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技術士の資格を取得するには?試験の概要を隅々まで徹底解説

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技術職のトップである技術士資格を知ろう

[box_point title=”この記事で伝えたいポイント”]

・技術士とはどんな資格なのか
・技術士資格の一次試験とはどんなものか
・技術士資格の二次試験とはどんなものか

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「技術士」は、科学技術に関して高度な専門知識を用いて技術業務を行う、技術職の最高峰の国家資格です。しかし、一口に技術士と聞いてもあまり聞きなれない資格名ですよね。

この記事では、そんな「技術士という資格の概要や試験内容」についてご紹介します。技術士がどんな資格なのかを十分に理解して、自分でも目指せるかどうかを見極めましょう。

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技術士とはどんな資格?

一口に「技術士の資格」と言っても、実際にどんなことをしているのかや、この資格がいったいどれくらい社会的に価値のある資格なのかはイメージがつきませんよね。

これをしっかりと理解することで、自分が技術士を目指すときの参考になります。ここでは、そんな「技術士とは一体どんな資格なのか」について、見ていきましょう。

技術職の最難関資格

「技術士」とは、科学技術に関して高度な知識とそれを応用できる能力を持っていること、さらに高度な技術者としての考え方を持っていることを証明する、技術職の「最難関資格」となっています。

業務内容としては、研究や分析、試験、設計などを行ったり指導したりする立場になることです。社会的にもとても価値のある資格となっています。

試験は一次と二次がある

技術士の試験には、第一次試験と第二次試験があります。第一次試験は、とくに受験資格はなく、誰でも受験することができます。第一次試験に合格すると「技術士補」になることができます。

そして、第二次試験に合格することで「技術士」の資格を得ることができるのです。第二次試験には、技術士補として4年以上、技術士を補助する業務をしていたなどの受験資格が設けられています。

就職の可能性が幅広い

技術士の資格は、科学技術に関して高度な知識とそれを応用できる能力を持っていることの証明になります。そのため、技術職関連の仕事にとても活きる資格となっていて、就職の可能性も幅広いものとなります。

この資格があれば、就職でも転職でも、とても有利になります。それほど、社会的にもとても価値のある資格なのです。

技術士資格の一次試験とは?

技術士資格の第一次試験とは、実際にどのような試験なのか気になりますよね。第一次試験に合格しただけでは「技術士」になることはできません。

そういったことを詳しく知っておくことで、実際に自分が技術士を目指すときに役立ちます。ここでは、そんな「技術士試験の第一次試験とはどのようなものか」について見ていきましょう。

技術士一次試験の概要

技術士資格の第一次試験は、国が実施する国家資格です。第一次試験に合格すると「技術士補」の資格が得られます。この第一次試験には、とくに受験資格はなく、誰でも受験することができます。

受験費用は11000円と、少し高めですがそれだけ価値のある資格なのです。注意するべきところは、この試験に合格しただけでは「技術士」の資格は得られません。

資格概要
試験の開催時期 10月中旬
受験料 11000円
申込受付時期 6月下旬 ~ 7月上旬
年齢制限 なし
学歴制限 なし
その他制限事項 なし
合格基準 基礎・専門・適正それぞれ5割以上で合格
合格発表時期 12月中旬

技術士一次試験の科目

技術士の第一次試験は、適性科目・基礎科目・専門科目の3つにわかれています。合格基準は、それぞれ3科目とも50%以上の正答率となっています。

試験時間は、適性科目が1時間・基礎科目も1時間・専門科目が2時間となっていて、試験方式は、全て択一式です。基礎科目に関しては、科学技術全般の基礎知識が問われるので、広範囲の勉強が必要です。

科目 内容
適性科目 技術士法第四章の規定の遵守に関する適性
基礎科目 科学技術全般の基礎知識
専門科目 当該技術部門に係る基礎知識及び専門知識

技術士一次試験の近年の合格率

技術士資格の試験の合格率は、年度によって変わりますが平均して約30%~50%となっています。この合格率を見ても、比較的難しい試験だと言えます。

技術士の試験は、学生から社会人まで幅広い年齢層が受験するので、単に「簡単」・「難しい」という判断はできません。その仕事に携わっている者と一から勉強する者では難易度が違います。

年度 合格率
2018年 37.8%
2017年 48.8%
2016年 49.0%
2015年 50.6%
2014年 37.0%

技術士一次試験の独学難易度

技術士の第一次試験を独学で目指すときの難易度は、少し高めではありますが、独学で勉強をして合格が全く見込めない試験でもありません。第一次試験は、受験資格が設けられておらず誰でも受験することができます。

そのため、様々な人用に試験対策用のテキストが販売されています。自分に合ったテキストを選ぶことで、合格への道は近くなります。

独学難易度
必要な勉強時間 300時間
独学で合格できた人の割合 約5割
難易度判定 ★★★★★

技術士一次試験合格後の流れ

「技術士第一次試験」に合格した後の流れとしては、技術士ではなく「技術士補」になることができます。

そして、この「第一次試験」に合格しただけでは第二次試験の受験資格は得られず、技術士補として4年以上、技術士を補助する業務に就いたなどの条件を満たすことで、初めて「第二次試験」の受験資格を得ることができるのです。

技術士資格の二次試験とは?

技術士を目指す者にとって、技術士の第二次試験とはどのような試験なのか気になりますよね。第二次試験に合格することで、初めて「技術士」の資格を得ることができるのです。

この第二次試験は、第一次試験のように受験資格がなく誰でも受けられる、というわけではありません。ここでは、そんな「第二次試験の概要」についてご紹介します。

技術士二次試験の概要

技術士の第二次試験は、第一次試験を合格して技術士補として国が定める期間業務についたのちに受験資格が得られます。この第二次資格に合格することで「技術士」の資格を得られるのです。

試験内容は、第一次試験よりも科目数も増えて、より複雑になっています。第二次試験を目指すならば、より念入りな対策が必要になります。

資格概要
試験の開催時期 例年7月中
受験料 14000円
申込受付時期 例年4月中
年齢制限 なし
学歴制限 なし
その他制限事項 技術士補として技術士を補助した期間が技術部門で4年を超える者
合格基準 全ての科目で60%以上の正答率で合格
合格発表時期 10月下旬

技術士二次試験の科目

技術士の第二次試験は、総合技術監理部門以外の技術部門で「選択科目」と「必修科目」・総合技術監理部門で「選択科目」と「必修科目」に分かれています。

科目や内容は、第一次試験よりもさらに複雑になっていて、概要の把握だけでも難しいと感じる人も多いです。第一次試験よりも、勉強時間をしっかりと確保して試験にいどみましょう。

科目 内容
総合技術監理部門以外の技術部門:選択科目 「選択科目」に関する専門知識と応用能力
総合技術監理部門以外の技術部門:必須科目 「技術部門」全般にわたる論理的考察力と課題解決能力
総合技術監理部門:選択科目 選択した技術部門に対応する「選択科目」に関する専門知識と応用能力
総合技術監理部門:必須科目 「総合技術監理部門」に関する課題解決能力及び応用能力

技術士二次試験の近年の合格率

技術士第二次試験の近年の合格率は、年度によって変わりますが平均して約10%台です。かなり難易度の高い試験だといえます。

さらに、この試験の受験資格も誰でも受験できるわけではなく、一定の知識と経験をもっている人が受験してのこの合格率のため、かなりレベルの高い試験であることがわかります。合格を目指すのならば、かなりの勉強が必要です。

年度 合格率
2018年 11.4%
2017年 13.9%
2016年 14.5%
2015年 13.8%
2014年 14.7%

技術士二次試験の独学難易度

技術士第二次試験を独学で目指す難易度は、比較的高いといえます。第二次試験は、合格率が毎回約10%台であり、試験科目の範囲もかなり広いです。

技術士補の資格を持って、かつ一定の経験と知識を持っている人しか受けられない試験であるにもかかわらず、合格率の低さから見てとても難しい試験なのです。そのため、独学では合格は難しい場合もあります。

独学難易度
必要な勉強時間 500時間
独学で合格できた人の割合 約5割
難易度判定 ★★★★★

技術士二次試験合格後の流れ

技術士第二次試験に合格した後の流れとしては、技術士は試験に合格しただけでは技術士にはなれず、所轄官庁である文部科学省に「登録免許税」と「登録手数料」を支払い、必要事項を登録して、そこで初めて「技術士」になれるのです。

この資格は「登録技術者制」のため、試験合格後は必ず登録を忘れずに行わなければいけません。

難関の技術士資格はしっかり準備して挑戦

技術士の試験には、第一次と第二次があり、どちらもとても難しい試験内容となっています。この難関資格に挑むためにはとても勉強する必要があります。

しかし、それだけ価値のある資格のため、技術士を受験するメリットは十分にあります。合格を目指すのならば、中途半端な勉強法ではなく、きちんと対策を考えて挑みましょう。

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