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独学でも弁理士になれる?独学で弁理士を合格する方法を解説

弁理士は独学でも合格できるのか

弁理士という職業をご存じでしょうか。特許、商標などの知的財産権に関するスペシャリストであり、特許庁への出願業務を軸として、商標権が侵害された場合に、助言や訴訟の代理を行う国家資格の1つです。今回は、「独学で弁理士になるための方法」を紹介してきます。

非常に狭き門ではありますが、努力次第では独学での合格も不可能ではないのです。

弁理士試験の難しさ

国家資格の難易度ランキングによると、弁理士試験の難易度は司法試験、公認会計士、司法書士に次いで第4位という高難度に設定されていることが分かります。驚いたことに、難易度では医師試験よりも上位に位置づけられているのです。

では、なぜ弁理士試験が高難度に設定されているのでしょうか。それは試験の内容の広さと、試験の形式が大きく関わっています。

弁理士の試験内容

弁理士は、弁護士や司法書士などと同様に法律のスペシャリストです。ですが、弁理士試験で問われる主要四法を丸暗記したからといって、合格できるようなものではないのです。弁理士試験は、1次試験が知識を問われる短答試験、2次試験が論述試験、3次試験が口述試験という形式で3段階に分けて行われます。

この全てに対策をする必要があるため、非常に合格率が低いのです。

形式 内容
1次試験 選択問題 主要四法を中心としたマークシート式の選択問題。試験時間は3.5時間で合格基準は65%以上。
2次試験 記述問題 工業所有権に関する法令の解釈・判断を問われる。必須科目の試験時間は特許・実用新案が2時間、意匠が1.5時間、商標が1.5時間。選択科目は「理工Ⅰ、理工Ⅱ、理工Ⅲ、理工Ⅳ、理工Ⅴ、法律」から1つを選び、試験時間は1.5時間。
3次試験 面接 論述試験と同様に、工業所有権に関する条約の解釈と判断を問われる。特許・実用新案、意匠、商標の3科目に対して、それぞれ15分ほどの試験時間。

弁理士の近年の合格率

弁理士資格の合格率は、年度によって変わりますが平均して約7%であり、比較的難しい試験だと言えるでしょう。非常に狭き門ではありますが、短答試験に合格すると、2年間は同試験が免除され、論述試験に合格すると、1年間は同試験が免除されるため、数年掛けて合格を目指す人も多いのです。

合格者の平均受験回数は4.17回となっているのは、そのためでしょう。

年度 合格率
2018年 7.2%
2017年 6.5%
2016年 7.0%
2015年 6.6%
2014年 6.9%

弁理士の独学難易度

弁理士になろうと思う多くの人が、予備校やオンライン講座を受講しています。それらの人達を含めても合格率が7%を下回るほどの高難度の資格だということを忘れてはなりません。

独学の定義にもよりますが、誰の助けも借りずにまったくの1人で合格を目指すのは、不可能ではありませんが相当厳しいと言えるでしょう。

独学難易度
必要な勉強時間 3,000時間
独学で合格できた人の割合 7%以下
難易度判定 ★★★★★

弁理士の就職先

国内での特許の出願数は、2006年を境に減少傾向にあります。一方で、弁理士の人数は年々増加傾向にあるため、就職先が減り続けているというのが実情なのです。

では弁理士になると、具体的にどのような道が開かれるのでしょうか。弁理士の就職先はその性質上、決して多いとは言えません。主な弁理士の就職先は以下の項目になります。

特許事務所

弁理士の主な業務は、特許の出願に関する業務です。そのため多くの弁理士が特許事務所に就職しています。大きな事務所であれは、100人以上の弁理士を抱えているところもありますが、弁理士全体の数から見ると0.3%ほどと、かなり少ないです。

多くの弁理士は、10名以下の事務所に所属しており、そのうちの7割が1名だけ所属している小さな事務所となっています。

弁護士事務所

弁理士の就職先は特許事務所だけではありません。弁護士事務所に所属することで、知財業務の問題に対して、弁護士と協力して取り組むことができます。弁護士も弁理士も同じ法律を扱う職業ですが、弁理士は弁護士に比べて、知財に対する技術的の知識が強いという特徴があります。

法律的な業務はもちろんのこと、主に発明技術の解釈についての業務を行います。

企業内知財部

一般企業の知財部に就職するという方法もあります。主に会社の商品を権利化する業務や、他社からの商標の侵害に対する業務に従事します。一般的な弁理士に比べると、自由度は低くなりますが、会社の福利厚生を受けることもでき、待遇が安定していることが多いです。

また、他の社員との差別化を図るため、特別手当が付いたり、出世が早くなったりすることも特徴の1つです。

弁理士を独学で勉強する流れ

独学で弁理士を目指すことは、非常に険しい道です。生半可な覚悟では、途中で諦めてしまうこともしょう。そのようなことにならないように、まずは自分自身を見つめ直す必要があります。

まずは「なぜ弁理士になりたいのか」ということをはっきりさせましょう。弁理士になった自分をイメージすればするほど、モチベーションの維持に繋がるのです。

勉強スケジュールを組む

弁理士になるためには、3,000時間を越える勉強時間が必要とされています。1日5時間勉強しても600日、2年半以上かかる計算になります。そのような長い道のりをスケジュールを組まずに勉強していたのでは、とても合格はできません。

まずは以下の表のように、大まかなスケジュールを立てましょう。もちろん1年で受かるという決意のある人は、スケジュールを早めても問題ありません。

時期 やるべきこと
9月/試験600日前 参考書を流し読みをして全体の雰囲気を掴む
10月/試験570日前 条文を理解をする
12月/試験150日前 過去問を解いて出題傾向を把握する
5月/試験20日前 論述試験対策をする
5月/試験20日前 口述試験対策をする

参考書を流し読みをして全体の雰囲気を掴む

初学者なのであれば、まずは弁理士が学ぶべき主要四法について書かれたテキストを通読して、全体の雰囲気を掴みましょう。どのジャンルの勉強にも共通して言えることですが、全体を把握しないまま勉強すると効率が良くないのです。

最初は理解できなくても問題ありません。何度も読んでいるうちに、少しずつイメージが掴めるようになります。

条文を理解をする

テキストの通読が終わったら、次は一つ一つの条文についての解釈をしっかりと勉強していきます。その際には、各条文の趣旨をしっかりと意識し、理解しながら読み進めるようにしましょう。条文の趣旨を把握することで論述試験、口述試験の対策にも繋がります

また一問一答式の参考書を活用し、理解を深めるようにしましょう。

過去問を解いて出題傾向を把握する

各法令に対する理解が深まり、ある程度インプット作業が終わったのであれば、次はアウトプット作業に入ります。頭では分かっているつもりでも、実際に問題を解いてみたら上手くいかないということも、よくあることなのです。

アウトプット作業は過去問を解くと良いでしょう。過去の出題傾向も把握できるためおすすめです。

論述試験対策をする

弁理士資格を取得するために必要なことは、圧倒的に法令に関する知識と条文への理解です。これらは短答試験への対策がしっかりとされているのであれば、十分だと言えるでしょう。ですが、論述試験に求められるのは「相手に自分の知識をしっかりと伝える技術」です。

いかに知識があっても、相手に伝わらなくては意味がありません。論述試験の対策では、その伝える技術を磨く必要があるのです。

口述試験対策をする

口述試験とは、言葉を変えれば面接です。問われる内容も「特許・実用新案、意匠、商標」と、論述試験を突破できるだけの知識があれば問題ありません。ですが、条文の解釈を口頭で行わなくてはならないため、コミュニケーション能力が必要不可欠です。

しっかりと練習する必要はありますが、論述試験を終わってからでも十分対策が可能です。

弁理士を独学で勉強するおすすめテキスト

弁理士になるためのテキストは数多くありますが、どれを勉強していいのか分かりませんよね。ここでは数あるテキストの中でも、評判の良いものを紹介していきます。注意点として、購入するときは最新版を買うようにしましょう。

法令は変更されることがあります。少しでも節約しようと思い、古本屋で古い年度のものを買うと、間違った内容が記載されていることもあるので気を付けましょう。

エレメンツ

編集部おすすめ教材
題名 エレメンツ
著者 早稲田経営出版 編著
評価 ★★★★★

エレメンツは、資格取得の専門予備校TACでも使われているため、信用度が高いテキストです。1巻から3巻まで分かれており、それぞれ「特許法/実用新案法」、「意匠法/商標法」、「条約&不正競争防止法/著作権法」と、各法令について分かりやすく書かれています。

初心者が最初に手を付けるには、最高のテキストと言えるでしょう。

体系別短答過去問

編集部おすすめ教材
題名 体系別短答過去問
著者 東京リーガルマインド LEC総合研究所
評価 ★★★★★

こちらのシリーズには、過去10年間に行われた弁理士試験の問題が全て載っています。「過去問を解かずに弁理士試験に合格した人はいない」と言っても過言ではありません。実際の試験に全く同じ問題が出ることはありませんが、過去問を解くことで出題傾向を把握することができます

過去問を繰り返し解き、満点が取れるくらいのレベルを目指しましょう。

四法対照

編集部おすすめ教材
題名 四方対照
著者 PATECH企画出版部
評価 ★★★★★

弁理士になるために学ばなければならない法律は、「特許法、実用新案法、意匠法、商標法」の四法です。これらの条文には、それぞれ同じものがあったり、似たようなものがあったりと非常にややこしいのです。

似たような文章があると覚えづらいですよね。四法対照には、それぞれの条文を比較して見ることができるので違いを比べやすくおすすめです。また、余白ページも多いので、自分で注釈を入れることも可能です。

独学でも勉強は可能だが難易度も高い

独学で弁理士になるのは、とても険しい道のりです。ですが、独学と言ってもあなたは1人ではありません。世の中には同じように独学で弁理士になろうとする人がたくさんいるのです。また、ネット上には独学で弁理士になった人の合格体験記、ブログも数多く存在するので参考にすることをおすすめします。

とても高いハードルですが、乗り越えたときの達成感は、何物にも代えがたいものになるでしょう。

適性検査LP

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