デザイナーを辞めたい。理想と現実のギャップをどう埋める?
デザイナーを辞めたいと思ったらどうすればいい
グラフィックデザイナーやwebデザイナー、CGデザイナー、ファッションデザイナーなど、デザインを専門にする職業はデザイナーとされています。
クライアントの要望に応じて様々な条件を踏まえつつ、最適なデザインを考案するのは大きなやりがいを感じます。また、作品が世に出た際にはほかの仕事にはない満足感も得られるでしょう。
憧れの仕事ともいえるデザイナーですが、様々な理由から転職を希望する人も多いのです。ここでは、そんなデザイナーの転職についてご紹介します。
いま辞めたら次の仕事はどうなる?自分の市場価値を知ってみよう
[ad_img_link url=”https://antley.biz/kxfv” img=”https://antley.biz/wp-content/uploads/ミーダス.jpg”]
いま辞めても次の仕事はちゃんと見つかるのだろうか……そんな不安があるなら、本格的な転職活動の前に、自分の市場価値を診断するサービス「ミイダス」を試してみましょう。
ミイダスでは、年齢・学歴・職歴などの質問に答えて入力を進めていくと、自分のいまの市場価値=転職後の想定年収がわかります。魅力的な年収が出たなら、そのまま自分の市場価値を認めてくれる企業からのスカウトを待つこともできるのが、ミイダスを利用する一番のメリットです。
[box_checkpoint title=”チェックポイント”]
- 自分から転職活動をしなくとも、待っていれば企業からスカウトが届く
- スカウトが届いたら書類選考は免除。すぐに面接に進める
- 大手転職エージェント「doda」の系列サービスなので、安心して使える
[/box_checkpoint]
転職エージェントと違って、登録しても電話がかかってきたりはせず、転職を急かされたりもしないので、気軽に利用できます。ぜひチェックしてみてください。
[ad_button_2 url_1=”https://antley.biz/kxfv” text_1=”公式サイトへ” url_2=”https://antley.biz/agency/35134″ text_2=”詳細ページへ”]
デザイナーを辞めたくなる理由とは?
せっかくなった憧れのデザイナーですが、実際に仕事をしてみるといろいろな問題に直面することになります。
イメージしていた仕事とは違っていた、能力が足らない、サービス残業が多いなど、これまでのかっこいいデザイナーのイメージとは違うワークをすることになります。この現実を受け入れて努力していくか、転職するか悩む人が非常に多いのです。
ここでは、そんなデザイナーの不平不満をご紹介するので、自分と照らし合わせて考えてみましょう。それではご紹介します。
センスがないと感じるから
クライアントの要望や多くの制約の中で、最大限に自分のセンスを発揮しなければならないデザイナーです。苦労した割りに周囲の評判が低い場合も多く、がっかりしてしまう場合もあります。
自分の感性が活かされる理想の職場と思い入社したのですが、その感性が周囲に評価されなければ続けていくことが難しい仕事なのです。自分の能力の問題に悩むことも多く、理想と現実のギャップに大きく考えさせられる人も多いのです。
残業が多いから
デザイナーの仕事はやりがいを求めて就く人が多く、サービス残業が当たり前というところが多く見られます。やりがい搾取という言葉があるように、仕事内容の割りに低賃金という場合がかなり多く、プライベートとのバランスが取れない人が多いのです。
また、社員として入社すれば、デザインだけではなく雑務や営業も任されることだってあります。大量にある仕事の中で、自分の腕を上げる努力もしなければ生き残っていけない、厳しい世界なのです。
給料が安いから
下請けの仕事が多いデザイナーの仕事は、労働に対しての給料が低いことで知られています。クリエイティブな仕事ではありますが、地味な作業をこつこつとこなす、現場作業員のような仕事なのです。
同じクリエイティブ職でも、web言語を使いコーディングするマークアップエンジニアや、広告の企画立案を練る広告プランナーなどとかなり年収が違い、デザインの制作現場より、企画やディレクション担当者のほうが優遇されているのが良く分かります。自分の年収と比較して、転職の参考にしましょう。
職種 | 平均年収 |
グラフィックデザイナー | 329万円 |
マークアップエンジニア | 550万円 |
広告プランナー | 605万円 |
やりたかった仕事と違いすぎるから
デザインの学校を卒業して当たり前のようにデザイナーとして会社に就職したのだけれど、仕事内容が想像していたことと違うといった人が多く見られます。
イラストもDTPもwebデザインもこなす力が求められたり、商品のメインデザインは外注で、社内デザイナーは残りの仕事をこなす役割であることも多いのです。自分の実力を発揮できる仕事に恵まれないことも多く、モチベーションが低下する原因にもなってしまいます。会社で仕事をすると給料はもらえますが、デザインの能力アップは滞ることもあるのです。
子育てと両立できないから
サービス残業が多いデザイナーは、仕事が終わらなければ家に持ち帰ることも多い仕事です。フリーランスと違い、社員は会社の雑務もこなす必要があり、子育て中の女性には大変な負担になるのです。
出産と同時に退職する人も多いのですが、最近はフリーランスで仕事をする人も増えています。クラウドソーシングを利用すれば簡単に自宅で仕事を探せるので、会社を辞めてもキャリアを継続することができます。転職の選択肢の一つにしましょう。
デザインを仕事にするのが向いていないから
絵を描くことが好きで憧れのデザイナーになったけれど、実際の仕事は思っていたものとは違う内容で満足のいかない人も多く見られます。これからデザイナーを長期に続けるのは難しく、モチベーションも保てないと感じている人は転職を考慮するのも良いでしょう。
理想と現実が違うのはどの職業でもいえることなので、ほかの仕事に移る際も現実の仕事内容をしっかり確認して、同じ不満が出ないようにしましょう。
職場環境に不満があるから
自宅とあまりにも距離があるため通勤が困難だったり、女子用のロッカーや休憩スペースがないなどの理由で辞めたくなる場合も見られます。こんな人は会社を変わることで解決できるため、デザイナーそのものを辞めることはありません。
しかし、やる気のある人は少々の不満を自分で解決する努力をするため、職場環境の不満が多く出たらデザインの仕事にも不満があることがあります。自分の本当の要望を確認してみましょう。
20代なら「JAIC」で異業種でのリスタート
[ad_img_link url=”https://antley.biz/pw21″ img=”https://antley.biz/wp-content/uploads/ジェイック.jpg”]
せっかく就いたデザイナーという職。しかしどうしても自分に合わないのなら、無理に続けることはありません。
「でも辞めたら何ができるのだろう?」と不安があっても、もしあなたが20代ならまだやり直しはいくらでもできます。JAIC(ジェイック)に相談してみましょう。
JAICは、社会人経験の少ない20代向けの就職支援サービスです。正社員として通用するよう、しっかりとビジネス研修を行ったうえで、若さに可能性を感じてくれるホワイト企業との出会いを提供してくれます。
[box_checkpoint title=”ジェイックをおすすめする理由”]
- 社員の定着率が高く、若手が安心して働ける就職先を紹介してもらえる
- 強力なビジネス研修プログラム「就職カレッジ」で就職成功率UP
- フリーターや既卒から優良企業に就職できた利用者が多数
[/box_checkpoint]
JAICで紹介してもらえるのは、「短期間で退職する社員がいない」「雰囲気が良い」「業績が安定している」などの条件を満たす企業です。若いうちに別業界での再就職を目指すなら、ぜひ相談してみましょう。
[ad_button_2 url_1=”https://antley.biz/pw21″ text_1=”公式サイトへ” url_2=”https://antley.biz/agency/37515″ text_2=”詳細ページへ”]
デザイナーを辞めたほうがいい場合とは?
デザイナーを辞めたほうが良い場合は、デザインを仕事とすることに限界を感じている人です。趣味とビジネスでは大きなギャップがありデザイン学校の頃のようなモチベーションが保てないこともあります。
DTPオペレーターやマークアップエンジニアのような、デザイナーの描いたものを元に、データを作成したりコーディングしたりといった二次的な仕事のほうが楽にこなせることもあります。自分はどちらが向いているかチェックしてみましょう。
業界自体に興味が持てない場合
クリエイティブな仕事を希望してデザイナーになったのですが、実際の仕事は地味で制約も多くがっかりしてしまう人もいます。
自分の感性を活かすまでにこなさなければいけないことが山ほどあり、やっと作品ができても周囲の評価はいまひとつということも多いでしょう。仕事内容も、ポスター、書籍、商品パッケージなど、自分のやりたかった分野とは違うという人は、デザイナーを辞めてほかの業界へ転職するのもおすすめです。
デザインは趣味にしたい場合
好きなことを仕事にしたいと考えてデザイナーになったのですが、ビジネスの世界は厳しく自分の能力からしてデザイナーとして生き残っていけるか疑問という人は、早めに転職するのもおすすめです。
好きなデザインは趣味にして、仕事と割り切れる仕事をほかに持つのも良いでしょう。副業としてクラウドソーシングでデザインの仕事を続けるという選択肢もあります。
他にやりたいことがある場合
デザインのほかにやりたいことが決まっているのなら、早めに転職の準備を始めましょう。ただし、デザインの仕事に全く関係がないのなら良く考えないといけません。
一度業界を離れるともう一度戻るのは難しく、デザインの腕も落ちるでしょう。新しいことに着手するとしばらくはそちらに集中することになります。くいが残らないように自分の気持ちを確かめましょう。
結婚出産した場合
どの仕事も、結婚出産を機会として一時的に仕事を退職する人が多く見られます。特に始めての出産子育ては戸惑うことばかりで、デザイナーの仕事と両立していくのは難しいでしょう。
育児休暇を利用した後も就業が困難な場合は、一旦退職して子育てに専念するのもおすすめです。子供が幼稚園や就学年齢に達する時期を目安に職場復帰を果たすのが良いでしょう。子供が落ち着かないと仕事どころではありません。
平面デザインが向いていない場合
デザイナーは主にパソコンを使っての平面デザインが仕事になります。造形や空間デザインに興味があったという人は、やりたいことと合致していないことがあるでしょう。
インテリアコーディネーターや、ファッションデザイナー、ネイリストや宝石デザイナーなど、立体デザインが必要とされる職業は多くあります。自分の得意分野を仕事にするのが長期に仕事を続けていけるポイントなので、転職を考慮しても良いでしょう。
黙々とパソコン作業する仕事が向いていない場合
デザイナーは最初の打ち合わせ以外は自分ひとりでパソコン作業する仕事がほとんどです。これが辛いと感じる人は、長期にデザイナーを続けることが難しいでしょう。
集中してパソコンに向かうため人との会話がなく、自分だけの世界で仕事を進めることになります。これが向いている人と苦手な人がいるため、自分は向いていないと感じるのなら転職を決めるのも良いでしょう。
腰痛がある場合
パソコンで仕事をする人は皆さん悩まされることですが、肩や背中、腰のコリや痛みを感じる人が多くなっています。対策グッズも多く出ていますが、なかなか解消されない人がほとんどです。
もし、長時間デスクに座っていることが困難で、体の不調を感じることが多いのなら、いったん休職してみるのもおすすめです。体のメンテナンスをしながら、デザイナー自体を続けていくほうがいいのか考えましょう。
デザイナーを辞めてよかった人のエピソード
デザイナーから別の仕事に転職した人をご紹介します。みなさんデザインの仕事と関連する仕事に変わり、満足しているのがうかがえます。
デザイナーは辞めましたが、これまでの経験が活かせる職場でやりがいのある仕事が多くなっています。世の中にデザイン関連の仕事はあふれており、転職先に困ることはないでしょう。それではご紹介します。
やりがいはないけれど仕事として満足している
[review sex=”woman” job=”デザイナーからDTPオペレーターへ転職” title=”心理的負担が減った” rate=”4.5″]デザインは趣味として続けたいと思っています。[/review]
デザイナーを辞めて、DTPオペレーターの仕事へ転職した例もあります。クリエイティブな仕事ではないけれど、残業もなく余暇も増えるため満足度が高くなることもあるようです。
印刷用のデータ作成という地味な仕事ですが、心理的負担も減り長く続けられる仕事ともいえます。年収はそれほど上がっていませんが、業務が楽なので気にならない人もいます。
デザイナー経験が活かされる仕事に就いた
[review sex=”man” job=”デザイナーからマークアップエンジニアへ転職” title=”デザイナーの意図が分かるので仕事がしやすい” rate=”4.1″]これまでの経験が存分に活かせる将来性のある仕事です。[/review]
マークアップエンジニアに転職した人もいます。HTMLやCSSといったマークアップ言語によって、ホームページの文章構造やレイアウト、装飾などを指定していく仕事です。
元デザイナーのためデザイナーの意図が手に取るように分かり、仕事もスムーズにこなせるようです。デザインそのものの仕事ではありませんが、デザインを形にするのになくてはならない、やりがいのある大切な仕事です。
人相手の仕事が自分に向いている
[review sex=”woman” job=”デザイナーからネイリストへ転職” title=”人と向き合う仕事が楽しい” rate=”4.7″]造形につながる仕事が自分には向いています。[/review]
パソコンではなく人の爪をデザインする人相手の仕事に転職した例もあります。造形を専門にしたい人にとって、手作業で自分のセンスを活かせるネイリストは憧れの職業です。
実際にお客さんと話ができるのも楽しく、仕事のモチベーションアップにもなっているようです。デザインの仕事経験も活かされているため、間違いのない転職だと感じる人も多いのです。
デザイナーを辞めないほうがいい場合とは?
デザイナーの現実に直面しても、過酷な労働条件でも、デザイナーの仕事を辞めることは考えていないという人もいます。こういう人はデザインの仕事が向いているため、デザイナーの仕事を辞める必要はありません。
今は仕事に慣れないため転職を考えてしまう時期ですが、冷静に今の状況を考えてみましょう。デザインの仕事自体とは関係ないお悩みも多いのではないでしょうか。それではご紹介します。
職種を変えずに会社を変えれば解決する問題
年収や休日、福利厚生や勤務時間など、会社を変えれば解決する問題が原因の場合は、デザイナー自体を辞める必要はありません。転職サイトなどで自分の希望する待遇を選んで、検索してみましょう。
うまく見つからない場合は転職アドバイザーに直接相談してみると、的を得た会社を紹介してくれることもあります。非公開求人も多いため、サイトでは見つからないことも多いのです。
まだ新人で慣れていない問題
どんな仕事も3年続けてみないと、本当に自分に適しているのか判断がつきません。現在就職して間もないという人は、せめて3年は続けてみましょう。
そのときにどうしても合わないというのなら、転職を考慮してみます。次の仕事に変わるにしても最初の仕事を3年続けていると、根気があるとみなされて良い評価を受けることが多いのです。辛い時期ですが、デザイナーの仕事自体は隙という人はもう少しがんばってみましょう。
子育てで忙しい問題
結婚出産を機会にデザイナーを辞めるか悩む人も多く見られます。せっかく積み上げたキャリアを中断するのは残念なことであり、デザイナーとしての腕を落としてしまうことにもなりかねません。こんな人は在宅で、スキマ時間にデザインの仕事をすることでキャリアを継続することができます。
最近はクラウドソーシングで楽に仕事を見つけることができるので、デザイナーでお母さんという立場の人も増えています。
デザイナーを辞めずに続けてよかった人のエピソード
一時は迷ったけれど、結局デザイナーを辞めなくて良かった人をご紹介します。辞めなくて良かったと感じるのは、デザイナーとしての仕事に満足していることの現われです。
成功したかどうかは別にして、好きなデザインの仕事を続けてこれたのは、その人の能力のひとつと考えるのが良いでしょう。継続することでよい結果になったデザイナーもいるのです。
会社を変わり勤務時間が減り余裕もできた
[review sex=”man” job=”デザイン事務所からからメーカーへ転職” title=”同じ仕事内容で待遇が良くなった” rate=”4.1″]下請けからメーカーに変わって生活が楽になりました。[/review]
デザイン事務所からメーカーの商品開発部にデザイナーとして転職した例もあります。これまでの残業続きだった仕事形態とはガラッと変わって、勤務時間も規定どおりで残業もないようです。
その代わり会社の雑務が増えましたが、デザインの仕事に影響するほどではないようです。下請けのデザイン会社とメーカーではかなり待遇の差があるようです。
独立して個人事業主になった
[review sex=”man” job=”会社勤務から個人事業主へ転職” title=”自由な立場で好きな仕事をやれる” rate=”4.3″]案件紹介サイトを利用して受注も安定しています。[/review]
会社でデザイナーとして働くことに限界を感じる人がいます。個人事業主になって仕事が取れるか不安な人もいますが、案件紹介サイトなどを利用してスムーズに仕事を受注することが出来たようです。
また、一つ一つの仕事へ責任感も出てきたため、作品のクオリティアップにもつながっているようです。人によっては会社員より独立したほうが性に合っていることもあります。
子育てが終わって会社勤務に復帰した
[review sex=”woman” job=”一時退職して職場へ復帰” title=”子育て中は家で仕事をした” rate=”4.7″]クラウドソーシングでスキマ時間を利用しました。[/review]
出産子育てで一時的に会社を退職した女性の例です。その間にクラウドソーシングを利用して、デザインの仕事を続けており、デザイナーとしてのキャリアを継続できました。
これが評価され、子育て後の再就職でもスムーズに入職することができたようです。結婚出産でキャリアが中断されることなく、デザイナーとしての力を蓄えられたのは良いことでした。
デザイナー職のまま環境を変えるにはどうする?
デザイナーの仕事自体は多くあるため、働き方を変えたい人は選択肢が多くあります。グラフィックデザイナー、webデザイナー、DTPデザイナー、インテリアデザイナーなど、その職種は多岐に渡っています。
一度就職してしまうと同じ分野の仕事を続けることにもなり、なかなか仕事内容を変えることが難しいと感じてしまいます。しかし基本的なデザインの知識があればすぐに対応できることが多くなっています。
WEBからグラフィックなど別分野の職に就く
webサイトを作る仕事として近年需要が多いwebデザイナーですが、HTMLやCSSなどの言語を使ってコーディングする能力も必要とされ、デザイナーの負担になる場合も多くなっています。
規模の大きい会社はエンジニアが担当することもありますが、スタッフの人数が少ない職場ではデザイナーが一人で担当することも多いのです。これが負担と感じるなら、webからグラフィックなど別分野へ変わることで、面倒なコーディング作業から解放されるでしょう。
フリーランスになる
会社でデザインの仕事することが苦痛と感じるのなら、独立してフリーランスになるという選択肢もあります。最近は案件紹介サイトやクラウドソーシングなどで、開業したてで人脈がなくても簡単に仕事を受注することが可能です。
このため、独立するハードルが下がってきているため、悩んでいる人は個人事業主になることもおすすめです。フリーランスから再び会社員になることもできます。
より条件の良い会社を探す
転職サイトなどでより良い条件の勤務先を探してみましょう。勤務時間や給料、有給休暇や福利厚生など、待遇は会社によって様々です。
現在の職場に不満があるのなら、その不満を整理して、自分の希望に適する職場へ転職します。デザイナー自体の仕事は続けたいなら、職場の選び方を間違えないことで快適な職場環境を手に入れることができるのです。
デザイナー職を辞めるならどんな転職の可能性がある?
デザイナーを辞めたとしても、デザイン関連の仕事は多くあります。もともとデザインの仕事は商品の一部であったり、コンテンツの一部であるため、ほかとのつながりが多く発生する仕事です。
デザイナーからほかの職種に変わる際も、これまでかかわりのある仕事の中から自分に適したものを見つけましょう。ここではオペレーターや、需要の多いweb関連の仕事をご紹介しています。
デザインを印刷用のデータにするDTPオペレーター
印刷用のデータをパソコンで作るのがDTPオペレーターの仕事です。これまでの仕事と直接の関連はありませんが、デザインをデータにしたときの仕上がりを予想して調整する必要があるため、デザイナーの意図も汲み取る必要がある大切な仕事といえます。
作業量が多くなる時期もありますが、デザインそのものの仕事より機械的にこなせるため、楽に感じる人も多くいます。
言語を使ってwebデザインを表現するマークアップエンジニア
webデザインをする際に欠かせないコーディングを専門にするマークアップエンジニアです。デザイナーの意図を汲み取り、HTMLやCSSといったマークアップ言語で適切な表現をする、ホームページ制作に欠かせない仕事です。
似たような仕事でWebコーダーやフロントエンドエンジニアがありますが、明確な違いはなく、扱う言語が違っていたり、自分でアレンジを加えられるかといった差になります。どれもwebデザインには欠かすことのできない要の仕事です。
webサイトの企画立案をするプランナー
顧客からホームページ制作の意図や要望を聞いて、webサイト制作の企画立案をする仕事がプランナーです。webデザイナーだった人は、これまでもプランナーと一緒に仕事を進めることもあったため、身近な職種であるといえるでしょう。顧客の意図がwebサイトに反映されるように、デザイナーに指示を出してよいホームページを作り出す大切な仕事です。
これまでデザインの仕事をしてきたなら、デザイナーの疑問や気持ちが分かるため、的確な指示を出すことができるでしょう。
デザイナーを辞める際に気をつけるべきこととは?
デザイナーを辞める際に気をつけるポイントをご紹介します。退職時期を早めに伝えることや次の職場の準備は基本なので、早めにとりかかりましょう。
また、デザイナーは人手不足でもあるので、貴重な働き手を逃さないために引き止められることも多くあります。これに負けてしまわないよう転職の理由ははっきりさせておくことをおすすめします。
引き止められない理由を考えておく
あなたがデザイナーを辞めると伝えると、引き止められることがあるということを予想しておきましょう。人手不足の業界なので貴重な人材を逃したくないのです。
しかし、あなたの意思が固いならこの誘惑に負けることなく、はっきり退職理由を伝えられるでしょう。別の会社にデザイナーとして転職するのではなく、職種自体を変えるのなら強いインパクトがあるので最初に伝えておくと断りやすいでしょう。
適切な退職時期を決める
結婚などの退職時期がある程度調節できる理由なら、職場に迷惑がかからないような時期を決めましょう。婚約者と話し合い、今の職場の状況を踏まえて適切な日を考慮します。
なかなか決められない場合は思い切って上司に相談し、お互いに都合の良い日を話し合うこともおすすめです。できたらプロジェクトが終わって仕事が一区切りが付いた時期がベストといえるでしょう。
次の職に求めることを整理しておく
デザイナーを辞めて、これから転職活動を始めるという人は次の仕事に希望することをまとめておきましょう。退職で忙しいかもしれませんが、次の職のことがおろそかになってしまっては、次のステップへ進めません。
なぜデザイナーを辞めるのか、次の職に求めることは何かということを考えておくと、転職活動や次の面接で適切な回答ができるでしょう。
デザイナーに戻る可能性もあるため作品をまとめておく
退職しても、何かのきっかけでデザイナーとしての経歴や作品が必要となることもあります。また、転職を経て再びデザイナーへ戻ってくることも考えられます。
これまでのデザイナーとしてのポートフォリオをまとめ、いつでも提出できる状態にしておきましょう。デザイナーとしての経歴は大きな能力として自己アピールしていけます。ぜひ効果的に活用してみましょう。
結婚退職なら職場復帰もあることを伝える
結婚出産でいったん職場を離れる場合は、子育てがひと段落したら再び職場復帰することも考えられます。退職する際はそのことを伝えておくと、再就職もスムーズに行うことができるでしょう。
現在の職場が居心地が良いと感じているのなら、数年後に復帰する可能性もあるということを伝えておくのも良いでしょう。小規模なデザイン事務所なら、離職と再就職の融通が利くことが多いのでうまく利用することもおすすめです。
デザイナーからの転職に使える志望動機・自己PR例
デザイナーからの転職の際の志望動機や効果的な自己PR術をお知らせいたします。デザイン関連の職種に変わることも多いため、専門的な知識があることを最大限に活かしましょう。
デザイナー周辺の仕事は豊富にあるため、良い転職先はきっと見つかります。なぜデザイナーを辞めるのかの理由も簡潔に答えられるよう、準備しておくと良いでしょう。
クリエイティブなセンスがある
デザイナーをしていると気が付かないことですが、クリエイティブな専門職に就いていたということが大きな特徴になります。デザイン業界以外に転職するなら、このことをしっかりアピールしてみましょう。
ネイリストや、インテリアコーディネーターなど、平面デザイン以外の仕事でもデザインの基礎知識やセンスが必要とされる職業は豊富にあります。自分の経験やセンスが分かる作品を提出する場合もあるので、準備しておくと良いでしょう。
デザイナーの意図が分かる
マークアップエンジニアやフロントエンジニアなど、デザインをコーディングする仕事に転職するのなら、デザイナーの意図が分かっているあなたは貴重な存在です。
これまでもデザインとコーディングの両方していた人ならばすぐ仕事になじめることでしょう。HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語をを使いながら、デザイナーの意図を的確に解釈して表現することが必要なのです。元デザイナーのあなたはどこの職場でも大きな戦力となるでしょう。
デザインの基礎知識がある
デザイン学校や美大を卒業しているのなら、デザインの基礎知識があるため関連する業界へ転職しやすくなります。グラフィックデザイナーなどはデザインの勉強をしたことがないという人も多く見られます。
デザインの基礎的な勉強をしている人なら、職種に限らずどこの業界に行っても少しの研修で仕事をしていけるだけの基礎知識があるのです。感性が大切な仕事のデザイナーですが、基礎的な知識があるのは大きな武器となるでしょう。
心身に負担を感じるなら早い内に辞める決断をしよう
いかがでしたか?デザイナーの転職先は豊富にあるため、もし辞めたとしても仕事の選択肢は多くあります。憧れの仕事として選んだデザイナーですが、心身ともに疲労しているなら体調を崩してしまう前に辞めることも良いでしょう。
最近はフリーランスとして活動する人も多いため、仕事形態を一時的に変えてみることもおすすめです。生活スタイルに合わせて適切な仕事を選び、快適なライフバランスを立てるようにしましょう。