを込めてチョコを渡す大切なイベント。本来の意味で要らない勘違いなどはさせないよう、しかし人間関係が円滑になるように気を配る……ということが必要になります。
「ホワイトデーのお返しを期待しているみたいで嫌だ」「そもそも面倒くさい」など様々な意見がありますが、もしイベントに乗ったほうがよい社風があるのならば、今後の人間関係を良好にするためにも、バレンタインには参加しておきましょう。
コミュニケーションをとるきっかけになる
仕事での関わりが少ない上司や先輩にさりげなくチョコを配ることで、コミュニケーションをとるきっかけになります。
そこで会話が弾んだり、仲良くなれれば今後仕事をする上で思わぬチャンスがあるかもしれません。または今まで上手く行っていなかった仕事がそのつながりをきっかけに上手くいったりするかもしれません。
部署異動を狙っていたり、参加したいプロジェクトがあったりする場合は、バレンタインをきっかけにそのメンバーと交流を図ってみましょう。打算的かもしれませんが、普段関わりがない人と繋がれる、めったにないチャンスです。
ただし、もし部署やプロジェクト単位で交流を持ちたい場合、男性だけでなく女性にも別け隔てなく配ったほうが角が立ちません。
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日頃の感謝を伝えられる
「義理チョコ」や「友チョコ」が一般化したために、バレンタインの贈り物が禁止された会社もあります。ネガティブな面だけを見れば確かに、お返しの事や誰に渡すかなど色々面倒が多いです。
しかしせっかく「バレンタインデー」と定められた日があるにもかかわらず、当日何もしないのはなんだか寂しいですよね。会社として禁止されていないなら、純粋な気持ちで日頃の感謝を表すためにチョコを贈ってみるのは悪いことではありません。
感謝の気持ちを伝えられて嫌がる人はいませんので、思い切ってたくさんの人に渡すのもありではないでしょうか。
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気配りのできる社員として覚えてもらえる
バレンタインに限らず、なにかの機会にちょっとした気遣いができるところを見せておくのは、社会人にとって決して損ではありません。
「お世話になっているので」などの一言を添えて、お返しの負担をかけない程度の品物をさりげなく渡されたら、男性社員はきっとあなたのことを「気遣いのできる」人として記憶するでしょう。別に恋愛感情でなくとも、広い意味で「好意」を伝えるイベントなので、悪い気はしないはずです。
今後は仕事のときでも、あなたの気遣いに期待してもらえる場面がでてくるかもしれません。
職場のバレンタインにおける5つの注意点
職場は仕事をする場所です。学校とは違い、利益を最大化するために組織として運営しています。バレンタインデーだからといって、学校で友達にチョコを渡す感覚でいれば、まわりから白い目で見られてしまいますので、注意が必要です。
職場には若い人から年配の方まで幅広い世代の人や、役職が上の人など様々な立場の人が存在します。その人たちへの配慮を欠いた行動は、あなたの今後に大きく影響を与えかねません。
「友チョコ」や「義理チョコ」だからと言って何も考えずに渡すのではなく、色々な人の事を考えた上で贈りましょう。注意点を守るからこそ、メリットが本当にメリットとなるのです。
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適切な値段のものを贈る
チョコやお菓子を同僚や上司に贈る時に気をつけたいのが、渡す物の値段です。
考えるべきことは2つあります。ひとつは「役職相応のものを渡す」こと、もうひとつは「お返しが負担にならない値段のものを渡す」ことです。どちらの場合も、相手が負担に思うくらい高いものを贈るのはおすすめできません。
たとえば役員クラスの人になら、それなりの高級ブランドのチョコを贈るのが適切です。その人にお世話になっている女性は多いはずなので、連名で買えば一人あたりの負担も少ないでしょう。
直属の上司や、先輩レベルの人なら、自分と収入はそう大きく変わらないはずなので、自分が買いやすい値段のもので大丈夫です。
贈る人の範囲に気を配る
職場でバレンタインチョコを贈る時は、「なぜその人に贈ってあの人には贈らないのか」がわかりやすい範囲を設定しましょう。自分の好き嫌いの基準ではなく、客観的な、誰もがわかる基準を立てることをおすすめします。
たとえば部署内なら部署内だけにしましょう。なぜか他部署のうち特定の数人にも渡しているというのはNGです。その「特定の数人」にはもちろん、「特定の数人に入らなかった人」にも、要らない勘違いをさせてしまうことがあるからです。
交友範囲が広いなら、目立つ場所にチョコをおいて「バレンタインチョコです。みなさんで食べてください」など張り紙をするのもありです。
大きさやパッケージを考える
誰しもバレンタインチョコはもらって嬉しいものです。しかし貰うものの大きさやパッケージなど気をつけなければ、嫌がられてしまう可能性もあります。あからさまなピンクや赤で包まれたハート型のチョコなどは避けたほうが良いでしょう。
中には変な勘違いをしてしまったり、自宅に持ち帰って家族に変に思われたりする人もいるかもしれません。勘違いされてしまっては、今後の職場でやりにくくなってしまう事があるかもしれません。
また、高級感を感じてもらいたい場合には、大きさよりパッケージの印象を優先しましょう。とにかくたくさん入っていればいいわけではありません。鞄に入らないほどかさばるのは迷惑です。
渡すタイミングには気をつける
チョコやお菓子を渡すタイミングには気をつけましょう。当たり前ですが、忙しそうにしている人に贈るのはやめましょう。納期が間近の案件や時間に追われている人に渡しても「今はそれどころじゃない」と嫌な想いをさせてしまいますし、自分も落ち込んでしまうかもしれません。
外出から返ってきたタイミングや、会議が終わったタイミングなどバタバタしていない人に渡しましょう。または会議が始まる前に、お茶菓子代わりに出席者全員に渡すなども良いでしょう。会議が和やかな雰囲気になり、感謝されるかもしれません。
周りの女性社員と相談する
バレンタインデーが近づいてきたらまずは、まわりにいる女性の先輩に相談してみましょう。「毎年ここのバレンタインはどんな感じですか?」「みなさんでお金を出し合って何か買ったりしていますか?」など、あなたの職場にバレンタインの暗黙のルールが存在するかもしれません。
社長や役員レベルの相手には、何人かでお金を出し合って高級ブランドのチョコを買う風潮というのもよくあります。直属の上司や先輩・同僚レベルなら自分一人の判断でもいいかもしれませんが、それより上の相手については念のため周りに確認しましょう。
職場でのバレンタインで手作りがNGな理由とは?
「今年は時間もあるし、お菓子作りも得意だから、気合を入れて手作りのチョコを職場で配ろう」なんて考えている人は要注意です。
「手作りのチョコ」については様々な意見があります。市販のチョコより手作りの方が、気持ちがこもっていて嬉しいと思うかもしれませんが、中には嫌がる人もいます。
ここではそんな手作りのチョコが職場で迷惑に思われている理由をご紹介します。
シンプルに「重い」から
「手作りは本命にあげるもの」「義理なのに手作りは重い」などの意見が多いようです。貰った方は手作りなことに関して何かしらリアクションを求められている気持ちになってしまいます。
また義理チョコにもかかわらず、時間や手間をかけて作ることが理解できないようです。自分がチョコを作れるアピールしているのか、またはお菓子作りが得意な自慢?などと考えてしまう人がいます。
本命チョコであれば手作りもいいかもしれませんが、義理チョコに手作りはたしかに重いですね。
マズいものは食べたくないから
手作りですから、市販のものと比べて当然美味しいかどうかは保証されていません。仮にマズいチョコをもらって食べても気分が悪くなるだけです。最悪の場合、お腹を壊してしまう可能性もあります。
お菓子をつくる腕によっぽどの自信があり、それが会社じゅうに知れ渡っていれば別ですが、そうでないなら市販のチョコにした方がお互い幸せかもしれません。
衛生面が気になるから
作った環境が気になる人や、髪の毛や何か異物が入っているのではないかなど衛生面を考える人がいます。潔癖症の人の意見ですが、「人が握ったおにぎりは食べられない」などと同じ感覚でしょう。
2月はインフルエンザが流行る時期でもあります。貰う側は色々思うことがありますので、安易に手作りチョコを渡すのは危険かもしれません。
リアクションに気を遣うから
手作りチョコをもらうと、まずは手作りであることを褒めるかねぎらうかしないといけない空気が漂います。それに、食べ終わったら感想を言わないといけないのでは?とも考えてしまう人が多いです。
「ありがとう」の一言では済まされない……と周りに気を遣われてしまうのが手作りチョコなのです。
さらに手作りのチョコをもらった人はお返しに困ってしまうようです。手作りな分、手間と時間がかかっていますので、返さないという選択肢はなくなります。
お菓子作りに疎い人からすれば、手作りチョコへのお返しの相場というのもわからないので、さらに気を遣わせてしまうのです。
職場対応のチョコレートブランド5選
ここでは、「職場対応」という目線でおすすめのチョコレートブランドをご紹介します。職場対応というのは以下のような基準です。
[box_checkpoint title=”チェックポイント”]
- 一般的な男性社員にとってわかりやすく、もらってうれしい
- 安物感を与えない
- 男性の家族(奥さんなど)が見ても好印象
[/box_checkpoint]
気をつけておきたいのは、「女性が食べたいもの・女性同士で贈り合ってうれしいもの」とはまた違う観点だというところです。
誰にでもわかりやすい「ゴディバ」
チョコ好きな女性だと、「ゴディバはありきたりすぎるから、もうちょっと違うブランドを……」と考えてしまいがちですが、会社で男性社員に渡すならゴディバで大正解です。「ゴディバをもらえた」というだけでとりあえず喜んでくれる男性がほとんどです。
お値段が高いので、ばらまき用ではありませんが、部長や役員クラスの方に贈るならゴディバのバレンタイン限定品が最適です。
もう少しチョコがわかる相手なら、「ジャンポールエヴァン」「ピエール・マルコリーニ」でもいいですね。
外れのない「ザ・リッツ・カールトン」
会社の男性には、チョコレート専門ブランドよりも、有名ホテルのほうが名前の通りが良いものです。
都市部で、会社の近くに高級ホテルがあるなら、帝国ホテルやパレスホテル、ペニンシュラホテルなどの有名高級ホテルのものを選んでおくと間違いありません。地方なら、全国的に有名なホテルで、デパートの催事場で買えるようなものを選んでみましょう。
お手頃で高級感ある「モロゾフ」の限定ライン
バレンタイン催事のシーズンのモロゾフは、昔からある缶入りの商品以外にも、さまざまなラインを展開します。催事場を回っていると「おしゃれで、ゴディバよりもずっとお手頃だと思ったら、モロゾフ系列だった」と気づくことも多いです。
そういうものは、とりあえずジャケ買いしてみてOKです。お相手に渡して、ふとラベルを見たらモロゾフと書いてあるだけで、なんとなく「デパートレベルの安心な国産品」という印象を持ってもらえるでしょう。
机に置いておいて「みなさん食べてください」の形式にするなら、65個入って3,000円台のセレクションが便利です。
お手頃で種類豊富な「メリーチョコレート」の限定ライン
メリーチョコレートもモロゾフと同様、バレンタイン催事のシーズンにさまざまなライン展開がされます。女子高生同士で交換できそうな可愛らしいものから、お酒入りの渋いものまで、かなり展開が幅広いので、選ぶのも楽しいですよ。
ラインにもよりますが、もとの価格帯設定があまり高くないので、「同じ部署の男性社員全員にあげる」といった用途でも使えます。
売っている店が多いのもメリットです。1つ足りないことに気づいたけれど、角が立つからあげないわけにはいかない!という時に、コンビニやスーパーでも売っているので便利です。
少年心をくすぐる「ショコラブティック レクラ」の惑星チョコ
リーガロイヤルホテル大阪のチョコブランドです。男性の趣味にももちろんいろいろありますが、特にビジュアルで食いつく人が多いのが、凝ったプリントの惑星模様のチョコ。印象を残したいならぜひチェックしておきましょう。
他に、名古屋の松風屋がドイツの「フーシェ」と提携してブランド展開している「オリンポス」「アストロノミー」も惑星系です。こちらはよりリーズナブルですが、よほど詳しい人でなければ「レクラ」と区別はできないので、安く済ませるならこちらがおすすめです。
お互いに配慮して楽しいイベントにしよう
バレンタインは、お世話になっている人に日頃の感謝を伝えられるだけでなく、催事場が盛り上がり、買い物の楽しみがある素敵なイベントです。
だからこそ、バレンタインをきっかけに気まずい雰囲気になったり、余計ないざこざが起こったりするのを避けるため、気遣うことを忘れないようにしましょう。
まずは会社でそもそもバレンタインが禁止されていないか、女性社員の間に慣習がないかを確認することが大事です。