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社労士の試験を独学でパスする4つの勉強方法と4冊のテキスト

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社労士試験は独学で合格することは可能か

数多くある国家資格の中でも社会保険労務士の試験は、「8士業」の中に含まれるほどの難関さです。

労働者の「社会保険」に関する相談や指導「企業経営上の労務管理」などを行います。また、労働保険法や社会保障法令を基本とし、書類の作成や代行業務もするなど広範囲で複雑な内容です。

ここでは社会保険労務士を独学で合格するための方法についてご紹介していきます。

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社労士試験の難易度や費用

社会保険労務士の仕事は、労働者が安心して働ける環境整備をや企業の健全性を示すために欠かせない企業経営の根幹に関わる仕事です。

毎年法改正によって条項が変わるため情報の更新が必要で、非常に複雑です。そのため独学ではなくても非常に合格率が低いと言われています。

ここでは社会保険労務士の国家資格の難易度や勉強に掛かる経費についてご紹介していきます。

社会保険労務士の近年の合格率

社会保険労務士の国家資格試験の合格率は年度によって変わりますが、過去の10年間を振り返ると受験者数は毎年50,000人前後で推移しており、平均して6%と言われています。

すなわち合格者は50人に3人となり、90%以上が不合格になります。このことから分かるように、社会保険労務士の資格に合格するのは、非常に狭き門と言えます。

年度 合格率
2018年 6.3%
2017年 6.8%
2016年 4.4%
2015年 2.6%
2014年 9.3%

社会保険労務士の独学難易度

社会保険労務士の国家資格は合格率の平均が6%という数字が示している通り非常に難解なため、独学での合格率はさらに下がり、2%とも言われています。

文系の国家資格の中でも、会社勤めをしながら独学で取得できる難関資格なのです。

勉強に要する時間は年間で平均1,000時間は必要で、1日2~3時間を勉強に費やす必要があります。

独学難易度
必要な勉強時間 1,000時間
独学で合格できた人の割合 約2%
難易度判定 ★★★★★

社会保険労務士の勉強に必要な費用比較

社会保険労務士の国家資格の受験料は9,000円ですが、これを別とした費用は、独学はテキストやDVDなどで約15,000円が掛かります。さらに参考書も追加すると20,000円、単発の模擬試験も入れると1回ごとに2,000円ほど掛かり、合計で20,000円ほどです。

スクール通学の場合はコースによって差がありますが、10万円~30万円ほどになります。通信教育もコースによりますが、4万円~20万円ほどになります。

勉強の仕方
独学 約15,000~20,000円
スクール通学 約100,000~300,000円
通信講座受講 約40,000~200,000円

社労士の業務内容・仕事

社会保険労務士の仕事は、3つに大別することができます。

まずは、社労士の資格を持っていない人が他人の要求に応じて報酬を受けて行うことが禁止されている(独占業務)「1号業務」と「2号業務」、そして独占業務ではない「3号業務」があります。

ここでは、この3つの主な業務内容についてご紹介します。

独占業務の1号業務

1号業務の主な内容は、「申請書類等の作成」「提出に関する手続代行」「事務代理」の3つに分けられます。

それぞれ「労働社会保険諸法令に基づく提出すべき申請書類の作成」や「上記の申請書類を行政官庁に提出する手続きの代行」、「上記の申請書類について、または行政官庁等の調査や処分に関し、事業主の依頼を受けて代理人として主張や陳述を行う」内容となります。

独占業務の2号業務

2号業務の主な内容は1号業務と類似していますが、細かい部分で異なる位置づけになります。しかし、1号業務と同じように社会保険労務士しかできない独占業務となります。

「就業規則や労働者名簿、賃金台帳などの会社で備え付けておくことが義務付けられている労働社会保険諸法令に基づく帳簿書類等の整理」となります。

独占ではない3号業務

最後の3号業務は相談や指導に関わる部分で、コンサルティング的な業務となります。具体的には、「会社の人事や労務管理上の相談業務に応じて、実情に沿った適切なアドバイスと指導を行う」内容になります。

この3号業務は独占業務ではないため、他の士業だけではなく経営コンサルティングと称する人々も携わることができる競合業務となります。

独学で社労士に合格するための勉強法

社会保険労務士の試験は、表のようなスケジュールを立てて勉強しましょう。最初にきっちりとスケジュールを組んでおくことで効率的に勉強をすることができます。

1年間でやるべきことについてご紹介します。

時期 やるべきこと
9月~10月/試験の約360日前 やるべきこと1
テキストを一冊読み込む
最初はテキストの内容も用語も理解できませんが、次第に慣れてきます。初めは解らない部分があっても気にしないで読んでいきましょう。
10月~12月/試験300~180日前 やるべきこと2
過去問を解いてみる
テキストを一冊読んだ後は過去問に挑戦しましょう。全問正解はできなくて構いません。判らない問題はテキスト見ながらインプットしていきましょう。
3月~4月/試験180~120日前 やるべきこと3
苦手な分野を克服する
過去問がほとんど解けるようになっても苦手な分野が必ずあるはずです。この期間中に苦手分野を自覚して克服するようにしましょう。
5月~8月/試験●日前 やるべきこと4
総仕上げをする
本番近くには反復学習をしましょう。模擬試験を受けた後は必ず苦手科目の復習をし、徹底的に理解と暗記をしてください。

約360日前にやるべきこと

社会保険労務士の資格試験試験は毎年8月の第4日曜日に実施されます。そのため勉強は、1年単位で取り組む必要があります。

1年前、約360日前にやるべきことは、テキストである入門書を用意して必ず「一冊読み込むこと」です。解らない部分があっても気にしないで最後まで読み進んでしまいしょう。この段階で解らなくても焦る必要はありません。

300日~180日前にやるべきこと

テキストを一冊読み込んだ後は、過去問題集に取り掛かります。しかしテキストを一冊読んでいてもすべてのインプットは完全ではないはずです。

過去問を解くことで自然にインプットがされてくるので、何も焦ることはありません。何度も何度も繰り返し過去問を解くことで頭の中にしっかりとインプットされていきます。

180日~120日前にやるべきこと

テキストも読み込み、過去問も解けるようになってきたら、次の段階です。必ず自分の不得手な科目や苦手な問題があるはずです。苦手な部分をしっかり自覚して克服をしてください。

苦手なまま試験に臨んでしまうと、点数の高い科目の場合は致命傷になって合格が遠のいてしまいます。何が苦手なのかを認識することが大切です。

120日~直前にやるべきこと

いよいよ8月の試験本番が近づいてきたら総仕上げに掛かります。

予備校では模擬試験の開催が多くなっていますが、模擬試験は試験ではなく、自分の苦手部分の振り返る作業と思ってください。

模擬試験を受けて放置したままでは意味がありません。必ず点数の取れなかった部分について再復習をして理解、あるいは暗記に努めましょう。

独学で勉強する人におすすめのテキスト

独学での合格は難関ですが、まったく可能性がないわけではありません。社会人であれば通学もままならないでしょうし、通信教育も難しいかもしれません。

そのような場合は独学でも、スケジュールを組んで地道に臨めば充分に合格ラインに達することでしょう。ここでは独学をする人のために、ブログやサイト、2chでおすすめのテキストをご紹介します。

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社会保険労務士の資格試験の合格率は6%で、独学での合格率はさらに低く2%と言われています。しかし計画的な学習スケジュールに沿って取り組めば、合格も可能です。

他の学習同様に、まずはテキストを一冊通読すること、そして過去問で解らない箇所は徹底的に理解するように努めることがポイントです。地道に取り組んで、確かな勝利を手に入れましょう。

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