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仕事の悩み

貿易事務を辞めたいのはなぜ?国際感覚を活かして転職を考えよう

貿易事務を辞めたいと思ったらどうすればいい?

貿易事務は海外の取引先とのコミュニケーションを行うため、国際感覚と高い英語力が必要となる専門的な仕事です。輸出入の現場を支えるやりがいのある仕事内容ですが、意外にも仕事を辞めたいと感じている人も多くいるのです。

ここでは高い能力が必要な貿易事務を辞めたいと考えている人に、本当に辞めるべきか、辞めるなら次の転職先はどうするのかなどを具体的に解説しています。

貿易事務を辞めたくなる理由とは?

高い英語能力と交渉力が必要な貿易事務は事務職の中でも特別な存在です。華やかな仕事のように見えますが、普通の事務にはない通関の手配や輸送の手配などがあり、ひとつでも滞ると輸出入が回らなくなる大切な仕事なのです。

外国との時差の関係もあり、生活が不規則なることも多い職業です。職場にもよりますが、貿易事務は残業が当たり前とされる職場であり、大きな不満となっているケースが多く見られます。

残業が多いから

貿易事務では取引先の中心は外国企業です。このため時差の都合で、早朝や夜中など勤務時間外に対応が必要となることもあります。

取引先だけではなく取引先の仲介役をする場合も多くあるため、各所との調整が長引くこともあります。貿易は膨大な業務があり、貿易事務の仕事は慢性的な残業のある職場となることが多いのです。

給料が安いから

待遇面で不満を持っている人も多くいます。一番気になるのが給料ですが、貿易事務は事務の中でも高い能力が必要となるため報酬も高くなっています。

しかし、それほど大きな額の差はなく、月給にするとプラス3万円程度です。能力の差ほどに報酬の差は出ておらず、慢性的な残業の多さもあり、仕事内容に対して給料が安いと不満を持つ人も多く見られます。

職種 平均年収
貿易事務 366万円
一般事務 329万円
医療事務 289万円

不規則な生活で体が持たないから

残業が多いことが当たり前の貿易事務ですが、早朝に仕事が入ることも多くあるのです。時差の問題に加えて、大量の業務を処理するストレスも加わるため、ゆっくり休息する時間が取れないという人も多くいます。

睡眠不足は大きな体への負担となり、体調を崩す原因の一つとなります。高い能力が必要に加えて、責任も重い貿易事務の仕事は精神面での負担が大きいことも見逃せません。

キャリアアップを考えているから

貿易事務は高い能力が必要でやりがいもある仕事ですが、貿易のサポート役にとどまっています。これからキャリアアップを目指すのならば、通関士の資格を取って業務の幅を広げたり、外国企業に就職して日本との貿易を担当するという方法もあります。

小さい商社なら貿易事務が買い付けを行うこともあるため、バイヤーとしての研鑽を積むことも出来ます。

出産後に仕事を続けていけそうにないから

結婚後出産をした人は、不規則な仕事である貿易事務を続けて行くのが難しいこともあります。小さい子供がいると定時出勤定時退社の職場の方がありがたく、給料が減っても転職したいと思う人もいるのです。

このため、子供の手が離れるまで外国企業と関わりのない事務の仕事へ転職するという方法もあるでしょう。派遣やパートなら自分に合う時間帯を見つけやすくなります。

貿易事務を辞めたほうがいい場合とは?

英語を使うことの出来る仕事として貿易事務を選んだものの、実際の仕事は不規則でトラブルも多く、災害や天候にも左右されてしまうため常に気を張っている必要があります。

また高い能力が必要であるにもかかわらず、普通の事務とそんなに待遇が変わるわけでもないことが不満というケースも見られます。貿易という仕事にやりがいを感じないのなら、貿易事務自体を辞めることも考慮しましょう。

業界自体に興味が持てない場合

貿易業界自体に興味がない場合です。外国と頻繁に関わる仕事をしたいという人もいれば、仕事にするのは苦痛という人もいます

外国の商品自体に興味はあるけれど、貿易の仕事には興味がないという場合は激務となる可能性のある貿易事務を続けていくことは難しいでしょう。就いてみて初めて分かる仕事の厳しさに、戸惑うケースもあり早々と転職を決める人も見られます。

この業界でできることに限界を感じた場合

貿易の仕事自体には魅力を感じますが、関税や貿易バランスなどの制限があるため、自由に輸出入できるわけではありません。このため仕事に限界を感じている人も多く、貿易の仕事に携わることを辞めたくなる人も多く見られます。

語学力を活かした仕事として人気の貿易事務ですが、仕事を追及していくのなら理想と現実のギャップに悩む人も多いのです。

他にやりたいことがある場合

自分がやりたい仕事を既に決めているのなら、転職の準備を始めましょう。貿易事務は仕事の量が膨大なので、引き継ぎにも時間がかかります。

また転職先に入職するまでの準備もあるため、早めに動き出すことをおすすめします。また貿易や外国との交渉力は何の仕事にでも活かせるため、新しい職場でも評価されるでしょう。

貿易事務を辞めないほうがいい場合とは?

英語を使った国際的な仕事を続けていくなら、貿易事務の仕事は今後もなくなることはない仕事のひとつです。国際的な仕事は時差があり、不規則となるのは仕方のないことでしょう。

職場によってはこの問題をクリアしているところもあるため、勤務先を変えることで問題が解決することもあります。貿易事務に就いて間もないのなら、しばらく様子を見ることで次第に慣れることもあります。

職種を変えずに会社を変えれば解決する問題

職場を変えることで待遇や勤務時間が改善されることもあるため、仕事内容自体は好きという人は辞めることをとどまってみましょう。

転職サイトなどでほかの勤務先の待遇を確認するのもおすすめです。気になる会社があれば、より詳しい情報を得るためにサイトに問い合わせたり、見学を申し出てみましょう。

残業の問題もうまく回避しているところもあります。貿易事務イコール不規則と決めるのではなく、様々な職場を見てみましょう。

時間が解決してくれる問題

まだ貿易事務の仕事を始めて間もない新人ならば、仕事自体に慣れていないこともあります。三年程度続けてみると仕事のコツも分かってくるため、考え方が変わることもあります。

膨大な量の書類の処理や、荷物の手配、メールや取引先の対応など最初の年は戸惑うことばかりです。しかし、日々続けることで次第にこなせるようになるため、一年以内なら転職を見合わせてみましょう。

出産後に育児時間がとれない問題

不規則な貿易事務の仕事は、出産後の育児時間が取れないこともあるでしょう。こんな場合は一時的にパートへ変えてもらうこともよい方法です。

フルタイムへの復帰は子どもが就学年齢に達するまで待ち、その間に新しい資格を取るなどをすれば、時間を有効に過ごせます。最近は父親が育児の中心となることもあるため、夫婦の話し合いで男性がパートとなることもあります。

貿易事務を辞める際に気をつけるべきこととは?

ほかの仕事と同じく引継ぎに考慮して、最適な退職時期を決める必要があります。一般事務より引継ぎ事項が多く、外国との取引先も多いことからなかなか時期が決まらないこともあります。

納期や申請期限などを確実に把握し、退職によって貿易に問題が起こらないよう気をつけなくてはなりません。悪天候には輸送がストップすることもあるため、気候の穏やかな時期を選ぶこともポイントです。

適切な退職時期を決める

貿易事務は多くの引継ぎが発生するため、自分の希望の退職時期も考慮して総合的に適切な時期を決めましょう。

主要な取引が完了する時期や、自分の結婚、新しい職場への入職時期との兼ね合いもあるため、決めるのが難しいこともあるでしょう。完璧な引継ぎを目指すのではなく、引き継ぎやすい内容や時期を整理して早くから交代の人に渡しておくとスムーズな退職ができます。

次の職に求めることを整理しておく

退職の引継ぎも忙しい転職ですが、大切な新しい職場への要望もまとめておきます。これから転職活動を始める人は、自分がやりたいことは何なのか、貿易事務を辞めることの理由などを整理しておくと、職場を決める際に困ることはないでしょう。

なんとなくきついから今の職場をやめるでは、新しい仕事も見つかりにくくなります。転職のポイントを絞って自分の希望を確認しましょう

引継ぎのため早めに退職を伝える

職場を混乱させないように、出来るだけ早めに退職の意思を伝えましょう。具体的な転職先が決まったら、細かい引継ぎよりもまず退職の意思を知らせます

こうしておけば上司が引き継ぎのタイミングなどを指示してくれることもあるため、安心して転職が出来ます。くれぐれも突然退職してしまわないように気をつけましょう。

貿易事務を辞めるなら次の転職先は?

貿易事務自体を辞めることが決まっているのなら、新しい転職先を決めましょう。貿易の仕事でも買い付け専門のバイヤーとして商社に転職したり、商品を製造するメーカー、物流業者など転職先の幅は広いといえます。

待遇に満足できなくても長い目で見て総合的なキャリアが形成されるのなら、経験のひとつとして仕事をしてみるのもおすすめです。

今より楽な仕事なら企業の一般事務

不規則で体が持たないという人なら、貿易とは関係ない一般事務に転職するのもよいでしょう。収入は今より減る可能性がありますが、仕事内容は楽になるためストレスも軽減され、余暇の時間もたっぷり取れるでしょう。

特に結婚出産した女性は、一時的にでも楽な仕事へ変わることを希望する人も多く見られます。勤務時間を短縮したいのなら一般事務もおすすめです。

バイヤーに転身する

バイヤーの仕事は貿易の要とも言える大切な仕事です。貿易事務とは違い、商品知識が豊富に必要となるため経験が必要となる仕事といえます。転職先で小さな商社を選ぶと、事務も海外営業やバイヤーも行うこともあります。会社の規模にこだわらなければ、こういう転職もあるため丁寧に探してみましょう。

営業センスやマーケティングの勉強、そしてビジネス英会話のスキルを高めていけば、バイヤーに変わることも可能です。

独立やフリーランスも考慮する

転職する際に独立やフリーランスも視野に入れてみます。希望の待遇や仕事内容に合う職場が見つからないならば、妥協して安易な転職をすることはマイナスになることもあります。

派遣に登録するのではなく、自分個人で貿易会社や商社と契約することで、自分個人の評価が積み重ねられることになります。フリーランスとしての働き方を選ぶ人も多くなっており、貿易業界も例外ではないでしょう。

貿易事務からの転職に使える自己PR例

貿易事務から転職する際の自己PRをご紹介します。高い英語力や取引先との交渉力、輸送や税関、納品や出荷の管理、コミュニケーション力など、総合的なビジネス力が求められる仕事をしてきたということをポイントにPRしましょう。

ただ、転職先の求める能力とマッチングがよいこともポイントです。次の職場が必要としている人材を確認して、効果的に自分を伝えましょう。

グローバルな考え方ができる

高い語学力があり国際感覚が身についていることは転職の際に大きな武器となります。国内外を問わずコミュニケーション能力があることも大変評価されるでしょう。

貿易事務を辞めても外資系の企業に入社するのなら海外企業と仕事をした経験は活かされるため、よいポジションで入職できることもあります。これまで行ってきた仕事を細かくアピールすることで転職しやすくなるでしょう。

事務処理能力が高い

貿易事務は「インボイス」「パッキングリスト」「船荷証券」「信用状」など貿易関係の多くの書類を正確に処理することが必要となるため、高い事務処理能力があることをPRしましょう。

英文書類を読み書きできる程度のビジネス英語が出来ることも大きなプラスポイントなので、積極的にアピールします。どんな仕事でもビジネス英語が出来る人は受け入れられやすいため、英語でのビジネス書類を扱えることを伝えましょう。

折衝力がある

外国との利害関係を考慮して、ビジネスの交渉をしていく力があることをPRします。貿易は文化も商習慣も異なる国の間での売買取引なので、しっかり条件を明記して契約を交わすことが円滑な取引の基本なのです。

価格や取引条件の下に交渉を進めていくことはどんな業界でも行われますが、習慣の違う外国とのやり取りは相手の文化を理解することも大切なポイントです。これが自然と身についている経験は大きなアピールポイントといえるでしょう。

語学力がある

高い語学力があることをアピールします。英語力といっても受験英語や資格英語ではなく、貿易の最前線となる生きたビジネスを行うことが出来る特別な仕事です。

事務職ということになっていますが、ほかの事務とは一線が引かれる特殊な扱いなので、貿易事務のキャリアがあるというだけで、入職しやすくなる仕事は多くあります。

自己管理能力が高い

不規則な時差が発生する仕事にもかかわらず、ミスをすることなくスムーズな貿易の仕事をこなすことは自己管理能力の高さをアピールできます。

新しい職場でも自己管理能力があることは高評価となり、貿易事務の仕事内容を伝えるだけで理解してもらえることもあります。

書類、出荷や通関の手続き、電話、メール、来客の対応など国内外のビジネスサポートをこなしてきた経験はどんな業種でも受け入れられるでしょう。

貿易事務からの転職は事務能力と国際感覚をアピール

貿易事務の転職についてご紹介しました。高い英語力と交渉力が必要な輸出入になくてはならない貿易事務を経験しているのなら転職先は多くあるでしょう。

ただ高い能力があるだけに自分のチャレンジしたい気持ちも強く、高待遇を求めてしまいがちです。高待遇はストレスもあるため、子育て中の人は私生活とのバランスを考え、働き方を決めるのもよいでしょう。

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